小倉ヒラクのレビュー一覧

  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    2020.7
    発酵についての本を大きく超えて、人や社会の形を問う本。発酵や微生物や菌との関係から人間や社会を考えるとこんなにおもしろいことになるのか。この世にいる生き物のひとつとしての自分のこれからの生き方のスタンスが何となく見えた。上に前に成長して進化して…じゃないな、もう。足元や全体や見えないものを感じて環の中の個としていってみようかなと。

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    2020年07月27日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    好著。ヒラクくん、さすが。
    発酵を文化人類学の手法で解明し、
    地域に根ざす発酵産品に光を与える。

    気持ちよいな。

    発酵デパートメント行かなきゃ。

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    2026年07月08日
  • 日本発酵紀行

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    まだまだ発酵ブーム中。

    私的2冊目の小倉ヒラクさんは、
    「日本発酵紀行」。
    2019年に開催された日本の発酵文化を再発見するという趣旨の展覧会がきっかけになり生まれた本書。
    小倉さんがその展示のために47都道府県の発酵文化を調査する旅のさなか、制作チーム宛に送っていた旅のメモと写真がもとになって、副産物的に出版されたらしい。

    紀行文とあるだけに、前回読んだ「発酵文化人類学」にはなかった、なんとも言えないエモさがある。

    Podcastなどで拝聴する独特な口調、ことばの言い回しから、経歴だけでなくそのチャーミングなお人柄は存じあげていた。
    匂いや音、手触りなど、さまざまな五感に訴える直感的に

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    2026年06月24日
  • 僕たちは伝統とどう生きるか

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    発酵業界ではすでに著名人である小倉ヒラクさんの最新作。良い意味で書名から受ける印象とは違う読後感を持った。
    いきなりプラトンとアリストテレスの違いから「伝統」との関わりが問題提起される。とても興味深いし面白い。
    古今東西の巨人の肩に乗りながらも、小倉さんのフィールドに引き寄せて、ご自身の言葉で語っておられるところがとても自然体で好印象だった。

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    2026年06月05日
  • 僕たちは伝統とどう生きるか

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    発酵食品の専門家が伝統に向かい合う中で、伝統との付き合い方を提案してくる内容。
    伝統とは何かを哲学や歴史、工学や芸術などあらゆる点から著者の主観で受け取った内容を共有してくれる。
    視点が広がる一方で主張が強めな為、いーや俺はこう考えるね。と反論を考えながら読むことを楽しめた。

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    2026年04月12日
  • オッス!食国 美味しいにっぽん

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    日本の食のもとがわかる

    食文化というと、江戸からのことが多いけれど
    調味料の成り立ち、
    食べていたものがまったく違う時からの日本の食を俯瞰できる一冊

    ついつい昔のものたべてみたくなる
    縄文食もまなんでいるので、とても参考になった

    特に味噌!出汁っ
    健康の源でもあり、地域の特色、取れるものによって違うことは興味深い

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    2025年09月22日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    発酵×地域文化で発酵文化人類学。それぞれの地域の風土に併せてどんな発酵文化が生まれてきたのか少しマクロ的に教えてくれる。そして発酵の基礎についてもかなりの紙幅が割かれている。

    過去からの技術や知識の体系を追ってみると、なぜそんなことができたのか?と不思議に思うことが多々ある。キノコの可食判定もそうだし、フグの肝の糟漬もそうだけど、たくさんの犠牲なしには成り立たなそうだ。発酵もそのひとつ。目に見えない微生物の働きをどう技術として習得して生活文化にしてきたのか。もはや先人への尊敬しかない。

