小宮純一のレビュー一覧
-
無料版購入済み
大体この手の児童福祉ものって主人公が熱烈なヒーロータイプなことが多いんですが、この主人公は定時で帰りたがるわ、女のことしか考えてないわ、仕事内容何も把握してないわ、そんなクズみたいな状況から、だんだん仕事の大切さを学んでいく、というスタンスがとても面白かったです。コラムも充実していて、児童福祉の現状が学べるというのもいい。
-
Posted by ブクログ
コロナ禍特別編。
未知のウイルスである新型コロナの感染拡大で、マスクも品薄になり、全国の小中高校に対して臨時休校要請が出された頃。
このときには、親が働くことに対してどうなるのか、いつまでリモートなのか、復帰できるのか⁇
いや、生活できるのかさえわからず不安と恐怖、そして混乱していた。
それが罪のない子どもたちへ向けられて、家庭の中で居場所もなく、それだけでなく親からの暴力にどうすることもできない状況だった。
だか、根気よく回ってくれる児童相談所の児童福祉司たちによって救われる場合もある。
コロナ感染の危険もあって対応するのにも限界があるだろうが、誰かが気がついて対処しなければ命すら危 -
購入済み
胸糞漫画なんだけど
読んでしまう…。こんな酷いことが世の中にはゴロゴロたっくさん起こってるんだなぁと思うと…。虐待されずに育ち、虐待せずに子育てできている自分は幸せです。我が子をずーっと守って大切に育てていこうという気持ちが強くなる漫画です!
-
Posted by ブクログ
東日本大震災では、多くの人に「被災ストレス」と呼ばれるストレスが強くかかった、とされています。
大きな被害を受けた方はもちろんそうですが、不眠不休で対応を行わなければならない公務員、行方不明者の捜索を行う消防や自衛官、救急処置を行う救急隊や医師などにも、強くそのストレスはのしかかり、長い時間をかけて精神を病んでいくと言われています。
(実際、被災地の公務員の離職率は、震災から1年以上経ってから高くなるそうです)
今作は、東日本大震災で被災した地域で働く「児童相談所の職員(児童福祉司)」にスポットを当てた作品になっています。
職員がどういう思いで仕事をしていたのかという面もそうですが、避難所の -
Posted by ブクログ
ネタバレ奇しくもこの直前に読んでいた「ビーマイファミリー」同様、里親制度に関するエピソードが前半編に。
「里親制度」の普及が望まれるとはいえ、里子の対象となる子には愛着障害を抱えているケースも多く、またそのケアも一筋縄ではいきません。
今回のエピソードはそんな部分をかいつまんでわかりやすく伝えてくれているように思います。
後半編は児童養護施設から実家庭に戻った子とその母親のエピソード(途中まで)。
ペアレントプログラムを受けて更生(?)した母親と、その母のもとで一緒に暮らしたいという中学生の素直そうな男の子。
傍目には家庭に戻ることに何の問題もないように見えるけれど、実際はそうではなかったというとこ