あらすじ
エジプト、バビロニアにおける数字の誕生からパスカル、デカルト、ニュートンなど大学者の仕事まで、数学の誕生と発展のドラマをやさしく解説。数学の楽しさを伝えるロングセラーが大きな文字、綺麗な図版の新版に!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
当たり前に数を数えたり人間はできるけれども、果たして動物は数を数えられるのだろうか。
そんないつも気にしないようなネタが詰まっている本です。
薄いのでサラッと読めますが、読み終わった後の満足感はたっぷり味わえます。
Posted by ブクログ
今まで出会った数学系の本(うんちく、教養、公式、人物、小説、もろもろ)で堂々の第1位。これをレジの横で仕掛け販売してくれた、有隣堂武蔵小杉店に頭が下がります。
特に数字の話。0の概念について、今まで散々読んできたけど、これを読んで一番しっくり腑に落ちて理解。間違いなく名著です
Posted by ブクログ
数学の面白さを伝えるのがこんなに上手な人は矢野健太郎さんを置いて他にない。これほど薄い本で、これほど平易な日本語で(しかも美しい)、はい楽しかったですね、と言った頃には数IIBくらいまでの内容はさらりと終わっている。
数学に関する本で、物足りない、もっと続きが読みたいと思わせるとは、凄まじい方だ。
ところで学問の起こりが紀元前にあるとはすごいことだな。数学、哲学、天文学の世界には、本能的に人間を惹き付ける魅力があるのだろうな。
Posted by ブクログ
約20年ぶりに読みました。内容の面白さはさることながら、平易な言葉でわかりやすく説明する著者の文章力に驚かされました。時代が変わってもうつろわない強さを持っていると思います。やっぱりヤノケンは偉大です(。-_-。)
Posted by ブクログ
面白かった!戦前に書かれた本とはまったく思えない。数学の魅力に気づくことができた。アレキサンダー・ポープがアイザック・ニュートンに贈った詩がすばらしい。(2013.07.30)
Posted by ブクログ
1961年に出版され、著者は1993年に死去。しかし、その後も版を重ねて出版される大ベストセラー。社会人にとっては青春時代に学んだ数学を楽しく思い出せる。あの頃に戻りたいぜ。
Posted by ブクログ
これまでの数学者たちの軌跡をとってもわかりやすく、中学生向き(?)に書かれたほん。
もっっっっと若い時に読んでいたら、数学に対して取り組む姿勢が変わっていたかも。
高校の時、数学の先生が数学を本当に楽しそうに語っていて、みているこっち側も(ワケワカランけど)感動したことを思い出した^^
Posted by ブクログ
なぜか実家にあった謎の古びた本
誰も興味なさそうなタイトルなのになぜ?
初版はなんと1961年。
歴史を感じます。
数学とはいうものの、とてもわかりやすく書かれているのと、ページ数もそんなにないので、苦手な人でも読みやすいと思う。
「負の数字×負の数字=正の数」の解説もあるが、あれをわかりやすく説明するのは、男女間の友情くらい永遠の課題なのかもしれない。
あと、アラビア数字がインド発祥ってのは目からウロコだった。
世の中間違いだらけだわ。
全体的に中学1年くらいかな?
あれ?球の体積とか表面積っていつ習うんだっけか?