    現代では工業化された発酵がほとんどで自分で漬物も漬けなくなったし味噌も作らなくなった。発酵と腐敗を区別せ

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    2025年04月29日
  • アジア発酵紀行

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    かなりエキセントリックでアナーキーな発酵道を足でかせいでることが発酵というフェーズだけではない厚みを生み出している。
    政治的であり、歴史的であり、宗教的であり、人情でもある。
    発酵とはトレンドではなく、人が生きる営みなんだということがわかる。必要だから発酵があり、見えない発酵が、その文化が醸されていったのたろう。
    麹と糀。茶の道。酒。宗教。
    何をとっても面白い。

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    2024年11月08日
  • 日本発酵紀行

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    写真が使われ読みやすい。
    そして、かなりニッチな発酵の文化に足を踏み入れているので、とても興味深い内容だと思う。
    日本に生まれたことを誇りに思うほど、日本の発酵はレイヤーが多様である。
    この辺り、どうにか、面白がり、その面白がりをつなげていくしかないなと感じる。

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    2024年10月31日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    発酵×文化人類学!?
    最初びっくりしたが、読んで納得。

    それぞれの地方で獲れる食材と、その場所で生きている菌類を、人間があれこれ工夫して活動させて生まれたのが発酵食品なのだから、文化的な営みでもあるというわけだ。
    ブリコラージュ(レヴィストロース)とか、贈与とかはまあ、お嫌いな方は読み飛ばしてもよろし。
    独特な文体(「~であるのだよ」)で、軽々と、ジャンルの垣根を飛び越して、面白さを伝えていく。
    「正直詳しくないんだけど…」と思いながら読み始めたが、こういうビギナー読者にもやさしい本だ。

    発酵はたしかに、今やちょっとした社会現象だ。
    身の回りをふりかえると、塩麴、甘酒のブームが来ているから

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    2023年04月09日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    【カビとともに生きるロマン】

    柑橘類には緑のカビ
    いちごには毛(?)の長い白黒のふさふさしたカビ
    メロンは黒斑のカビ
    うんうん、カビって生えるものとの相性があるよね。
    おもしろいよねー。

    昔、酵母汚染!という主張に関わることがあって
    そのとき初めて酵母や乳酸菌のこと調べて
    実際問題、酵母や乳酸は味方にするととても心強く
    そして逆に敵とみると超やべえやつ
    という知識があった。
    だって当たり前に存在するものですよ。
    それを人間の生きる環境下から除去するって、
    …how?

    発酵と腐敗は同じもので、
    要は人間がその状態をよしとするかどうかであって。
    ちなみに確か乳酸菌数の上限値縛りがあるのは

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    2023年01月24日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    これに感化されてもやしもんが気になっている。表紙が可愛くて手に取っただけだったが、単なる発酵の仕組みを学ぶような本ではなく、人間と自然の関わり等まさに人類学的な部分もあり、著者の一見バラバラに見える興味関心(デザイン・発酵・)が線でつながった様子は、まさにconnecting the dotsなのかな、と。

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    2022年08月16日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    親しみやすいユーモラスな文章。お酒に関する章、最終章が好みだった。最後まで読んだときに、タイトルが『発酵文化人類学』たる意味が深く理解できた。

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    2022年05月14日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    発酵文化人類学

    発酵の仕組みと文化人類学を初めて学ぶには、非常に良書。個人的には文化人類学に関しては既知情報が多かったが、発酵の仕組みを学ぶことができたのは面白かった。発酵とは、腐敗と紙一重の奇跡であり、人間の役に立つかで正否が決められている唯心論的なものであるという冒頭の一文は唸らせる。
    発酵とブリコロールのところでは、日本の農村の大豆の使い方の多様性に改めて驚かされる。農村では、米、大豆が主な収穫物であるが、大豆をもとにした醤油、味噌、豆腐、納豆、米をもとにした米麹や日本酒など、非常時にバラエティに富んでいる。豆腐の味噌汁なんでものは塩と大豆に工夫を凝らしたものにすぎないが、その工夫とい

