河合拓のレビュー一覧

  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    ー アパレル業界はこの10年で劇的に変化しており、消費者の購買の後押しをする媒体は「ファッション雑誌」から「ライブコマース」に変わり、購買の主たる場は「リアル店舗」から「EC」へのシフトが進んだ。さらには「大御所」によるトレンド予測は「ビッグデータ解析」によるデータ分析へと変わり、商社など中間流通のビジネスモデルは「ものづくりの会社」から「投資会社」へと転換している。こうした変化は、競争環境の変化が引き起こしたのではない。技術または技術によるオペレーション効率化による業態進化である点がポイントだ。

    問題は、アパレル企業の経営環境が、その進化を吸収できないところまできている点だ。 モノで溢れる

    0
    2022年12月10日
  • ZARA、ユニクロ圧勝の秘密を明かす 生き残るアパレル 死ぬアパレル

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章いまアパレルに何が起こっているのか?
    第2章アパレルの勘違い
    第3章デジタル化とその先へ
    第4章プラットフォーマーが仕掛けるアパレル大再編
    第5章ZARAとユニクロ圧巻の秘密と真のデジタル戦略
    第6章百貨店の復活戦略
    第7章ユニクロに勝つためのデジタルSPA戦略
    おわりに

    P144商社がバリューチェーンを整理整頓し、クラウド上にPLM
    を中心に、3DCADやロボティックスの技術を連携させ、
    紙と鉛筆でなされている生産管理業務を効率化し、
    競争力のあるバリューチェーンを作り上げるハブになるべきだ

    P145下工程のアパレルやSPA型リテーラーの

    0
    2021年07月23日
  • ZARA、ユニクロ圧勝の秘密を明かす 生き残るアパレル 死ぬアパレル

    Posted by ブクログ

    アパレル業界の問題・課題をZARA・ユニクロの強みを引き合いに解説されているが、著者の経験からくる解像度の高い内容が切れ味鋭く表現されているところが特徴。
    ZARAの強みとして一般的に認知されているであろうクイックレスポンスや高速配送、短いリードタイムも、実例を挙げた上でそんなものは日本国内で20年前からやっている、とバッサリ。真の強みは世界中に存在する数万人のリサーチャーであるとのこと。
    等々、色々と衝撃的でした。

    0
    2021年02月28日
  • ZARA、ユニクロ圧勝の秘密を明かす 生き残るアパレル 死ぬアパレル

    Posted by ブクログ

    アパレル業界は、いまのビジネスの縮図とも感じる。だから、アパレル業界を深く学べる本書はとても学びが多い。

    最近はいろんなコンサルファームが本を出しているが、だいたい総論を整理しただけの本が多い中で、ここまで主張が明確な本は他にはない。
    私はとても好きな一冊でした。。。
    というわけで、前作も読みます

    0
    2020年08月27日
  • ブランドで競争する技術

    Posted by ブクログ

    アパレルについてビジネス観点で捉えたい人には必読。

    ・競争相手に対して相対的な価値を高めるステージから、絶対的な価値を確立するステージに入っている
    ・ブランドとしての輪郭を持つためには、そのブランドしか持ち得ない特徴的な価値を確立すること。
    ①機能価値
    ②サービス価値
    ③イメージ価値
    これらの価値軸を定義する。
    ブランドとは、顧客から見た時のこの差別化された価値の品質保証ということ。提供価値を約束する品質保証であり、それを体現するのが商品。
    ・まずは相対的優位性を持ち、そこから絶対的優位性を持つ価値にしていく。

    ・ビジネスにおける答えというものは借り物であってはならない、そもそも正しい答え

    0
    2020年04月30日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章今、服が売れない本当の理由
    第2章SDGSがアパレル産業を壊す
    第3章アパレル産業を全滅させる過剰在庫撲滅の方法
    第4章既存ビジネスをぶち壊すデジタルアパレルの衝撃
    第5章正しいD2Dはこう作る
    第6章ビジネス激変、新時代のマーケティングとKPI
    第7章アパレルDXの正しい手法と手順、流儀
    第8章ユニクロ、百貨店。伝統的APの10年後
    第9章アパレルが生き残るための最終条件
    おわりに

    2022/9/6第1刷

    0
    2025年10月12日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

     一般消費者として知らなきゃいけないアパレルの問題点と思って読み始めたが、実際には熾烈な競争にさらされながらアパレル業界で生き残っていくために、知っておかなければならない実践的ノウハウの書だった。数多のクライアントの要求に応え、戦いながら成果をあげてきた著者ならではの知見が開陳されているのだが、無能な管理職、老害、グレイヘアへの舌鋒鋭く、その憎悪の的となり近い将来リストラされる可能性のあるベテラン経営陣は針の筵でしょうね。恐るべし、新自由主義。

    0
    2024年10月06日
  • ZARA、ユニクロ圧勝の秘密を明かす 生き残るアパレル 死ぬアパレル

    Posted by ブクログ

    大量廃棄されるアパレル、、
    ZARAが人気な理由がわかった気がする、たしかに大量に服が溢れてるわけじゃないし、ちょうどいい量、しかも行く度に服の季節が変わっていく

