あらすじ
新章『コロナ禍特別編』開幕――!
駆け出しの児童福祉司・相川健太は、今日も子ども達のために奔走中!
2020年春、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、人々の生活が激変。
その影響は、救いを求める子ども達にとっても深刻なものだった――
リモートワークや自宅待機、小学校の休校などで家族と過ごす時間も変化。
社会の不安を受けて児童相談所への通報も増える中、「泣き声が聞こえる」と通報を受けた健太は水口春紀の家を訪ねる。だが、両親からコロナを理由に春紀との面会を断られてしまい・・・
連載中も大反響だった『コロナ禍特別編』を収録した、最新第12巻!!
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Posted by ブクログ
コロナ禍特別編。
未知のウイルスである新型コロナの感染拡大で、マスクも品薄になり、全国の小中高校に対して臨時休校要請が出された頃。
このときには、親が働くことに対してどうなるのか、いつまでリモートなのか、復帰できるのか⁇
いや、生活できるのかさえわからず不安と恐怖、そして混乱していた。
それが罪のない子どもたちへ向けられて、家庭の中で居場所もなく、それだけでなく親からの暴力にどうすることもできない状況だった。
だか、根気よく回ってくれる児童相談所の児童福祉司たちによって救われる場合もある。
コロナ感染の危険もあって対応するのにも限界があるだろうが、誰かが気がついて対処しなければ命すら危ういこともある。
今回も近隣の聞き取りや子どもたちの声をしっかりと聞くことで、被害を防ぐ。
要所要所に挟み込んでいる児相現場の声も現実だからこそダイレクトに響いてくる。