朝日新聞特別報道部のレビュー一覧

  • プロメテウスの罠 4 徹底究明! 福島原発事故の裏側
    軍隊としての自衛隊には反感を持つが、災害時の人命救助や原発の危機対応などでのプロフェッショナルな活動には頭が下がる。救助隊としての存在意義をもっと強調して、人材を育てていってほしい。

    原発事故直後のアメリカの情報分析、判断は日本よりはるかに的確。責任を東電に取らせようとしてる時点で手遅れな訳だが、...続きを読む
  • プロメテウスの罠 3 福島原発事故、新たなる真実
    三春町の自治力が素晴らしい。
    日頃から国などへの忖度や依存ではなく、いかにして住民を守るかを第一に考えていないと出来ないこと。
    当然と云えば当然の自治力が、今どれだけ地方の市町村にあるだろうか。
  • プロメテウスの罠 8 決して忘れない! 原発事故の悲劇
    東電の無責任体質、政府の帰還困難区域解除ありきの方針、さまざまな思いを持つ人たちを分断しながら復興を進めてきた。
    私たちはまだ復興していない福島についてもっと知るべきだし、知り続けなければならないと思う。
  • プロメテウスの罠 7 100年先まで伝える! 原発事故の真実
    この本は2014年に発行されており、震災から3年が経っている。震災直後からの混乱に加え、原発事故による被害がますます拡大して行く様子がわかる。そこに暮らす人たちの葛藤は深い。東電の無責任体質と国の縦割りの支援金、あげればキリがないが、これはまだ未解決のことだ。まだ被害は続いているし、これからも解決に...続きを読む
  • プロメテウスの罠 6 ふるさとを追われた人々の、魂の叫び!
    10年経って読むとそうか、と納得する場面も多い。特に東電の当時の対応などは、知ってはいたが、今さらによく知られるようになってきている。今年はあれから10年という区切りで、たくさんの報道特集番組をやっていたので、理解が進んだのもあるだろう。改めて検証することの大切さを感じた。
    10年経って、当日から1...続きを読む
  • プロメテウスの罠 6 ふるさとを追われた人々の、魂の叫び!
    朝日新聞朝刊連載記事の書籍化第6弾。月に1冊は東日本大震災
    と福島第一原発事故関連の本を読もうを決めているのだが、
    なかなか手が回らないのが現状だ。前作第5弾から随分と
    時間が空いてしまった。

    栃木県の中禅寺湖、群馬県の赤城大沼ではニジマスやワカサギ
    のセシウム濃度が国の基準を超えた。両の漁業関係...続きを読む
  • プロメテウスの罠 7 100年先まで伝える! 原発事故の真実
    福島県飯館村。2011年3月11日の東日本大震災の発災後、1か月
    が経った4月11日に国から計画的避難区域に指定された。

    「村を出るなら死ぬ」。全村避難が報道された後、村の最長老で
    ある102歳の男性は一緒に暮らす家族に呟いた。生まれ育った
    村だ。男性は一度も村を離れることなく、102年を村で生き...続きを読む
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
    地球上で、放射能により立ち入りできない場所があるのは、核実験場跡と、チェルノブイリ、そして日本だけではないでしょうか?この小さな国に、いまだに放射能により立ち入りできない区域が残っている・・・恐ろしいことだと思うのですが。それでも、原子力発電を続けるのは、ギャンブルのようなものではないでしょうか?
  • プロメテウスの罠 3 福島原発事故、新たなる真実
    原発事故は日本人に何をもたらしたのか?人気連載の書籍化第3弾です。早くも風化の兆しが見え隠れする中で、放射能汚染という目に見えない『恐怖』のために引き裂かれていく地域や人々の様子を描いております。

    朝日新聞紙上で大反響を起こしている連載記事の書籍化第3弾です。ここに収録されている内容は、2012年...続きを読む
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
    国の「お偉いさん」たちと、福島で苦しんでいる人は、表面上は同じ「人」でも、違うんだな。

