原田実のレビュー一覧

  • 偽書が揺るがせた日本史

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    ネタバレ

    時代がそうさせるのか偽書が大好きである、本書でコレモアレモ偽書だと気が付いたものも多いが、つくづく人は誰かを驚かせたいのか、こんな非生産的な事に熱心である
    (尤も、土地争いや詐欺に偽書を製造する事も多い)
    【 偽書一覧 】〇=知ってた、✕=知らなかった
    〇「寂庵大静:東照宮御遺訓」✕池田松之助
    ✕「夏✕目漱石:月がとても青い」
    ✕「沢田源内:和論語」
    〇「沢田源内:江源武鑑」
    ✕「不明:三教指帰」空海
    〇「林述斎:慶安御触書」✕徳川実紀記載(確信犯)
    ✕「不明の心学五倫書⇨仮名性理:本佐録」藤原惺窩
    〇「前野:武功夜話」
    〇「和田喜八郎:東日流外三郡誌」
    〇「椿井政隆:椿井文書」
    ✕「伊雑宮神

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    2024年01月07日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    面白かった。特に琉球と蝦夷の妖怪の解説。ここにはもうちょっと紙幅を割いてくれたらよかったかも。
    文化装置として、社会においてもののけがどういう役割を持っていて、どういうふうに作られたのかという視点で語られてる。妖怪がいるから怖いのではなく、怖いから妖怪が作られる。理解を越えたもの、とりあえずなんか良く分からないけど怖いものに、妖怪やもののけといった「理由」をつける。昔の人の知恵だったんだろう。
    ・発生した経緯がはっきり分からない豆腐小僧
    ・UMA的なものは江戸時代すでにいた。磯撫、波山など。
    ・過去の伝説、歴史、民話と、信仰や現象や世相が反映されてもののけとなる。
    ・琉球では異神が登場。蝦夷で

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    2010年11月11日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    古今東西様々な偽書の紹介と、それらがどう歴史に影響したかを紹介した一冊。
    かなり駆け足なので、個別の偽書に興味を持った際は単独で研究された本を読むのが吉。

    偽書の多くは歴史に認められていない人物や項目について描かれており、そこには体制側でない人々の思いが込められていることも多い。
    そのため時に歴史・体制批判や政治活動に用いられ陰謀論と結びついたり、中にはおらが村の村おこしに用いられ郷土の歴史として根付くこともある。

    歴史上の娯楽として偽書は個人的に好きなものの、偽書の存在は結果として誰のためにもなっていないと確認できる一冊。
    耳心地のよい物語には裏があるものだ。

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    2025年12月11日
  • 教養として学んでおきたい女性天皇

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    愛子内親王殿下の女性継承問題から、過去の女性天皇について簡潔にまとめられていました。
    当時の政治情勢や後継問題を日本書紀や様々な文献、研究説を照らしあらせながら分かりやすく書かれています。
    著者がASIOS会員の為なのか、時折 辛辣な考察が見受けられますが嫌いではありませんでした。

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    2022年10月16日
  • 教養として学んでおきたい女性天皇

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    歴史や天皇のことを扱った本、大好きです。
    特にこの本の中では、里中満智子先生の漫画の影響のため、持統天皇が一番好きです。
    けれども、この本は後桜町天皇のことが意外に?書かれていて驚きました。
    他の本は、この後桜町天皇を中継ぎとしか記載していないのに!おかげで、かなり興味が湧いてきました。

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    2022年10月08日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    様々な時代の偽書について読んでいるだけでも面白いが、陰謀論との絡みなど社会に与える影響についてや、研究史上の位置付けの変化など興味深い点も多い。現代において情報の真偽をはかるための指針にもなるのではないか。

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    2021年01月26日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    原田実氏の文章といえば、あまり言いたいことがないというか「まとめ」的な印象を受けるものが多い。しかし、この本には一冊を費やして読者に訴えかけたいことがあるという情熱を感じた。

