石原博光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不動産投資、その中でも中古アパートを買い上げ、リフォーム等を経てキャッシュを稼ぐ手法に強みを持つ著者による、不動産投資を始める人向けに様々なアドバイスが書かれた本。
著者の考え方は、売買益で稼ぐのではなく家賃収入で安定的に稼ぐというものだが、これは株式投資に当てはめると高配当企業に投資すべきとなるだろう。グロース株が軒並み低調な今、この考え方には強く共感した。
株式投資に比べ、不動産投資の強みは「比較的低リスクでレバレッジを持てる事」であろう。金融機関からの融資を引き出す事が出来るからである。一方株式投資でレバレッジを持つには、信用取引をするしか無く、最悪巨額の借金を背負うリスクがある。
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Posted by ブクログ
格安木造アパート一棟買いの不動産投資法解説本。発刊当時の時節柄(2011年)、天災対策などのリスクヘッジに多くのページを割き且つスルガ銀行問題前の融資ジャブジャブだった環境は割り引いて読む必要がある。しかし内容は「三方一両損(得?)」を目指して大家業を説く、親切丁寧で極めて真面目な本だ。
賃貸不動産事業はそんなに濡れ手に粟ではないし労力も費用もそれなりに掛かるが、実需と実体資産がある分、普通のビジネスよりミドルリスクミドルリターンといえよう。本書に書かれた内容は優秀な商社マンがする動きに近いのでなかなか難易度は高いが、本ステップを丁寧に実践していけば成功確率は高いように思う。
本書は10年 -
Posted by ブクログ
不動産投資をやっていく上での著者なりのノウハウを盛り込んだ1冊。
最初に読んだ「確実に儲けを出す 不動産投資の教科書」に比べると王道からはいくらか逸れたニッチを攻めているような印象があり、それぞれの考えの違いが知れてよかった。
基本的にこの書籍では利回りの高さが最優先で、それを実現するために値引きであったりリフォーム前提での経営や満室経営をしていくための工夫を全面に押し出している。
考え方としては非常に参考になるが、資産価値の付きにくいものとはなってしまうため銀行の融資が受けにくい(受けられたとしても金利が高い)、売却の買い手が付きにくいといったデメリットも発生しそうなのでこのあたりのバ -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者は不動産投資として、アパートを買うことを推奨している。物件は建てたら終わりではなく、いかに満室経営していくかにかかっている。リスク、費用まで詳しく書かれていた。
意識しておきたいと思ったのは、以下の点です。
・木造建築はあとから補強も可能。
・現地調査にプロを連れて行き、見積もりをしてもらうのも良い。
・日本政策金融公庫は個人でも借りられる。
・物件に惚れてはいけない。値引きできずに買うと、利回り低くて苦労する
・1500万と1700万。差額200万を回収する時間のロス、利息を意識しよう
・諸経費を考慮すると、表面利回りから1%位は収益性下がる
・イールドギャップの筆者の基準は12%以上