    国の「お偉いさん」たちの作る社会で生きていく以上、その社会にとって都合のいいルールに従わなければならないけれど、頭の中だけは自由でありたい。

    研究者、学者という仕事は本当に大変だな。
    特に、民間ではなく国から...続きを読む
  • プロメテウスの罠 2 検証! 福島原発事故の真実
    新聞のは、ななめななめ読み、、読んだり読まなかったり。で、まとめて読んだ。それも自宅ではなかなか手が伸びないので帰省して1、2のまとめ読み。しみる。
  • プロメテウスの罠 2 検証! 福島原発事故の真実
    読めば読むほど、原子力政策の無茶苦茶っぷりが目を覆わんばかり。
    大の大人が揃いも揃ってこれだけの出鱈目を何十年にもわたって行って来た、という欺瞞。
    原発は安くて安全?だったらお宅の隣にどうぞ!
  • プロメテウスの罠 9
    二人の首相の反原発について無批判で描いているのには違和感を持った。
    当時複数の都知事候補者が立ち、反原発だけが争点ではなかったものの、その点で妥協できたのではないか。または、引退した者が出るのではなく、候補者の応援に回ることがベターだったのではないか、という思いがある。政治家に振り回されているのはや...続きを読む
  • プロメテウスの罠 5 福島原発事故、渾身の調査報道
    情報が断片的なので、わかりにくいところもあるが、巻末の事故後の年表を見るとこんなにたくさんのことが同時並行的に起きていたのかと改めて驚く。これはとてもじゃないが誰の手にも負えない状況だ。
    テロ対策にしても以前からアメリカから示唆されていたにもかかわらず、きちんとできていなかったというお粗末さ。事故後...続きを読む
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
    《誰が得をしようとしたか?》

    金儲け
    権威欲
    お友達
    自分さえ良ければ良い

    巨大な欲の塊、原発による大惨事

    責任を取らない
    他人事
    楽観的
    次世代に負の遺産を残して死んでいく
    逃げ切り

    必死で生きている人を、少数の無責任な人達が動かしている。

    「原発は誰得?」
  • プロメテウスの罠 5 福島原発事故、渾身の調査報道
    サブタイトルで自画自賛している本書だが、長期連載だけあって
    様々な角度から福島原発事故を追っているのは確かだ。

    福島沖の放射線調査の為に東京海洋大学が緊急で練習船を
    出航させた第1章と、高校生が立ち上げた安否確認サイトから
    広がったネットワークを描いた第2章は辛い現実のなかにも
    光が見出せる。

    ...続きを読む
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
    福島原発事故の真実を朝日新聞特別報道部が、取材を、関係者に積み上げたシリーズ。

    放射能を浴びた町と被災者、研究者、東電、政府。それぞれが、何を考えて、どんな行動を取ったのかを、丁寧に追いかけ誰が良い、間違ったとは、言えない混乱が、当時はあったのだ、という事実を垣間見れます。

    今だからこそ、読むべ...続きを読む
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
    まあいろいろ言われるのだが、優秀な人々がチームで動くことによって、より広く深く事実に近づくことができるのだ。これはフリー一人では全然無理だろう。そしていかに新聞で「読ませる」記事にするのか、その手法についてもあとがきで触れられている。
  • プロメテウスの罠 6 ふるさとを追われた人々の、魂の叫び!
    原発事故後の福島及び人々の状況を追い続ける。川魚にイノシシ、放射性物質の残留しやすい生き物とそれに関わる人々の対応。郷土芸能に地域社会と原発事故が壊した、経済では換算出来ぬものごとを描く。
  • プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実
     福島原発とその周辺でなにがあったのか?
     それをまとめた本。


     なぜ事故が起きたのか?という問題ではなく、なぜ被害が広がったのか?という点がよく分かる。

     国がなにをして、なにをしなかったのか。

     それがよく分かる本だ。