杉之尾孝生のレビュー一覧

  • 失敗の本質

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    敗戦の分析理由は、そのまま現代の日本企業に当てはまる部分が多い。ビジネスにおける必読書に位置付けられるわけがよくわかる。

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    2025年11月02日
  • 失敗の本質

    購入済み

    目的の明確化と共有が大事

    職場研修の参考テキスト。アジア・太平洋戦争における日本の負け戦から、仕事の失敗あるあるを学ぶもの😮‍💨特に学んだことは、何をするにも目的を明確化して皆で共有を図ること、判断ミスは目的不明確の時に生じ易いことである🤔ミッドウェー海戦では、ミッドウェー島確保か米空母撃滅か、レイテ海戦では、敵主力撃滅か敵輸送船団撃滅か、組織内で目的不統一のまま、ぐだぐだで作戦を遂行し、ミスが生じて負けたのだ😰さて、今まで業務の段取りは入念確認しても、目的の共有を図ったことは多くない。今後は気をつけよう🧐

    #タメになる

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    2024年08月14日
  • 失敗の本質

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    名著だというので読んでみましたが、めちゃくちゃよかったです。

    まず大東亜戦争の失敗エピソードが興味深く、日本軍の組織構造がそのまま現代の企業や政治組織のまんまだということに、ゾクゾクとした恐怖や危機感を味わいながら読みました。今もし仮に戦争になったら、また多くの犠牲者が出るような失敗をまさに今現代の組織でも行われていると思うと。。。

    アメリカ軍の合理的行動と対比させていたのもとてもわかりやすかったです。

    失敗エピソードを自身の組織に当てはめて考えてみるのがおすすめです。現場と本部での作戦の目的が共有されていないなど、あるあるですね。

    また、私自身も日本独特の「プロセス重視」「人情論」「

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    2022年08月24日
  • 失敗の本質

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    先の戦争でどうして負けたか。何が原因なのかを追究した本。
    ノモンハン事件(事件にしていることからして問題)から日本組織の弱点が露呈している。日本人の兵卒が超人的な忍耐力で極限まで戦っていたのに上官が糞では仕方あるまい。
    個人的には以下の3つが失敗の本質だと思う。①都合が悪いと隠す②フワッとした指示で部下に押し付ける③失敗を分析しないでまたやらかす
    クソみたいな組織だと思ったら壊滅したわけだが日本軍に関わらず日本型組織にみられる特徴として記憶しなくてはならない。というかバブルでまた敗戦を味わうわけだが…。

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    2021年04月15日
  • 失敗の本質

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    ノモンハン事件から沖縄戦を通して組織論としての旧日本軍の敗北を分析した名著責任の曖昧さや人間関係・情緒中心主義、失敗を顧みない姿勢は今も改善されていないと感じた単なる歴史本ではなく組織マネジメントの内容であった

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    2019年09月11日
  • 失敗の本質

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    本書は歴史の専門家と組織論、社会学の専門家6名がそれぞれの英知を結集し、組織論の側面から数々の無謀とも思える勝算の低い作戦がどのようにして策定、意思決定され、そして実施されていったかを検証したものである。ケーススタディとして、ノモンハン事件、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、インパール、沖縄戦 の6つの事例を抽出し、それぞれから導き出される共通性と、その背後にある組織としての普遍的な行動原理をあぶりだし、一般化を試みている。日本国民のみならず周辺各国にあれだけの多大な犠牲を強いた戦争からなにかを学び生かしていくことは、後世に生き、平和を教授しているる我々にとって責務であろう。

    情緒的な人間関係

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    2018年10月08日
  • 失敗の本質

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    失敗は成功のもとである。そして同時に失敗は、更なるドツボへの始まりにすぎない場合もある。
    本著では太平洋戦争で米国に破れた数々の局所戦(レイテ海戦、沖縄、ミッドウェー等)を振り返り、次に組織、戦略における日本軍の失敗について総括する。結局日本は局地戦での失敗を次にフィードバックする事なく、戦いに敗れてしまう。
    30年も前の本のようで、パッと見難解そうな印象を与えるが読み物としても面白い。
    失敗をとらえ、自己修復する力。組織でも個人でも、この能力の有無は大きい。

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    2013年09月11日
  • 失敗の本質

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    日本軍がなぜ負けたかを組織論から、明解に解説した名著。

    ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄戦の戦闘を分析して、①戦略上の要因分析 と ②組織上の要因分析 から分析をしている。

    ①戦略上の要因分析では、戦略がなくなんとなくいきあたりばったりの戦略性のなさから、失敗につながったと分析している。

    ②組織上の要因分析では、空気が支配しているように、ロジックではなく、その場の雰囲気で組織が進んでいったことが明らかにされている。

    日本文化の以心伝心の文化では、言葉に出してロジックで表現することがないために、いろいろな意味で今の日本社会の病理をも的確に言い表していると思

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    2011年06月29日
  • 失敗の本質

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    本書は歴史の専門家と組織論、社会学の専門家6名がそれぞれの英知を結集し、組織論の側面から数々の無謀とも思える勝算の低い作戦がどのようにして策定、意思決定され、そして実施されていったかを検証したものである。ケーススタディとして、ノモンハン事件、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、インパール、沖縄戦 の6つの事例を抽出し、それぞれから導き出される共通性と、その背後にある組織としての普遍的な行動原理をあぶりだし、一般化を試みている。日本国民のみならず周辺各国にあれだけの多大な犠牲を強いた戦争からなにかを学び生かしていくことは、後世に生き、平和を教授しているる我々にとって責務であろう。情緒的な人間関係が入

