小倉ヒラクのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多くの人が書いているように、本書は読む人を選ぶと感じる。
食、発酵、文化の学術的な側面と、例えに使われる美術、音楽的な側面と、喋り言葉のままではないが、どこか引っかかる文章的側面。ある程度前提の知識があって細かく読まなくても済む人はわりと違和感なく読めるし、例えと文章的な部分に着いてこれないと頭に入ってこないまま終わってしまう。
内容はとても面白い。食はそもそも文化であり、その食の一部としてその地域の風土の中で育ってきた人と菌の関係から生まれた発酵プロダクトもまた文化だ。その発酵プロダクトから、その地域の風土、歴史、文化を逆算し、さらには他の地域などと比較し、ルーツを探る。
現在、発酵食品ブームはブームから、菌のように社会に根を張り直したように思える。衰退しつつある発酵プロダクトが復活し地域活性化に繋がり、食文化と社会の繋がりと、人と菌の繋がりを、切っても切れないものだよなぁと読んでいて改めて感じていた。
すんき食べてみたいですねぇ。