柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「かなしい食べ物」と「運命の湯」は、個人的に好きな作風でした。
読んでいて、ハッとなったのは、「残業バケーション」という話。
自分も、面倒くさがったり、周りになんて思われるかという事を気にして、自分から、誰かや何かと繋がることを放棄してしまうような所があるから、種田君の言葉は心に残った。
自分でも気付かない内に、周りに壁を作ってしまってるのに、自分ではそんなつもりがないから、周りに遠ざけられてる気がして、悪い方、悪い方にばかり、考えてしまう・・・。
初めの一歩は、誰だって怖い。でも、その一歩を踏み出すからこそ、道が見えてくる。
待っていても何も変わらないし、始まらない。
自分から、ア