細川重男のレビュー一覧
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ネタバレ鎌倉時代の初期は抗争の歴史(教科書にでない)
現代政治史では時々の失策やきっかけで勢力図が
塗り替えられることがありわかりやすいが、他の
時代に比べて鎌倉時代は政治バランスがそのまま
抗争史なので推理しやすいのでお勧めです
頼朝の死後、武力を集めて作られた楽園=鎌倉は
大揺れとなり、頼朝から遠ざけられていた気配の
時政勢力は政子の引き立てもあり上昇するが、頼
家を掌中にする比企との衝突を避けられなかった
比企族滅後はこの世の春だったが、息子の政範の
急死でバランスが崩れる・・・義時に北条嫡流の
眼が生まれ様子を窺う時に時政と牧の方はミスる
畠山重忠を咎無く誅殺
義時は慎重に地盤を作り数年後 -
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ネタバレコロナ禍における現在の社会状況を誰が予想できたか
新しい習慣や常識の生活、中世の常識に思いを馳せる
律令の名残ある平安の終わり、朝廷の威光も坂東には
及ばず、開発領主たちの土地が増えるともめ事も増え
蛸とは想像に難くない【イメージは戦後の闇市気分】
※アメリカ西部開拓時代でもいいかも
社会秩序が未成熟である・活気がある・暴力が日常で
ある・有力豪族が群雄割拠の世界
社会情勢は平治の乱で平家隆盛から世代交代・後白河
上皇の出来心と清盛の反逆・中央政府のもめ事が地方
に影響して窮乏したものは反旗の機運が高まるときに
『以仁王の令旨』がトリガーとなり平家が急ぎ作った
秩序への反発心に頼朝という貴 -
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今年(2022年)のNHK大河ドラマ(『鎌倉殿の13人』)の予習本として最初に買って、最後に読んだ本となりました。これからさらに興味をひかれる本と出会えればまた読むかもしれませんが、ひとまずこれでひと区切り。
1月に読んだ『頼朝の武士団』(朝日新書)と同じ著者なので、学術文庫だから専門的なテーマではあるものの、フランクな文章で基本的なことから説明してくれており、比較的わかりやすいと思います。
本書では、「北条氏は、なぜ将軍にならなかったのか?」という問いに答えを見つけるべく、第二代執権北条義時と、第八代執権北条時宗の2人に焦点を当て、「北条氏の鎌倉幕府支配を支えた論理」について考察し -
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ネタバレ歴史小説自体が初めて読むのですが、とても分かりやすく解説も交えているので読みやすいと感じました。
鎌倉武士の言葉遣いや所作が想像していたより乱暴でしたが、命の重さや家の権威など現在とは価値観がかなり違うので、それはそれでそういったものかもしれないと納得しました。毎日命懸けで生きていだのだなと思います。
個人個人としては冗談を言ったり、相手を思いやったり普通に生活している、今の人々と同じ感覚もあるので、次の日には人を殺している、というのは理解しにくい気持ちでした。
しかし、それは今で言う所で、他国の兵士が家族と楽しく過ごしてその次の日には人を殺している、というのと似ているのかもしれません。
環境 -
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「鎌倉殿」のその後が気になって読んでみた一冊。
泰時亡き後、第5代執権となった時頼の時代のお話。
メインの合戦部分はまさかの小説形式。しかも『吾妻鏡』の殺伐感を活かすために、武将のセリフがほぼヤクザ会話(笑
宝治合戦は、北条義時のひ孫である北条時頼と、三浦義村の子である三浦泰村との戦いです。
これに、「鎌倉殿」では、頼家に愛人を奪われて窮地に陥っていた、安達殿の息子(安達景盛)が絡みます。
得宗という概念を知ったのは実は大河ドラマの「北条時宗」だった。それまでは執権しか知らなかった。実際には、執権と同格の連署と言う存在があったりして、鎌倉幕府はとかくわかりにくい。