    0
    2024年01月15日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    アパレル経営コンサルタントが、日本の問題を糾弾。
    欧米のsdgs もしくはDX化の流れについていけない旧態依然の日本の企業は厳しいという話。非上場会社が多く予算を達成するためにつくりすぎてしまい処理していない在庫を多く抱えている。
    ECや新システムによる需要予測と言う前に、プロパー消化率、値下げ品のオフ率、残品率、商品企画原価率の、4KPIを管理しないといけない。シーインのビジネスモデルは、時流を捉え、中国の工場から余剰な製品を仕入れ、SNSでの露出、ECでささげ写真を仕上げ、関税のかからない個別郵送で消費者に届ける。

    0
    2022年11月16日
  • ブランドで競争する技術

    Posted by ブクログ

    どちらかといえばアパレル業界の戦略について書いてある。機能価値、サービス価値、イメージ価値を高めて収益を向上させるという大前提と、そのために各社が実践している方法か紹介されている。
    興味深かったのは、ボディショップのイメージ価値で、消費者の直接的なメリットを訴求せずとも、会社が大切にするValueに消費者が共感するとこによってブランド価値が上がるというところ。詳しく勉強したいと思った。

    0
    2013年08月15日
  • ブランドで競争する技術

    Posted by ブクログ

    アパレルを中心に書かれてるが、他業界でも通用する内容が多く、とても参考になった。ITみたいな入れ替わりの激しい業界には、特にマッチする内容が多かった。あと、アパレル顧客のこと、なんとなく知ってたこともこれを読んで理解度が深まった。
    これ、いい本だ。

    0
    2013年03月19日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    著者が唱えたいことは、業界にいて痛いほど分かるがそこが現場単位で変えていけないで、どんどん会社の中にいる人が年齢層が高い人ばかりになっている。

    そして、居心地の悪くなった若い子から出ていっているのは事実。

    本書で書かれている事に間違いはないです。

    0
    2024年09月28日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    業界特有のゆでガエル体質って、内容に差異はあってもどの業界でもあることを実感。在庫の一括償却の重要性は理解できるが、これが最大の難題で大多数の企業はできないはなあ。言ってることは正論だと思うが、実行が非常に難しい。

    0
    2024年07月08日
  • 知らなきゃいけないアパレルの話―――ユニクロ、ZARA、シーイン新3極時代がくる!

    Posted by ブクログ

    アパレル業界にとって最大の問題は余剰在庫。

    過去30年の間に、アパレル市場の規模は3分の2に縮んだ一方で、供給点数は1.75倍に増えている。

    衣料品をSPAで上手に生産すれば、企画原価率は20%台まで下げられるが、非衣料品や完成品の仕入れ原価は40%以上。

    プロパー消化率=ある期間内での総投入量に対して、どの程度が正規価格で売れたのかを、金額ベースで算出する指標。

    現在のアパレルのプロパー消化率は、ブランド力が高い企業でも50%を上回ることはない。

    正しいOTB(調達調整 )が大事。
    そのために売上が未達の場合、新規の仕入れをせすが、売れ残った在庫を優先的に換金するべき。

    SHEI

    0
    2024年05月14日
  • ZARA、ユニクロ圧勝の秘密を明かす 生き残るアパレル 死ぬアパレル

    Posted by ブクログ

    なかなか本格的な話すぎて業界人でない自分には難しかったけど本気で学ぼうと思う人にはとてもいいのだと思う。

    0
    2021年11月15日
  • ブランドで競争する技術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    機能価値、サービス価値、イメージ価値という3つの次元によるブランド戦略。コンサルタントとしてファッション・ブランドに関するプロジェクトを中心に携わっていたようで、具体的な事例も多く、参考になる。
    クリエイターと呼ばれる人種が五感をフル活用して「次の世界を見ている」「次にくる『リアルなもの』が見えてくる」とか、出島理論とか。
    「変えるもの」「変えないもの」をしっかり定義する。この辺は自社のマーケティングにも使えるな。

    0
    2016年12月28日
  • ブランドで競争する技術

    Posted by ブクログ

    アパレル業界における企業再生の実情が良く分かる。

    ブランドで競争する技術、というタイトルで、
    著者の想いはブランド優位を築きたい全ての企業へ向けたアドバイスを
    狙ったと思うが、業種の違いを吸収して一般化するには、
    読み手に要求するレベルがかなり高いと感じる。

    ただ、一般化してしまえば、ありきたりの戦略論で、
    ・コモディティ化が進んでいる業界では機能や品質よりもイメージが競争要因
    ・どんな優位性かを決めたら、サプライチェーンや組織風土にしみこませて、
     真似できない優位性にする
    ・イノベーションはスピンアウト組織で

    という感じか。
    著者の商社での経験や企業再生コンサルティングにおける成功、

    0
    2014年11月21日