高野研一のレビュー一覧
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ネタバレ井深大
・何事も理屈をこねて「できません」を嫌う、まずやってみようという姿勢。トリニトロン・カラーテレビの成功も、失敗データをとるつもりで実験したことが成功した。
・「組織を作りそこに人を当てはめる」は誤り。人に合う組織をつくる。あくまで人が中心。
本田宗一郎
・長所「ざっくばらんに人の話が聞けること」いい論点を提起し、相手の好奇心を喚起し、イマジネーションを広げ、インパイトのある解決策を、分からないことを素直に。
・人生は「見たり、聞いたり、試したり」の3つの知恵でできている。その中で最も大切なのは試したりである。
・失敗と成功は裏腹。失敗を厭うものだから成功のチャンスも少ない、人は「見た -
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日本と海外を代表する10人のカリスマ経営者の著書について著者の書評とエッセンスをまとめた一冊。
本書に取り上げられている経営者のなかには読んだことあるものや別の作品を読んだことがあるものもありましたが、全体的に各著書のエッセンスが的確にまとめられていると感じました。
戦略や思想や偉大な企業の凋落の要因などカリスマ経営者が陥った境遇や想いについての様々な書籍について知識を深めることが出来ました。
また、各経営者に共通する考えがあることも印象に残りました。
本書を読んで、全体的に中途半端な製品を作らず、卓越した一つの製品を作ることに資金や人材などを集中すること、自部門だけでなく組織に所属する全 -
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良くも悪くもコンサルが書いた本、って感想は拭い切れないが、昨今の有名経営者の決断などを引き合いに考え方の根拠を展開していくところが楽しめた。(途中で出てくるExerciseの問いは少々雑だが)
述べられていることは、「新しい体験をすること」「観察すること」「顧客の内面を見ること」「問題構造を読み解くこと」「問題の定義」「市場・事業・収益構造」「成功要因の見極め」「仮説と検証の大切さ」等で、新しいことは特にない。
正直タイトルはしっくり来ない。ネーミングしたかったにしてもロジカルの超って感じではない。
なんだか感想だけ見るとつまらなそうだけど、最初に書いたように読み物としては楽しめた。 -
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常識に縛られずに本質を見抜く力で未来を予測しリードして実現してしまう天才達の発想法について述べられている。
多くの人と会い様々な場面を経験することで自分の価値観を広げ、業界の常識を書き出してそこに供給者側の都合や欺瞞がないかをチェックし、市場と顧客と成長性を見抜いて問題は何かを定義するフェーズに(解決策の検討フェーズではなく❗)資源を割き、徹底的に自社プロダクトを使用する消費者がそれによって何を実現しようとしているかを使用現場をベースに考え、仮説を徹底的に具体化して実験や調査で検証することにより、他者が見抜けなものを見抜き、他者にはできない決断を下すことができる。 -
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この本の冒頭に書かれているのが「学歴エリートが40歳を過ぎてつまずくワケ」という章!当社員の顔が何人も具体的に浮かびましたわ!(笑)
学歴は高い。頭も良い。でも「つまずく」!そりゃあそうだ!
しかし本人は、自分自身に問題があると気が付いてない!
(絶対に正しい!とさえ思っている!)
冒頭で明確にその理由を説明しているので、その後の章はスンナリ読めた。
冷静に考えれば分かるはず。
過去事例からの類推や、検索結果で出てくる答えは、所詮「イノベーション」にはならない。
答えのない答えを未来予測するためには「想像力」以外にない!
この本ではそのことを「超仮説」と呼んでいる。
それでは「超仮説」を養うた -
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中堅層向けの、『思考を柔軟にしないと生き残れない。例えば、今の時代についてはこのような柔軟な捉え方考え方=発想の仕方がある』といった手ほどき書。
2016年の本だが、これまでビジネスにあまり馴染みのなかった若手としては、副産物的に、今の時代を少し遡りビジネス界ではどんなことがあったのか変わった視点から知ることもできる。
ラテラルシンキングやクリティカルシンキングが弱いと言われ買ってみた本。かなり大きな話なので、個人レベルの日常業務に活かすには具体と抽象を何度も行き来する必要があり、かなりレベルが高そう。個人レベルで活かそうとなると、著者の趣意とはずれてしまうがエッセンスを細かく切り出して、例 -
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ネタバレ正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考
高野研一
コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社社長
1987年神戸大学経済学部卒業。大手銀行勤務、ウィリアム・マーサーを経て、
2006年ヘイコンサルティンググループにディレクターとし て入社。07年より現職。
1991年ロンドン・スクールズ・オブ・エコノミクス(MSc)修了、
92年シカゴ大学ビジネススクール(MBA)修了。
第1章 学歴エリートが40歳を過ぎてつまずくワケ
第2章 「超仮説」をたぐり寄せる力がキャリアアップを可能にする
第3章 フレームワークでなくトレーニングが重要
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ファンドマネジャーなどを経験し、コンサルタントとして活躍する著者が仮説の検証についてより精度を高めるための考え方を書いた一冊。
様々な問題を通して無意識の世界で見えないものを観えるようになるための考え方を本書で学ぶことができました。
また、実在するニトリや大塚家具、コダックと富士フィルムを基に解説されており理解が捗りました。
そんな本書の中でも犬や猿と人間の違いの部分とリーダーの4象限は勉強になり、強く印象に残りました。
本書を読んで仮説を立てることの大切さを感じるとともに日本企業と米国企業の違いやこれからの日本の課題が理解できました。
本書で学んだことを活かして、観ること、見えないこと -
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コンサルタントとして活躍する著者が孫正義氏やスティーブ・ジョブズ氏など11人の天才と称される人物がいかにして後世に残る偉業を生み出したのかをトレーニング形式で書いた一冊。
11人の考え方は生きたビジネスの知識で刺激を受けました。
情報革命が起き、今までの考えが通用しなくなったいま、目に見えるものや経験、過去、常識や自分の内面といったものを捨てていかに視野を広げていくかということを11人の考え方に触れることによって学びを得ることができ、大変勉強になりました。
問題の構造を深く分析することや仮説を立て検証することや顧客の心に移入して物事をみることなどが情報革命が起きた現代でより重要になると改め -
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グーグル検索をすれば予測変換や上位ランクで直ぐに答えが見付かる時代。一歩先の付加価値として超仮説思考が必要だと筆者は語る。一元的且つ演繹的思考ではなく多元的且つ飛躍的思考が必要なのはそのとおりだろう。本書では多くの事例やエクササイズで超仮説力を磨く。
本書自体は独自視点や発想の転換の必要性を謳う発想本の一種ではあり、寄せ集め感はあるものの、興味深いトピックも幾つかある。例えば芸人の方の話はトップクリエイターが語る内容と酷似する。すぐ浮かぶアイデアは誰もが浮かぶアイデア、絞りきったあとに更に搾り出したアイデアこそ真のクリエイティブなのだと。また『第8章 オープンなエコシステムに参加する』は、日