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◎日本企業には意外な失敗パターンがある!
企業再生コンサルタントとして、著者は、経営危機に陥った日本企業を、内側から見てきました。長年の経験から、危機にある企業の「意外な共通点」が見えてきたと言います。
共通点1:圧倒的な成功を収めた時期がある。
共通点2:「定石」と言われるセオリーを経営に取り入れている。
共通点3:落とし穴(=失敗パターン)にはまり、業績を落とした。
失敗の原因が「経営の定石」にあったことが表に出ることは、まずありません。
そこで、本書では、著者が実際に見た企業の失敗事例を「架空の会社」として例示し、徹底検証すると同時に、失敗の予防法と対処法を明らかにします。
◎危険な10の「経営の定石」とは…?
著者が見た企業は、10の定石のどれか(もしくは複数)に熱心に取り組んでいました。
1 経営コックピット
2 俊敏な経営
3 リーダーシップ
4 ワイガヤ
5 現場主義
6 コミットメント経営
7 モチベーション経営
8 選択と集中
9 ポートフォリオ経営
10 花形製品
本書では、それぞれが「なぜ、どのように、失敗につながるのか」「どう予防し、どう対処すべきか」を掘り下げていきます。
◎現場リーダー、ミドルマネジメントから経営者まで
失敗パターンは、組織によって生み出されるものです。
経営者が失敗パターンを心得る必要があると同時に、本部スタッフから現場社員までが、それぞれ心得ておくべきことがあります。
華麗な成功事例から学ぶだけでなく、過去の失敗を知り、自社がそれを繰り返さないようにすることは、現場から経営者まで、全員が取り組むべきことです。
◎トップ経営者・コンサルタントから推薦続々!
「真実を口にする勇気」を持つべしとのメッセージは、大事な示唆を与えてくれている。
みずほ銀行 執行役員 有馬充美
現場を知り抜く著者が、幅広い読者に向けて、丁寧に処方箋を綴った一冊。
アイスタイル 取締役CFO 菅原敬
本書は深い実体験に基づき「失敗学」を教えてくれる。ケガをしないよう理解しておこう。
プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 創業者 高田貴久
個社、個人の立場に即した現実解を提示する「究極の実践書」。
グロービス・キャピタル・パートナーズ CSO 高宮慎一
鋭い切り口を提示しつつ、企業経営の本質を考えることを読者に迫る。
アーサー・D・リトル・ジャパン マネージングパートナー日本代表 原田裕介
本書は、まさに私の問題意識を捉えたものだ。若手から経営者まで、ぜひ読み込んでほしい。
山本国際マーケティング研究所 代表 山本学
Posted by ブクログ 2021年02月28日
ウチの会社に当てはまりすぎる‼️
ウチの会社は、月例幹部会議への提出資料を何十ページも社員に作らせる。そういうものを作らせることにどんな意味があるのか❓と思っていたら、本書が「ダッシュボード経営」なる言葉で見事に解説してくれていた❗️
本書を読んでいると、「ザ・ゴール」を思い出す。「ザ・ゴール」は...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月24日
日銀やメーカーでの経験の後コンサルティング業の経験も豊富な著者がモチベーションや選択と集中といった経営判断における定石について自身の経験から成功と失敗の明暗を分けるポイントを書いた一冊。
経営において定石と言われる10の項目について架空の会社や著者の経験などをもとに失敗の要因が書かれており大変勉強...続きを読む
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