三島邦弘のレビュー一覧

  • 出版という仕事

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    「出版社の仕事ってどんなことやるの?」
    「出版の仕事のおもしろさって何?」
    そう思ってる人にこそ、読んでほしい。

    つくる、届ける、商売する、読む。
    こうした要素が有機的に関係し合ってひとつの生態系を形作っている、出版という仕事の現実について。

    「出版の仕事って、やっぱりおもしろいよね」
    読み終えた時には、きっとそう思えているはず。
    僕がそうだったから。

    『出版という仕事』三島邦弘

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    2025年09月03日
  • 出版という仕事

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    新進気鋭の出版社の社長本。具体例をもとに、編集だけでなく、営業や業界独特の流通など、オリジナリティはありつつ、わかりやすく解説している。

    出版以外にも参考になることとして、面白がることを掘り下げて説明していることが挙げられる。

    仕事に興味を持つとは言われても、なかなかできることではないが、コレができるかで仕事へのスタンスは大きく変わると思う。

    また、商業出版ならではのコストの話は、売り物である限り、全ての仕事人に役立つと思われる。

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    2025年08月10日
  • 出版という仕事

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    #ヨンデルホン
    #出版という仕事 (ちくまプリマー新書 497) / #三島邦弘(#筑摩書房)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    日々多くの新刊が出ている裏に返本四割の現実があり、取次の口座をもつ店だけが「書店」として数えられる実態があることを知った。「出版」がおもしろいということも。

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    2025年07月30日
  • 出版という仕事

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    出版の仕事はなくならない。変化する世界とともに言葉もまた変わり続ける。
    出版不況と声高に言われる今だけど、希望を持てるような本だった。

    本作りの裏側を垣間見ることができて目新しさもあった。日常の中で、おもしろマグマを捉えられる心眼を養っていきたい。

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    2025年07月29日
  • パルプ・ノンフィクション 出版社つぶれるかもしれない日記

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    ミシマ社の代表、三島さんの奮闘記。
    今まで、これから。
    常に熱く本を作り、売ってきた三島さんの魂の言葉。すごい。

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    2020年05月01日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    「ぼくは日本一楽しい仕事をしている」といいきる三島さんの著書。
    ミシマ社の設立から、城陽オフィスの設立、京都市内オフィスの設立まで。そして、ミシマガジンをめぐるドタバタ劇。
    こんなに場当たり的な経営(といえるかも怪しい)なのに、こんなに明るくて、自身の思想をきちんと貫いているのは、三島さんほんとうにすごい。自分が生きていくうえでのいろんなことに対して、余白というか、未知の部分を持っているのはほんとうに大切。「不安定であること」をここまで楽しんでいるひとは、なかなかいないと思った。
    読んだあとは、すがすがしい気分にさえなった。いい読書体験でした。

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    2014年11月17日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    とても興味深く読んだ。というか、ものすごく共感しながら読んだ。
    禅か武道かなんかで同じような概念があったような気がしないでもないけれど、言語と非言語の境目にある「あれ」が浮かび上がってくるような心持ちだった。

    偶然なのかもしれないし、必然なのかもしれないけれど、同じ時期に読んでいた佐久間裕美子『ヒップな生活革命』も、アメリカでも同じような現象(と僕には読めた)が起こっていることをさまざまな角度から紹介していた。
    これって一体どういうことやろう?「あれ」は日本っぽい考え方というか姿勢というか生き方かと思っていたけど、「あれ」の入り込む余地がないと思っていたアメリカでも日本と同じ流れにあるとは。

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    2014年10月15日
  • 出版という仕事

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    友人と今年上半期の芥川賞・直木賞が該当作無し、ということについて激論になったことがあります。そんなことで激するなよ、って感じのおっさん酒飲み話でお恥ずかしい限りですが「今の書店の苦境を考えれば作品の質とかの上から目線で話題を作る機会を逸するのは許せん!」というのが友人の主張で、自分の知っている出版社の経営者が「必ず年2回出すって必要ないんじゃないか?」って言ってたと伝えたら、だからダメなんだ!と怒られた訳です。失敗しました。でも本を愛する人は本屋さんが苦しんでいることを看過できないのだなぁ…と感じました。そういう意味では自分も一緒です。このちくまプリマー新書は若い世代に世の中の仕組みのことを先

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    2025年10月27日
  • 出版という仕事

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    なるほど聞いたことのある出版社の方だ、というのが第一印象。
    自伝的な語りで、出版文化を守ると声高に叫ぶようなテイストといった感じは薄く、出版業界のビジネスの流れを追いつつ、そのありうべき形を模索している。
    書店の減少が叫ばれる中で、実態としての個人書店の立ち位置などは知らない事実だった。

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    2025年10月04日
  • 出版という仕事

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    本がどのように作られていくのか。

    わくわくする気持ちで読み進められました。
    ミシマ社さん、引き続き目を離せない!と思いました。

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    2025年07月20日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    最近お気に入りのミシマ社、三島さんのご著書。
    念、呪、解毒というキーワードに「おおお!」となりました。

