国広正人のレビュー一覧

  • 穴らしきものに入る
    第18回日本ホラー小説大賞短編賞受賞
    もうね 突飛なストーリーに驚きなんだけど どうなるのか早く先が知りたくてグイグイ読めてしまった。
    そして驚きの結末・・・思わず寒気が走る!
    文句なく面白い。
  • 穴らしきものに入る
    いやあおもしろかった。
    かなりありえへん怪奇現象をテーマにした短編集。
    どれも奇妙な展開とすっとぼけた台詞回しで「らしさ」を持つ作家だと思う。
    この人の本がまた出たら絶対に読むだろう。
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1
    小林泰三『玩具修理者』
    沙藤一樹『Dーブリッジテープ』
    朱川湊人『白い部屋で月の歌を』
    森山東『お見世出し』
    あせごのまん『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2
    後半になるにつれ、インパクトは抑えてられていってる気がする。ただ、受賞作をまとめて読める意義は大きいと思う。収録作品は含めた本はほぼ絶版だし。未収録作品があるようなので、短編全集としていつか再刊してください。ついでに大賞受賞作全集もお願いします。
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1
    表紙のインパクトにつられて読みました。
    有名な「玩具修理者」が読めたのが嬉しかった。
    純粋にホラーっぽく怖かったのは「お見世出し」かなあ。
    「余は如何にして〜」は、生理的に嫌な感じ。
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1
    小林泰三の玩具修理者が突出して出来がいいと思う。ゾクゾクする恐怖でストーリーテリングも素晴らしい。他はスプラッターホラー要素が強くて、恐いというか生理的嫌悪感で恐怖感を煽るような所が気になる。
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2
    しばらくホラーから離れていた時期の受賞作なので「鼻」以外は初読。
    バリエーションが出てきたなって感じ。しかし、「穴らしきものに入る」のナンセンスさはすごい。
  • 穴らしきものに入る
    第18回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。
    ユニークなホラー短編5作。

    ・穴らしきものに入る
    ・金骨
    ・よだれが出そうなほどいい日陰
    ・エムエーエスケー
    ・赤子が一本

    背筋がゾクゾクするほどの恐怖はないものの、人間の恐怖に陥った際の滑稽な姿が哀れであり、クスッときたり、自分と重ねる部...続きを読む
  • 穴らしきものに入る
    穴に入れるようになった男、骨が金だった
    肌を焼く事を恐れる女、マスク病、あたりの赤子。

    ホラーというよりも、不思議な話ばかり。
    試したい、という思考は共感できる穴の話はともかく
    祖父の骨が金だった…には、家族の行動が恐怖です。
    いや、係の人もちゃっかり懐に入れてましたけど。
    人間が恐怖?

    肌を焼...続きを読む
  • 穴らしきものに入る
    異常な状況に遭遇した人達のドタバタぶりを描いた短編集です。

    何でそうなったのかと言うような説明は無く、いきなり変な状況に放り込まれた主人公達がうろたえたり開き直ったりする様が、時にはコミカルに、時には不気味に描写されていて、結構面白かったです。

    まぁ特に大したオチもなかったり、文章もところどころ...続きを読む
  • 穴らしきものに入る
    あまり良くない意味での、浮遊感。


    ようするに座りの悪さ。
    あくのない筒井康隆と言うか、お行儀の悪い星新一と言うか。

    タイトルはすごくいいなって思ったんだけど、
    続く金骨がつまらなくて、その続きの日陰のオチが弱くて、
    エムエーエスケーはテンポは良かったのにこれもオチがよくわからず。
    最後に至って...続きを読む