小林忍のレビュー一覧
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ウチの会社に当てはまりすぎる‼️
ウチの会社は、月例幹部会議への提出資料を何十ページも社員に作らせる。そういうものを作らせることにどんな意味があるのか❓と思っていたら、本書が「ダッシュボード経営」なる言葉で見事に解説してくれていた❗️
本書を読んでいると、「ザ・ゴール」を思い出す。「ザ・ゴール」は「部分最適」で問題に対処してはまた別の問題を生じさせることを繰り返している経営層に「全体最適」で根本的な問題解決を示す名著だ。本書は、まさに「部分最適」あるあるを示していて、経営層に「全体最適」的な視点を持たせる具体的なアドバイスを示している。 -
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「科学道100冊2021」の1冊。
<イラスト授業シリーズ>既刊7巻のうちの1冊。
「見開きでまとまった簡潔な構成と適度にデフォルメされたイラストで、複雑なしくみやはたらきをわかりやすく学べるビジュアル図鑑シリーズ」とのこと。なるほどその通りで、各トピックは見開き2ページなのだが、その2ページがぎっしり。イラストで原理を説明し、豆知識・関連情報もあり、といった形。
本書では
・動力とエネルギーの技術
・移動と輸送の技術
・材料と建設の技術
・家庭の技術
・音と光の技術
・コンピューターの技術
・通信と伝達の技術
・農業・牧畜と食品の技術
・医療の技術
に分け、それぞれ、十数項目程度までを -
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昭和天皇に15年にわたり仕え、昭和天皇崩御後は香淳皇后に仕えた侍従の日記。
侍従日記というと古い言葉遣いで書かれていて読むのも難しいのかな、と思っていたが、「文意を損ねない範囲で適宜略し」、「句読点の不明瞭な箇所は、文意に沿って整理し」、「読みやすさを考慮して、適宜改行」などされているので、難しい言葉(宮中行事など)はあるがとても読みやすく、すんなり頭に入ってきた。文章から、小林さんは物事を客観的にまた冷静に見て判断することのできる方だったんだろうなと感じる。
昭和天皇は過去の映像からのイメージしかなかったが、この日記から昭和天皇の普段の生活の様子が垣間見れたことによって、急に身近に感じる -
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日銀やメーカーでの経験の後コンサルティング業の経験も豊富な著者がモチベーションや選択と集中といった経営判断における定石について自身の経験から成功と失敗の明暗を分けるポイントを書いた一冊。
経営において定石と言われる10の項目について架空の会社や著者の経験などをもとに失敗の要因が書かれており大変勉強になりました。
ビジョンをしっかり持つことや異なる意見を受け入れることや広い視野で物事を捉えることなど経営トップに求められるものが大きく関わってくることを読んで感じました。
経営者、管理部門、現場と三段階に分けて解説されているのも理解が深まりました。
そんな本書のなかでも選択と集中はコストと品質で -
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ネタバレ以前、ジャンボジェットが問題があってどうのこうのという時に話に出た本を今更読んでみた。
航空機事故の観点から、社会に潜む危険を論じる『危険学』というものについて書かれたもの。
航空機のみならず、3.11後の原発の話なども含んでいる。
メインは航空機事故なので、御巣鷹山など、非常に痛ましい事故の紹介が多く、正直飛行機に乗りたくなくなる内容である。まあ、本文中では最近の飛行機事故の確率の低さも当然言及しているわけだが…
全体的に分かりやすく、色々な危険を航空学の観点から見るという斬新な考え方でおもしろかったが、問題が1つ、表やグラフが非常に分かりにくいということ。
この危険学自体、ディスカッシ -
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1985年に起きた日航ジャンボ墜落事故は、その前の修理ミスが原因だった。しかし、もはや全体のシステムを誰かが理解しているという状況でなくなってしまった現在、こうした問題はどこで発生してもおかしくない。
コンピュータシステムにしろ、航空機にしろ、多くのパーツを分業で進めて統合するのが巨大システムの開発である。当然、司令塔はいるが、司令塔は詳細まではわからないので、パーツ間のつなぎ方だけを決めて、パーツの詳細までは理解しない(できない)のが普通である。また、このパーツの開発も多国籍になり、コミュニケーションも難しくなっている。こうした状況で、いかに事故を防ぐのかは非常に難しい問題だ。
著者は事故当 -
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斎藤先生ではないスーパーサイエンスシリーズ!
気のせいか、紙質がこちらの方が厚い。
時速500キロ、狭い日本、そんなに急いでどこ行くの?と言いたくなるが、1962年から始まったリニアモーターカーの開発の歴史自体が日本技術者の知恵が結集したものだということがわかります。
リニアは車体が浮上するため線路との摩擦はゼロだが、速度がでるため空気抵抗が半端ない、超電導を維持するために冷却機能が必要(高温超電導体が発見されているがまだ実用化の段階ではない)、高速度から止めるブレーキ技術、パンタグラフが無いため電源の供給をどうするか、勾配やカーブでの安全性、運航の安全策、強力磁場からの人体の影響をなくす工夫 -
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ネタバレ組合に対してバイアスがかかっているところや、自慢話があったりするものの、おおむね納得できる内容。
目新しさはないが、改めて組織のなかで安全を守ることの難しさを認識させてくれる。
・安全に対するリソース(人・モノ・金)を継続的に確保する
・組織の隙間に注意する
・人は目に見えるものに引きずられる。
・経営は厳しくなると余裕がなくなり、表面的、対症療法的、短期間的思考を選択しがちになる。
・平時こそ不測の事態、想定外の事態に対する備えが大切
・元があり予兆があり結果がある。予兆をこまめに見抜いて、結果が出る前に元を断つことが大切。
・危険が存在していてもこれを感知できるか、できないかは、企業の安