僕たちは伝統とどう生きるか
  • NEW

僕たちは伝統とどう生きるか

1,056円 (税込)

5pt

4.8

材料がない、儲からない。
それでも伝統の担い手たちが「つくり続ける」のは、なぜか。

新しさ追うデザイナーから異色の転身、発酵の専門家となった著者が出会ったのは、
土地の〈記憶〉を未来へとつなぎ、自然と隣り合って生きる、
弱い人間の強かな“生存戦略”としての「伝統」だった――。

哲学・文化人類学・民俗学など複数の領域を縦横無尽に行き来する著者が、
ジョージアワインから日本酒、民藝まで、豊かで芳醇なエピソードとともに見せる、
驚くべき「小さな伝統」とものづくりの世界。

「つくるのは私ではない、微生物である」と味噌や酒をつくる醸造家たちは言う。
それは「つくる」を手放すということだ。
――「第4章 民藝 つくることの伝承」より

伝統が、ひとりの個人としてこの社会に生きることからの逃避になってはいけない。
今僕たちに必要なのは、すぐとなりの誰かを信じるための足がかりとしての伝統だ。
――「第4章 民藝 つくることの伝承」より

▼内容紹介▼
〇 歌舞伎だけじゃない! 醸造蔵にもある「襲名制度」
〇 共産主義によって「消滅の危機」に瀕していたジョージアの伝統的ワイン
〇 日本人とクジラの「深い関係」浮かび上がる、佐賀県呼子の松浦漬け
〇 美味しいお酒づくりの極意は「『自分』を殺す」こと
〇 「土の声を聞く」ために技術磨く、沖縄の伝統的焼き物やちむん
〇 ヒトラーは化学肥料を嫌っていた……排外主義と有機農業が「結びつく」瞬間
〇 岡本太郎の民藝批判にみる「オンリーワンうんち野郎」の精神
〇 ぎふ長良川鵜飼の「となり合う」伝統

▼目次▼
プロローグ あなたにとって、伝統とは何ですか?
第1章 大文字の伝統と小文字の伝統
第2章 「歴史」の誕生、さびしさの地平融合
第3章 発酵 見えないものとつむぐ伝統
第4章 民藝 つくることの伝承
第5章 鵜飼 異なる存在と、風土を旅する
エピローグ 向かい合うな、となり合え
ブックガイド

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

僕たちは伝統とどう生きるか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    伝統や歴史、文化など大きく抽象的なものであっても、個人としてどう向き合い考えて動くのか、自身の趣味でいうと銭湯であったり町づくりであったり、いろんなところで立ち止まって考えないといけない、これからの時代どうやって生きていくか、生活と伝統をもう少し距離を縮めることができないか、もっと身近に色々な伝統が

    0
    2026年04月17日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだヒラクさんの著書で1番読みやすかった。 「伝統は守るべきか?」と聞かれたら、きっと多くの人が「そうだ!」と頷くはず。けれど、具体的に何をどうすればいいのかまで考えられている人は、私を含め意外と少ないのかもしれない。 本書で語られる「大文字の伝統」と「小文字の伝統」の定義、そして”小さな伝

    0
    2026年04月07日

    Posted by ブクログ

    アリストテレスから鵜飼まで

    時代を経て現代に存在する「伝統」について思考する旅にでる感覚。

    お硬そうなタイトルですが、
    著者ならではのユーモアを交えた、カジュアルな文体によりサクサク読み進めることができます。

    個人的には最終章のメッセージがとても良かった。
    定期的に読み直すことになりそうです。

    0
    2026年04月04日

    Posted by ブクログ

    発酵食品の専門家が伝統に向かい合う中で、伝統との付き合い方を提案してくる内容。
    伝統とは何かを哲学や歴史、工学や芸術などあらゆる点から著者の主観で受け取った内容を共有してくれる。
    視点が広がる一方で主張が強めな為、いーや俺はこう考えるね。と反論を考えながら読むことを楽しめた。

    0
    2026年04月12日

僕たちは伝統とどう生きるか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

小倉ヒラク のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す