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    2011年03月16日
  • 失敗の本質

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    最初読んだときはどこかで読んだようなお約束の失敗パターンかと思ったがこちらが大元かな。
    伝言ゲームも人数いくと質も落ちることも多々あるので基本のこの本に戻って今度は
    インテリジェンスの観点から探ってみたい。絶対処分しない本。

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    2009年10月04日
  • 失敗の本質

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    大東亜戦争の失敗事例を組織論の観点から分析している内容だが、現代でも当てはまることが多く学びの多い本。
    自分の読解力だと難易度が高かったこともあり、読み終わるのに時間がかかったが面白かった。

    失敗の本質は何個か挙げられていたが個人的には特に3つのことが考えさせられた。
    ①情報の軽視
    会社でも他の部署が何を考え何をやってるかわからないことも。結果組織として一貫性のない仕事となっていることが多い。
    ②過去の成功事例に過度に適応しすぎた組織体
    これは大企業の方があるのでは?という気がした。適応しすぎて硬直化し、いざ環境が変わっても変化できない。最終的には外圧でしか変われていないというのが悲しい。

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    2025年01月31日
  • 失敗の本質

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    太平洋戦争での失敗とされる6つの作戦について、前半でその経緯、後半で論理的な分解と分析が記されている。

    ガダルカナル島やインパールで多数の犠牲者が出たということはなんとなく聞いたことがある程度の知識で読み始めたが、書き手の思想を排除して、ひたすら淡々と当時の事実が述べられている前半が特に面白かった。戦後すぐの文献が使われてたりして言葉が難しかったり、史実が気になったりする度にググって確認しながら夢中で読んだ。
    前半部を読むだけでも、日本軍という組織の良くないところが分かるんだけど、後半の分析部を読んで前半で自分なりに感じた感想の答え合わせをし、さらに理解が深まるという感じ。

    負けると分かっ

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    2022年06月04日
  • 失敗の本質

    ネタバレ

    決断と責任と空気

    この本を読みながら感じたことは、決断と責任と空気について、自分も慎重に考える習慣をつけたほうが良いということだ。

    特に忖度というか、場の雰囲気(空気)との付き合い方について、自分はどう向き合うべきかを考えさせられた。

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    2021年01月16日
  • 失敗の本質

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    日本軍がなぜ負けたのかについて解説し、その原因が生まれた理由と、現在への反映を試みている。
    物量で劣っているという点以外に多くの原因が見つけられている。
    陸軍は白兵戦、海軍は戦艦戦を重視し、戦術の進歩についていけなかった。情報の入手と兵糧の軽視。目的のあいまいさと組織の人情主義。奇抜な考えが生まれない制度と雰囲気。
    有事の際の官僚制の欠点をついているが、それに対応するにはどうするのかは考えないといけない。

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    2014年06月11日
  • 失敗の本質

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    日本軍といまの企業組織はまるで同じ。あ、これあるわー、と頷く分析がたくさん。察する、空気、人情、どれも日本の文化。最近の積極的平和主義とか危ないにおいがぷんぷんするし、過ちを繰り返さないためにも知識としていれておいたほうがいいと思う。

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    2014年02月23日
  • 失敗の本質

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    太平洋戦争における日本軍という組織の問題点をターニングポイントとなった戦い毎に解析し、問題を振り返るもの。
    全般に、ほぼ「組織内融和」、「二重目的」という2つの要因に集約している。

    ① 「組織内融和」とは、是非の判断を行う際、人間の感情(特に「面目」や「恥」)を使用して実施する「優先度判定」である、ととらえた。例えば、ある進軍の是非をとらえる際、「あいつは関係が深い後輩だから『無条件に』後押ししてやろう」とか、そういうものであろう。
    それが組織を運営する上で問題だったか、というと、「根拠なく後押ししたらいけない」、ということなのだと思う。信頼関係が構築できていれば、後押しすることはよくある。

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    2012年08月27日
  • 失敗の本質

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     学術的な本なので難しい部分はあったけど、組織論に少しでも関心のある人は読むべきだと思う。組織論のバイブル的な扱いも受けているし、日経でもこの本を解説するコーナーがある。
     日本軍がなぜ大東亜戦争(第二次世界大戦)で敗北したのかを組織論的な観点から論じている。読み進めていると、「こりゃあ、酷いな」と日本軍の実態に驚くはずだ。陸軍では奇妙な人情主義がまかり通り、作戦で大失敗した指揮官が「かたき討ちさせてくれ」と懇願すれば、重要な作戦に再び起用する。海軍は日露戦争での日本海海戦の大勝利の経験が忘れられず、古くなってしまった決戦思想に執着する。
     単に日本軍を批判する本ではない。日本軍の失敗から、組

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    2012年07月17日
  • 失敗の本質

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     客観的事実が容認されず、トップが絶対であるという組織の論理と精神的なもの(気合とか心構え)が絶対なのだという空気が支配するとき破滅に向かうことになる。

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    2011年03月21日
  • 失敗の本質

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    ネタバレ

    古く悲しい印象。

    いわば戦争研究からでた日本の敗戦の記録とその考察。

    本というよりは論文に近い、それもあいまいな。
    昔の事を蒸し返すのだから確かな言及はできなさそう。

    日本が負けた原因はおそらく物量だろうけど、それ以外に関してもよくまとまっている章がある。

    そして結構今の日本の組織ってこの当時から変わってないんだなって思って悲しくなった。

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    2011年01月08日
  • 失敗の本質

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    太平洋戦争を戦った日本人と現代の国際社会で戦っている日本人の基本的な思考構造はかわっていないことがわかった。
    当時から日本人は空気を大事にし、現場の自律対応は得意だが、大局的な戦略目標を持つことが苦手。ダブルループの学習ではなく、シングルループ的な学習等。
    先の対戦でもそのような思考では生き残れないということがわかっているので、その教訓を今後活かしていきたい。

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    2010年08月18日