松井博のレビュー一覧
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ネタバレ◆アップルの成功の秘訣
・やることとやらないことを明確にする
→やらないことを決めると組織が軽くなり、動きが俊敏になる
ex. 個人向けにフォーカスする、ビジネス向け事業はやらない、と決めた
常にイノベーションする、ほかの会社のまねをしない、と決めた
→製品を絞り込みユニークな製品の開発に成功
・手続き、決まりは簡素化する=考えやすくする
・ひとつのことにフォーカスする
会社の課題を一つに定め、それに一定期間全社員が取り組む
ex. 全マックの製品のインテルCPUへの移行
・製品開発の上流=コンセプト、ビジネスモデルに着目せよ
・顧客のメリットを明確に定義する
・直感的に使える商品
マニュアル -
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【ポイント】
4/スティーブ・ジョブズの偉大さというのは、マックやiPodを世に送り出した
ことではなく、アップルという「環境」を創ったことでしょう
会社が持つ文化や行動哲学が創り出す「環境」
47/アップルには、「秘密保守」と「自分の仕事には責任を持て」くらいしか
ルールらしいルールはない。 ←守るべきルールは最小限に
50/「やらないこと」もキチンと決める
57/顧客のメリットを明快に定義する
大ヒットしたアップルの製品は、そのコンセプトが「顧客のメリット」を
簡潔に表している。
「1000曲選べるミュージック・プレーヤー」
「ポケットにおさまるパ -
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あなたの存在そのものを有益だと感じてくれる人が1000人いれば、生活は成り立ちます。これがこれからの時代を生きる術です。
あとがきの一節が響きます。
そのために自分は今、どうしたらいいか?を考えさせられる本でした。
自分が自分らしくあり、
自分ならではの持ち味を発見する。
その創意工夫の過程において
効率が良い、は本当に大切か?
→回り道でしか見えない物
自分ダサっ!という敗北感はNG?
→そこから這い上がることが本番
弱音を吐ける相手がいるか?
→受け入れてくれる相手への感謝
やっぱり継続は力?
→挑戦し続けて、数打ち当たってこそ成功がある。
様々な観点から自分の持ち味の見つけ方を見直す -
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アップル、マクドナルド、モンサント、エクソンモービル。こうした企業は今や、帝国とでも形容するしかない力を持っている。国家に従属せず、税金を払わず、各分野で世界を支配するべく活動している。まさに帝国だ。このアナロジーに、帝国主義の発展と凋落の歴史を重ねてみても面白いと思った。こうした帝国がこのまま発展を続けていけるのか、それとも、歴史上の帝国と同様、いつか崩壊していくときがくるのか?興味深い。また、それぞれの帝国の仕組みも解説も面白い。こうやってやっていたのかと、感心する。無力感を感じないでもないが、利用してやるぜという意気込みも本書は与えてくれる。
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著者は、高校を卒業後に渡米してアメリカの大学で学び、日本企業に就職した後、アップルジャパンを経てアメリカ本社で7年間勤務した。情報源は海外のものが多く、食、IT、石油業界を紹介しながら、帝国の仕組みを分析している。
顧客を餌付けする強力な仕組みを持つことによって、ビジネスのあり方を変え、業界の頂点に君臨して巨大な影響力を持つ企業を、著者は「私設帝国」と名付けている。その例として、アップル、グーグル、マクドナルド、エクソンモービル、モンサント、ネスレ、コカ・コーラなどをあげる。私設帝国は、得意分野に集中し、本社機能は小さく、世界中から人材を獲得し、世界中に展開し、最適な土地で最適な業務を遂行し -
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様々なグローバル企業が、グローバル化し、市場を拡大していく上で筆者が倫理的に不適切なことに手を染めていることを主張している。
ただ、このようなグローバル企業において、企業のカルチャーやシステムが非常に優秀なグローバル人材を取り込んで活用していることについても言及。
グローバル企業がどんなことをやっているかというよりも、働いている人たちのカルチャーについて自分が知っていることの確信が持てて良かったです。
以下抜粋
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・本社で要求される能力をひと言で