田中弦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の田中弦さんの対談を別の本で読んだことがあり、
田中さんがさまざまな企業が経営方針として掲げている
「人的資本経営」に関心を持っていることを知ったのがきっかけで、
本書を手に取りました。
「心理的安全性」の高い職場や会社が、
これからの時代に選ばれていくのだと思います。
もはや「ハラスメントをなくす」と言っているだけの次元ではありません。
職場やチームにおける「心理的安全性」の大切さは
広く言われるようになりました。
一方で、「では、具体的にどうしたらよいのか?」ということは、
分かっているようで分からないところもありました。
本書を読んで、その理解が進むとともに、
改めてその大切さを確認することができました。
今や、会社や組織は選ばれる時代です。
優秀な人を選ぶということだけではなく、
一人ひとりが持つ強みと弱みを理解したうえで、
チームとしてどのようにマネジメントしていくのかが問われています。
自分が若かった頃に当たり前だった
「上意下達」のコミュニケーションが、
もはや通用しない時代になっていることを
自覚しなければならないと思います。
管理職という立場になって、
自分の言動一つひとつがチームのメンバーに
大きく作用することを強く意識するようになりました。
何気ない一言にも気をつかい、
ときには神経をつかうこともあります。
それでも、マネジメントを学び続けなければならないし、
そういう時代になっていることを自覚しなければいけない。
改めてそう感じました。
「心理的安全性」が確保されている方が、
自分自身ものびのびと持ち味を発揮できると思います。
それは、一緒に働くメンバーにとっても同じことです。
本書に書かれている100の声かけを、すべてすぐに実践できるとは思いません。
それでも、日々の何気ない一言が職場やチームをつくっている。
自分自身の一つひとつの言動を、
改めて点検する機会になった一冊でした。 -
Posted by ブクログ
5000の事例から導き出した「人的資本経営大全」―日本企業最後の伸びしろ
著:田中 弦
人的資本経営は「人材」についての見方をガラリと変える経営手法である。「人を大事にする」といっても、その「大事にする仕方」がこれまでとはまったく異なる。人材そのものの見方・扱い方を変えるのである。
人的資本経営によって生まれるものは、ビジネスパーソン一人ひとりの自己実現がきちんとなされ、経営にその効果が反映され、長期的に企業価値が高まるという「状況」である。もっといえば、従業員と経営者、そして株主などのステークホルダーが相互にカチッとかみあった歯車のごとく連動するようになる。
大きな変革を成し遂げた、つつある企業のその起点には、人的資本経営が据えられている。
本書の構成は以下の8章から成る。
①勘違いされがちな「人的資本経営」をいちから学び直す
②なぜ、いま「人的資本経営」なのか
③日本企業が直面している「4つの課題」
④5000事例から見えた人的資本開示の現在地
⑤人的資本経営の軸となる集団の力とカルチャー
⑥人的資本を叶える 5つのステップ
⑦選りすぐりの先進事例から学ぶ 人的資本経営
⑧人的資本経営の最前線を知る 特別対談
人的資本経営について知識としてる事も大切であるが、それが経営手法としてどのように役立つのか、現場レベルから経営層の考え方からを網羅した一冊となっている。
著者により選りすぐられた5000の事例という活きた情報から体系的に積み上げられる人的資本経営のメソッドの数々。
そもそも日本的経営の良さであった、終身雇用や年功序列等からの脱却や次の段階に進む中でも「人的資本経営」は日本人にも取り入れやすく文化的にも実務的に活用しやすく、すべき経営手法でもある。
表面的ではなく、その手法を経営計画や人事計画等、他の計画と組み合わせすり合わせを行う中でその効果は何倍にも跳ね上がる。
経営層のみならず、ひとりひとりが基礎となる知識を得る中で知識は歯車となり組織を動かす原動力となる、 -
Posted by ブクログ
最近よく耳にするようになった「心理的安全性」という言葉。特にチームビルディクやハラスメントなどを勉強していると出てくる。より良い組織に、会社に、チームに、また人間関係にするにはどうすればいいのか、というのはいつの時代でも抱えている課題ではないだろうか。変化の激しい世の中にあって、過去の経験が活きることもあれば、足かせとなってマイナス要因となることもある。移りゆく価値観に柔軟に、しなやかに対応するためにも一人ひとりの個だけではなく、組織としてのアップデートも必要不可欠。働きやすい、安心できる、また自分の居場所だと感じられる環境下での仕事は結果に繋がるだけでなく、社員に付加価値、自律や自走も生み出していく。そんな職場環境を創出していくためのキーワードがこの「心理的安全性」というもの。本書は、一つ一つの場面、声かけごとに項目を分けているので初めて勉強する、触れる方にも手に取りやすく、理解しやすく、より深めるための第一歩を踏み出すきっかけになると思う。文中で紹介、引用されている書籍も読みたいと思う。まずは自分から「心理的安全性」の高い環境づくりに挑戦しよう、と決意させてもらえました。
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Posted by ブクログ
* 薄いしわかり易かった。アトリビューションの意味は理解できたと思う。
* 今までは10%に過ぎないクリックスルーコンバージョンの最適化しかやっていなかったというのは衝撃的だった。
* ビュースルーコンバージョンを可視化することで、より最適化が出来るのは間違い無いだろうけれど、その分、分析も大変になるわけで、精緻にやればいいってものでもない気がした。結局コストに見合うだけの利益が出る規模でなければ、あんまり細かく分析してもコスト増えるだけの気が。
** もちろん、回収出来るだけの規模ならばコストかけて利益増やせばいいと思うけど。
** 分析手法やツールについても暫くすればこなれてきて、それほどコストかからなくなるのかもしれないけれど。 -
Posted by ブクログ
最近のキーワードの一つとなっているアトリビューションについて概要を理解するために読んでみました。
アトリビューションの概念や分析・活用方法について、著者が所属するFringe81のデータや支援事例も交えながらわかりやすく解説しています。
アトリビューションとは何かをとりあえず知りたいという方には良い1冊だと思います。
本書とはやや関係ないですが、アトリビューションというと広告の最適化としての文脈で語られることが多いですが、それだと結局「広告社の憂鬱」をいかに解消するか程度の話にしかならない気がします。
個人的には、ウェブサイトへの流入後の回遊状況やアクションも加えた分析を通じて、顧客インサイトの把握及びコミュニケーションシナリオを策定する上でのインプットに活かすなど、もっと全体感を捉えていく必要があると思います。
本書の初めにスケダチの高広氏が寄稿している内容も、全体としていかに顧客との「最適な」コミュニケーションを図っていくかという視点の重要性を説いていた様に思ったのですが、本文が必ずしもそういう意図が感じられなかったのが少し残念でした。
一マーケターとしては、企業視点での都合ではなく、あくまで顧客視点でのより良いマーケティングを展開する上でアトリビューションという概念に注目していきたいと思います。