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    2021年05月31日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    発酵が人類の生活を向上させている。しかし発酵と腐敗は表裏一体。人間がコントロールするためには未解明なこともたくさん。醸造家は微生物とのコミュニケーションしている。それを頂きながら醸造家とコミュニケーションする。生きる意味に踏み込めるテーマ。面白かった。

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    2021年03月07日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    おもしろかった。かつて学んだ文化人類学がこんなふうに立ち上がってくるのはとても楽しい。特にPART2の風土と菌のブリコラージュは、著者の考え方が伝わってきて興味深く読めた。
    ただ、読みにくい。本書がおもしろくてわかりやすいこととは別である。ブログを元にしているということだからか、体系的ではなく(そこは著者も冒頭で述べている)、見出しがないのも難点だろう。大文字が見出しかと思いきや違ったり、所々に1行空きが挿入されるのもブログの名残りか。図と文章の連携も甘く、これは著者のせいというよりは編集者のせいとも言える。
    日本各地の醸造文化の紹介にはワクワクさせられる。続刊に期待!

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    2020年08月23日
  • 僕たちは伝統とどう生きるか

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    ネタバレ

    総括

    問題提起

    本書のテーマ
    プロローグの「選択肢そのものがなくなり、自分たちの伝統を失う危機なのです」という問題提起。
    のほほんとされているいつもの文体は控えめに、ギョッとさせるところから話は惹きつけられる。

    前著『発酵文化人類学』との比較

    前著の到達点
    前著『発酵文化人類学』は「発酵とは何か」を人類学的・生物学的に体系化した本。

    核心的な概念はレヴィ=ストロースのブリコラージュ。
    「手元にある限られた素材で問題を解決する」という思考が、発酵文化の本質と完全に一致することを著者は示した。
    マリノフスキーの贈与論、ベイトソンの生態系論まで展開し「発酵とは微生物と人間の贈与経済である」

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    2026年06月15日
  • 僕たちは伝統とどう生きるか

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    ネタバレ

    <目次>
    プロローグ あなたにとって、伝統とは何ですか?
    第1章   大文字の伝統と小文字の伝統
    第2章   「歴史」の誕生、さびしさの地平融合
    第3章   発酵~見えないものとつむぐ伝統
    第4章   民藝~つくることの伝承
    第5章   鵜飼~異なる存在と、風土を旅する
    エピローグ 向かい合うな、となり合え

    <内容>
    山梨県甲州市で、発酵食品のプロデュースをしている著者。全国、いや全世界を巡りながら、「伝統」と向かい合い、大きく変化している地球を考える。そのキーワードが「伝統」。もはやこのワードは死語に近いが、発酵以外に、民藝(柳宗悦)や鵜飼を元に、生きることを考える。

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    2026年06月13日
  • 発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

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    多くの人が書いているように、本書は読む人を選ぶと感じる。
    食、発酵、文化の学術的な側面と、例えに使われる美術、音楽的な側面と、喋り言葉のままではないが、どこか引っかかる文章的側面。ある程度前提の知識があって細かく読まなくても済む人はわりと違和感なく読めるし、例えと文章的な部分に着いてこれないと頭に入ってこないまま終わってしまう。
    内容はとても面白い。食はそもそも文化であり、その食の一部としてその地域の風土の中で育ってきた人と菌の関係から生まれた発酵プロダクトもまた文化だ。その発酵プロダクトから、その地域の風土、歴史、文化を逆算し、さらには他の地域などと比較し、ルーツを探る。
    現在、発酵食品ブー

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    2026年06月07日
  • オッス!食国 美味しいにっぽん

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    塩と醤油、味噌、だし、お茶、おすしなど身近なもの食材の歴史を通じて「食べるとは何か?」と考えるきっかけになる1冊。神様の時代から、日本人は食べることに拘ったんだと気づく。民俗学的な視点も多く含まれていて興味深い。ただ、文体が不統一(砕けた口調が急に差し込まれる)なのは読みにくくて気になったな…

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    2026年01月07日