杉元晶子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ和菓子を実に美味しそうに食べる女子高生、それだけで推せる。
もしかしたら、無自覚ながら翔くんもそうだったかもしれないと思うのは、こちらの願望かな。
サブタイトルに「甘くない謎」とある通り、登場する不思議や厄介ごとは、どれも初手がぴりっと辛かったり切なかったり。
ただどれも相手の不器用さやちょっとしたすれ違いから起きたことであり、解決すると最終的はどれもほっこりできる結末になるので、和菓子のような優しい甘さが後味として残る作品だったと思う。
本当に総じてキャラが不器用なのである。
手先の問題ではなく、生き方というか、性格的な意味で。
もしくは若さゆえの青さというか。
特に翔くんの幼なじみ枠の先輩がね、誤解を招くレベル。
でもそんな彼だけは、謎が解決しても苦手なままだった。
彼も不器用な性格ではあるのだが、口が悪すぎて駄目だった。
すみません。
ゆえに美味しそうに和菓子を食べる鞠ちゃんは本当に癒し系だった。
それに友情なのか恋愛なのか、どちらでも美味しい鞠ちゃんと翔くんのほのぼの光景もたまらなくよかった。
この二人のやり取りも、いつまでも眺めていられる推しポイントだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ和菓子同好会発足に向けて動き出した鞠ちゃん。
以前からの友人に加えて、後輩に先輩に仲間が増えてきて、彼女の世界が広がっていくことを祝福したい一方で、翔と二人きりだった閉ざされた世界が開かれてしまったことに、ちょっとした寂しさも覚えたり。
彼との接点が減ってしまってるんですよね。
何だったら彼と仲のいい女性の先輩が出てきたせいで、ちょっとギスギスしてしまった部分も。
本来の鞠ちゃんは、相手を気遣えるいい子なんだけどね。
特に最初の話では、そんな彼女の良さがよく出ていた話だったと思う。
だからこそ、終盤のギスギスさは読んでいて胸が痛んだ。
幸い翔くんの方が何とも思っていなかったのでことなきを得たのだが……お陰で、読後感はすごくよかった。
それにしても、水無月ってあんなに種類があったんですね。
下が白で上が粒あんのものしか知らなかったので、作中で事件になる程種類があることにびっくりしてしまいました。
他のタイプの水無月も気になります。
あと、若鮎。
知ってはいるけど食べたことはないので、いつか食べてみたいです。
今回も和菓子が(というか京菓子か)どれもおいしそうでした。 -
Posted by ブクログ
あらすじに「ガール・ミーツ・ガール」と書かれているので百合作品なのかな? と思い購入しましたが、メインの登場人物である歩と涼の恋愛描写はありません。そもそも歩自体が男に恋愛感情を抱いている描写があります。作品内の表現的にもあくまで二人の関係は友情ととらえた方がいいのでしょう。だからといって男女の恋愛ものとして見るのには男の描写も薄いので、女同士の関係がメインの部活もの、青春もの、友情ものとして読んだ方がいいと思います。
ここまで少し批判的な内容となってしまいましたが、読んだ感想としては普通に面白かったです。将棋の内容のすべては理解できませんでしたが、ある程度は伝えたいことがわかりましたし、歩の成長と二人の友情の進み具合はとても丁寧でした。
面白くてあっという間に読み進めることができたのですが、期待していた百合ではない不満で点数を引いてしまいました(あらすじ詐欺はやめて欲しいです)。百合だと期待しないで出会ってたらたぶん満点を出していたと思います。