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
最近、中学入試の図形問題を解くYouTubeにハマってるんだが、三角関数とか三平方とか使わず、小学生の範囲で問題を解くってのが面白いのよね。
解説動画で補助線引かれた時のあの感動がたまらない。
Posted by ブクログ
数学への愛とその愛情を少しでも共有したいという優しさがあふれる作品でした。
各世代の大数学者たちの逸話が散りばめなれて、ほっこりする。アルキメデスのエウレーカはヘロン王の王冠の鑑定方法を熟考していたのかとか、ニュートンのネコ偏愛大天才が子ネコのために新しい通り道を作ってあげようとするとかは愛情は人を盲目にさせるねとか。人間味を感じてしまう。
各用語の丁寧な解説がありがたい。メジャーな定理の証明は懐かしさを感じながら頭の体操といった感じ。数学アレルギーを緩和させてくれる処方箋ですね。
Posted by ブクログ
著者の矢野健太郎さんは、昭和を代表する数学者。プリンストン高等研究所に留学し、アインシュタインなどの当時世界最高峰の頭脳との交流があったことでも知られる。 本書は、このような著者の数学エッセイ集。初等代数、幾何などの古典数学や、デカルト、パスカル、ニュートンなどのエピソードを彼独特のユニークな観点で捉える。 考古学の新発見で当時の通説が覆ったため、誤った記述のあるが、全体としては非常に良い数学の導き書といえる。特に、中学生、高校生に数学の面白さを教えるには持ってこいだと思う。そのうち、愚息に読ませたい。
Posted by ブクログ
エジプト、バビロニア、古代ギリシャの数学や、様々な記数法のはこまり、パスカルやデカルト、ニュートンの業績などを解説した本。
ピタゴラスの定理や、アルキメデスの円の表面積の公式などがどのように導かれたか、説明してある。
数学が苦手だった私には時間がかかったが、丁寧に説明されているので、なんとか読み終えられた。
ただ、章の末尾の方で扱われる内容の説明が、突然駆け足になる傾向がある。
ピタゴラスの定理についてはあんなに丁寧なのに、多角形で空間を埋める話になると、割とあっさり。
ユークリッドの円の内接、外接の話や相似の話は、無理に押し込まれていて、なにか理解した感覚がない。
最後のオイラーの一筆書き問題は面白かった。
他の数学者については伝記的な情報もあるのに、オイラーについては何もないのは...なぜ?
Posted by ブクログ
原始人の数の数え方から始まり、ギリシャの哲人、ニュートン、オイラーの定理まで、驚くべきわかりやすさでエッセンスを紹介した一冊。おそらくもともと中高生向けだと思いますが、大人が読んでも間違いなく面白い。
こういう1冊に若いころに出会っていたら、という後悔も感じてしまうくらいの良書でした。
Posted by ブクログ
小5の息子にオモロイで〜と手渡された。おもしろかった。あっという間に読んでしまった。数学は机上のものではない、まさに実学であることを改めて理解した。
Posted by ブクログ
風呂読書用に購入。再読である。
再読、といっても読んだのは中学時代。僕を数学好きにした矢野健太郎の数学エッセイ。最初がいきなり動物はどこまで数えられるか、次が未開人はどこまで数えられるかというエッセイ。そしてピタゴラス・アルキメデスなど数学の偉人に話は進んでいく数学史でもある。
古い本なので「未開人」「土人」なんて言葉が出てくるがむかしはこの言葉に引っかかりは感じなかったんだよな〜って感慨もある。
夏休みの書店に平積みになってたのでおそらくは読書感想文の課題図書なんだろう。多くの中学生がこの本を読んで数学好きになってくれたら嬉しいな。
Posted by ブクログ
昔のひとの数の数え方から、ピタゴラス、ユークリッド、アルキメデスなど偉大な数学者の功績が書かれている、すなわち数学の歴史書のようなもの。
昔の数学者の偉大さと数学の素晴らしさが分かる一冊。
Posted by ブクログ
「数学物語」4
著者 矢野健太郎
出版 角川文庫
p186より引用
“よし、うんと勉強して、きっと偉い学者になって、
みんなを見かえしてやろう。とそのとき決心したのでした。”
アインシュタインとも親交のあった数学者である著者による、
数学が古代文明や数学者の登場と共に発展する歴史を描いた一冊。
動物が数を区別できるかどうかから微分積分まで、
偉人達のエピソードと共に読みやすく書かれています。
上記の引用は、
ニュートンが子供の頃に成績が悪かった為、
組のほかの子にいじめられた事に対しての一文。
どの様な天才でも、
何もしていなければ普通以下なんでしょうか。
その後すごく努力したため、
勉強に面白さを見出したそうです。
何かの面白さがわかるまでには、
ある程度面倒な事も我慢しなければいけないのでしょう。
文庫版の元になった著書が出版されたのが1936年、
奥付手前に書かれてある通り、
いまではちょっとアレな表現がありますが、
こうして出版されているのは大変ありがたい事だと思います。
ーーーーー
Posted by ブクログ
いつも偉人伝に傾いたものを読んでるので、ぱっと見式と図形多めで食わず嫌いしてたんですが読んでみたらすごく簡単に説明されてて面白かったです。でてくる数学者さんたちも年代昔めの人たちが多くて自分的には新鮮に読めました。おもしろかった!
