矢野健太郎(数学者)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なぜか実家にあった謎の古びた本
誰も興味なさそうなタイトルなのになぜ?
初版はなんと1961年。
歴史を感じます。
数学とはいうものの、とてもわかりやすく書かれているのと、ページ数もそんなにないので、苦手な人でも読みやすいと思う。
「負の数字×負の数字=正の数」の解説もあるが、あれをわかりやすく説明するのは、男女間の友情くらい永遠の課題なのかもしれない。
あと、アラビア数字がインド発祥ってのは目からウロコだった。
世の中間違いだらけだわ。
全体的に中学1年くらいかな?
あれ?球の体積とか表面積っていつ習うんだっけか?
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締め -
購入済み
投稿された質問がいい
数学になぜたくさんの記号が使われるようになったのか、小学生の算数での➕➖の歴史的背景から質問に答えている。大人の疑問にきちんと回答している。等号=が、平行線由来でもともと長かったのが短く今のようになった等、なかなか面白かった。その他、マイナスにかけるマイナスがなぜプラスなのかなど数について根本を知るなど計算から幾何学まで広く読者からの質問に答えている。
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Posted by ブクログ
エジプト、バビロニア、古代ギリシャの数学や、様々な記数法のはこまり、パスカルやデカルト、ニュートンの業績などを解説した本。
ピタゴラスの定理や、アルキメデスの円の表面積の公式などがどのように導かれたか、説明してある。
数学が苦手だった私には時間がかかったが、丁寧に説明されているので、なんとか読み終えられた。
ただ、章の末尾の方で扱われる内容の説明が、突然駆け足になる傾向がある。
ピタゴラスの定理についてはあんなに丁寧なのに、多角形で空間を埋める話になると、割とあっさり。
ユークリッドの円の内接、外接の話や相似の話は、無理に押し込まれていて、なにか理解した感覚がない。
最後のオイラーの一筆書き -
Posted by ブクログ
ネタバレ「数学物語」4
著者 矢野健太郎
出版 角川文庫
p186より引用
“よし、うんと勉強して、きっと偉い学者になって、
みんなを見かえしてやろう。とそのとき決心したのでした。”
アインシュタインとも親交のあった数学者である著者による、
数学が古代文明や数学者の登場と共に発展する歴史を描いた一冊。
動物が数を区別できるかどうかから微分積分まで、
偉人達のエピソードと共に読みやすく書かれています。
上記の引用は、
ニュートンが子供の頃に成績が悪かった為、
組のほかの子にいじめられた事に対しての一文。
どの様な天才でも、
何もしていなければ普通以下なんでしょうか。
その後すごく努力したため、