    三島さんの熱量と人としての魅力にぐいぐい引き込まれる内容で、ミシマ社の本をもっと読みたくなりました。

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    2025年07月15日
  • 出版という仕事

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    ふと手に取って。出版の中にいる方が、出版に対する面白さや希望・展望を溌剌と語ってくれる本は明るくて面白かった。し、こんなに真剣に向き合われているんだと思うと有難いような、応援したいような、元気をもらえるような気持ちになる…笑。本好きとして出版や本の制作に関わってみたいと思いつつ、いつも横目に眺めていた人生だけれど、改めて面白いなあと思った。

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    2025年07月13日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    ミシマガサポーターをしているので、オフィスの移転は知ってはいたのですが、こんなに逡巡されていたとは・・・と驚きました。
    城陽市から京都市内への移動は単に社屋の賃貸問題なのかと勝手に思っていたので。

    自分自身がバスも電車も時刻表など気にしたことがなく(5分待たない)、それが当たり前だと思って育ちました。
    現在は都内まで電車で1時間弱、最寄駅は無人駅という地方に暮らしています。時間によって最寄駅では自分しか乗降しないことも珍しくない暮らし。都内の職場から帰ってくると「しーん」と空気が澄んで心底ほっとします。
    ただ、これは職場が都内で、その途中にも何でも揃う地方都市があるから成り立つ暮らしなのかと

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    2014年12月16日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    いまだ書かれぬ何かを感じ、編み、読み手に届けるのが編集者。その極意は「何もしない」を全身全霊で行うこと。



    バブルのようなガツガツの熱さとは一線を画して、でも日々熱く過ごす。感覚的すぎて、支払いが危うくなったりもする。



    幼い頃にもっていたはずの感覚を失っている、ということは、多くの人が感じることだろう。僕もそうだ。感覚を取り戻しながら言語化もすすめる。そんなことが出来るのだろうか。作家であればまた違うのだが、編集者とは、まず真っ白になる、「何もしない」を極めて見る、ということ。



    本書でも触れられているが、電子書籍やらアプリやらが出版にのしかかってくると、出版社、編集者という存在

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    2022年06月01日
  • 出版という仕事

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    漠然とした出版という仕事に対するイメージを、もう一段階クリアにさせてくれる。ただ入門編的な内容のため、深部までは見えてこない。
    編集者の仕事、特に考え方などがリアルで勉強になった。
    読みやすいので、入り口にはピッタリだと思う。

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    2025年08月29日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    個性的な出版社、ミシマ社の代表の方のたどってきた道筋。
    いいと思うことをちゃんとやってみて、問題に気付かない時間もくぐりつつ、
    方向を変えながら動いていく。
    地方に行くことも、京都に拠点を移すことも、
    やってみないと分からないし、まずやってしまうことの方に意味がある。
    サポーターに向けた商業ベースではない冊子の話が面白かった。
    印刷所もまた、日頃できないけどやりたかったことがあるんだね。
    出版・編集という仕事があるから、世にないものが世に出るのだと改めて思った。
    「何もしない」に全身全霊をこめて取り組む仕事、間にいる人の消え方がプロの技。

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    2024年12月05日
  • パルプ・ノンフィクション 出版社つぶれるかもしれない日記

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    同じ業界人からみると、まず文が読みづらく、なかなかすすまなかった。(自分の弟が書いてるような気分になってしまい恥ずかしいかんじで)。
    最後までなんとか読んで、なるほどと思うところも。
    そして、やっぱり編集は必要だと思った

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    2022年01月28日
  • 失われた感覚を求めて 地方で出版社をするということ

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    結論的な趣旨は良いと思うのだが、ちょっと観念的すぎて好きになれない文章です。著者の苦闘の道筋を、自分自身のために忠実に記録していこう、という意向であるのだろうが、こんなにページ数を費やして出版する意義があるのかな?

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    2021年05月19日
  • パルプ・ノンフィクション 出版社つぶれるかもしれない日記

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    熱苦しくてカタイ系かと思いきや、意外と読みやすかった(熱苦しさは健在)。
    傍から見てる分には楽しいけど、こういう人と同じ職場でずっといっしょに働くのは厳しすぎる…というのが正直なところ。
    意見がコロコロ変わるのも仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、ワンマンっぽいから下はきっと(またかよ……)って思ってるだろうし、とりあえずわたしだったらぜったいに思う。
    でも、ミシマ社の本はとても好き。これからもマグマから本を生み出してください。

    岡太神社と、天草の書店が行きたいぜ。

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    2021年04月01日
  • パルプ・ノンフィクション 出版社つぶれるかもしれない日記

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    ミシマ社三島社長、名刺交換はしたことあって、ちょっと喋ったことくらいある。こっちは「あのミシマ社の」ってミーハーな感じやったけど、向こうは覚えてはれへんやろな、くらい。
    同時代史としてオモロいし、右往左往っぷりを隠さず書いてくれてるのも楽しいねんけど、何やろな、この文体、ブログとかTwitterなら気にならんねんけど、紙で読むとちょいしんどい。好みの問題ですけどね。

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    2020年06月06日