Posted by ブクログ
数学が大好きな人からのおススメ本
私は数学に対して苦手意識があったけれど、これを読んでそこそこ理解できたということは、それほど苦手ではないのかなと思えた。
数の概念、数字の成り立ちから、過去の偉人による数学の証明や科学の解明まで、今当たり前にある概念の始まりを再認識できた。
Posted by ブクログ
中学生の頃読んでみたかったなと思いました。前半の数の概念の誕生から歴史を辿っていくのは新鮮で面白かったです。
後半から中学数学の教科書のような内容になったので、いくらか読み飛ばしてしまいました。
Posted by ブクログ
古代から始まって、ケーニヒスベルクの橋の問題まで。
口あたりのやさしい内容、文体だった。
負の数の計算、例えば、負の数同士の掛け算などはもう少し納得のいくものが欲しかった。
Posted by ブクログ
読みはじめて思ったのだが、多分以前に読んだことがある。なんとなく懐かしい感じがする。とても分かりやすく気持ちよく読める数学入門的読み物である。
歴史の流れに沿って、数の数え方からニュートンまで分かりやすく説明してくれている。個人的には、数字を表す記号や文字のあたりはもっと短くていいと思った。その分、せっかくニュートンまでいったのだから、微積分くらいまでこの分かりやすさで解説してほしかったなと思う。
幾何学のあたりは新鮮で、昔、証明問題に苦労したのを思い出す。なかなかいいものだ。数学ってやっぱりおもしろいものなんだってふんわりと思う。
Posted by ブクログ
古代の数の数え方、表記法、アラビア文字の起源から始まる。
そのあとで、ギリシャ数学の開祖ターレス、ターレスの弟子のピタゴラス、哲学者ソクラテスの弟子プラトー、ユークリッド、アルキメデスと続く…
なかなか興味深い内容だった。
Posted by ブクログ
数学の基本的なことをコンパクトにまとめたいう印象
動物が数を認識できるかや、土人の数の数え方など、
とっつきやすいところから始まる。
こういう感じで進むので、読んでいて飽きない。
特に、楔形文字、ヒエログリフ、ローマ数字での
計算など、この手の本で他ではやっていないので面白い。
数学における偉人の話がちょっともの足らないかな。
Posted by ブクログ
有名な数学の定理や方程式をわかりやすく説明し、
それらを証明した数学者のプチエピソードも紹介されています。
数学に関する『目から鱗』の内容を期待して買ったのですが、
そういう本ではないです。
数学を学び始める小学生や、数学に苦手意識をもつ中学生が読むと、
とても有意義だと思います。
ちょっと変わった、コンパクトな教科書・・・という感じですかね。
自分の子供が適齢になったら、読ませてあげたいです。
Posted by ブクログ
数学大好き。
なので手に取ってみたが、、、
代数幾何や微分積分が好きだったわたしには
物足りない><
これは数の歴史や発展を理解するにはいい本だと思います。
でも数学が苦手な人には、、、後半はやっぱりむずかしいのかも。
Posted by ブクログ
タイトルのとおり、数学者たちが歩んできた数学の歴史をまとめた物語です。
どのように数学が発展してきたのかを垣間見ることができて、とても楽しく読むことができました。