小倉ヒラクのレビュー一覧

  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

    Posted by ブクログ

    多くの人が書いているように、本書は読む人を選ぶと感じる。
    食、発酵、文化の学術的な側面と、例えに使われる美術、音楽的な側面と、喋り言葉のままではないが、どこか引っかかる文章的側面。ある程度前提の知識があって細かく読まなくても済む人はわりと違和感なく読めるし、例えと文章的な部分に着いてこれないと頭に入ってこないまま終わってしまう。
    内容はとても面白い。食はそもそも文化であり、その食の一部としてその地域の風土の中で育ってきた人と菌の関係から生まれた発酵プロダクトもまた文化だ。その発酵プロダクトから、その地域の風土、歴史、文化を逆算し、さらには他の地域などと比較し、ルーツを探る。
    現在、発酵食品ブームはブームから、菌のように社会に根を張り直したように思える。衰退しつつある発酵プロダクトが復活し地域活性化に繋がり、食文化と社会の繋がりと、人と菌の繋がりを、切っても切れないものだよなぁと読んでいて改めて感じていた。
    すんき食べてみたいですねぇ。

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    2026年06月07日
  • 日本発酵紀行

    Posted by ブクログ

    下北沢の「発酵デパート」のお店のヒラクさんの著書。
    とてもマニアックな発酵食材の記録。

    その土地土地で、冷蔵庫がない時代に食材をどうやって保存させるかその知恵によって作り出されている産物。

    杉の木樽によって醸されている醤油醸造所は無くなって欲しくない



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    2023年04月28日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

    Posted by ブクログ

    語り口がやや軽薄で、しかも滑っていることに目を瞑れば、読みやすいし、内容もなかなか興味深い。

    発酵の中でも、日本酒、ワイン、味噌、醤油に絞った感じで、それ自体はよいのだけど、幅広く世界の発酵文化を概説した章が、最初にあったら良かったと思う。

    日本酒好きな人なら、読んでるうちにきっと飲みたくなると思う。

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    2022年01月03日