朝日新聞特別報道部のレビュー一覧
-
各々の視点に立って原発事故についてまとめたドキュメンタリー。
当時の緊迫感があまり伝わってこないのは残念。原発事故以外に津波や地震によって大きな問題が起こっているのに、この影響を排除したのは謎。(別に悪いという意味ではありません)Posted by ブクログ -
いざという時に、純粋な判断ができるか。やるべきこと、諦めるべきこと。
原発事故が起きました。
被害者たちの現実と、やるべきことをやろうとした人たちと判断ができず、諦めることができなかった人たちとの戦いが書かれています。
放射能は専門知識がないと、理解が難しいし、どう対処していいかもわからない。何...続きを読むPosted by ブクログ -
今までと違うことはできない!
地震、事故は一瞬で起きる。専門家なら事実を見つめて、自己の判断に責任を持て!やるべきことをやれ!一番ムカついたよ。
もう日常ではない。戻れない人がたくさんいる。
真実を知って、過去を忘れず、やるべきことをやらねば。これ以上、あってはならない犠牲はいらない。
何を...続きを読むPosted by ブクログ -
史上最悪の放射能汚染は、なぜ起こったのか? 研究者の辞表、観測中止令、無主物の責任、官邸の5日間…。官僚・政治・東電の罪を問う。
2012年度石橋湛山記念ジャーナリスト賞。新聞協会賞も受賞し、今も朝日新聞朝刊に連載継続中だが、本書に限っては後から証言を集めたばかりでイマイチ迫力不足(第6章「官邸の...続きを読むPosted by ブクログ -
あの日を境に、日々の暮らしは一変した。福島第一原発事故の
発生から慌しく避難した人たちのなかには、今でも我が家に
帰れない人が多くいる。
避難区域の寺では納骨出来ない遺骨が本堂に安置されている。
檀家はこの地に帰って来られるのか。帰れないのに今ある墓に
遺骨を納めることは出来ない。
自らも寺を離...続きを読むPosted by ブクログ -
1からの続き物。津波で取り残されながら、原発のせいで救助が来ず亡くなった方の話がつらい。
ただこういったノンフィクションはいかに気を付けても、考えがどちらかに偏った書かれ方になってしまう。単純に言うと、本書も”原発は反対”と見えてしまう。あくまでも一方からのものの見方と意識しながら読まないと、...続きを読むPosted by ブクログ -
朝日新聞で連載していたのを不定期に読んでいた。連載当初はかなりショッキングな内容だったと思ったが、今改めて読み返してみると、あまり驚かない。当時いかに情報が少なかったのかがわかる。
特に官邸での事故対応のドタバタは、こわい。と同時にちょっと笑える(不謹慎かもしれないけど)。 本書に書かれているこ...続きを読むPosted by ブクログ -
原発問題…今まで目を逸らしていたけど、これは現在進行形で起こっている事実なんだと再認識。遠い昔の戦争体験談とは違う。
だけどまだ、対岸の火事にしか思えない自分が情けない。現地に行かないとダメかな。
ただ、登場人物が多すぎて人物関係が把握できないのが難点。Posted by ブクログ -
新聞の連載記事だけあって読み易く、理解し易い。被災者、政治家、官僚、
研究者のそれぞれに丁寧な取材も行っている。でも、東京電力は取材拒否。
福島第一原発事故の発生前夜から、その後の事故対応を様々な観点から
検証している。ただし、官邸の対応については本書をそのまま鵜呑みにに
は出来ないが。
でも、...続きを読むPosted by ブクログ