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    2020年08月23日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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     著者は「と学会」の重鎮。故 横田順彌の弟子筋にあたる点も(個人的に)ポイント高し。
     そんな著者も若い頃は偽書にのめり込んでいた。魅力があるのはよく判る。公式情報への不信、おのれの知性への過信、その隙間に偽書やフェイクニュースが忍び込み、まんまと上座に座ってしまうのだろう。

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    2020年08月05日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    日本の歴史に登場した様々な偽書を紹介、その奥深さを考える。
    I 時代への欲求が生み出した偽書 第1章~第14章・・・偽書の基本。
       東照宮御遺訓、慶安御触書、武功夜話、文学作品の偽作等。
    II 偽書と陰謀論 第15章~第25章・・・偽書と陰謀論の結び付き。
       竹内文書、「壁の中」から偽書、シオンの議定書等。
    III 歴史資料として偽書をどう扱うか 第26章~第30章・・・
           偽書研究の時代の中での流れと主な研究者たち。
    参考文献有り。書名別索引有り。
    偽書と陰謀論の入門書的な内容です。
    偽書を作る側の事情、受け入れる人々の欲求。
    商売である場合もあるが、家系や身分の保持、主

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    2020年06月15日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    日本史の「本流」に紛れ、時おり顔を覗かせる「偽書」「偽史」。それらを網羅的に取り上げ解説した労作。各文献の概要や成立事情、偽作者の素性までも手際良くまとめている。偽作の動機は実にさまざまだが、中世と近世とでは「集団」と「個」という点において断絶がある、との指摘が興味深かった。

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    2020年05月18日
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史

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     日本は文字の国、というのを実感。歴史を曲げる、作る、偽る。すべて本(出版)という言葉の魔術によるものか。
     このような行為が昔からあったこと、近代にもあったこと(田中上奏文、江戸しぐさ)を見るにつけ日本人は変わらない…と感じる。

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    2017年03月07日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    鬼や天狗はどこから来たのか怪談とはこうして生まれたのだと民俗学に近い本ですが妖怪が沢山出てくるし本自体もそんなに厚くはないので軽く読むのに最適です。

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    2011年08月25日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    鬼とか天狗とか河童の起源や江戸時代の「妖怪図鑑」など面白かった。

    さらっと現代のアニメネタに言及するあたりにオタク集団と学会の人らしさなど。

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    2010年11月24日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    もののけ、妖怪の類をなぜ発生して、どのように日本文化に落とし込まれ、民衆の間で機能していたのかについてを有名な妖怪をメインに扱いながら読みやすい文章で示してくれている。宗教にしろ、精霊にしろ、妖怪にしろ、あらゆる物事にはそれが発生する所以があり、それが長い時を経て文化にさえもなることを教えてくれる。読み応えがあった。

    手軽に読めるもののけの構造分解書入門として良いと思う。京極夏彦作にも同じようなものがあるが、雲泥の差で読みやすい。京極著はまじで素人を粉砕してくる笑

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    2024年01月08日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    「東日流外三郡誌」、「竹内文書」、「神代文字」、「シオンの議定書」。記紀以前の神代の歴史を記したもの、寺社の縁起、氏族の家系にかかわるもの、陰謀論や新興宗教の教義に利用されたものなど、数多くの偽書を概観できる。情報量も多い。

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    2023年03月07日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    古文書などを装って作られる偽書。
    これらはある人にとっては自分の主張を裏打ちするために、又は権威づけなどのために作られてきた。
    しかも、それが偽書であることが明らかになったとしても、時が経つと再び取り上げられたり、別の目的のために利用されたりと、偽書は何度も歴史の中に再登場し、悪用される。
    一度巷に出るとその影響は繰り返しぶり返されるという点は、今のSNSなどのフェイクニュースと似た面がある。

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    2021年04月15日
  • 偽書が揺るがせた日本史

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    「東日流外三郡誌」「秀真伝」のような有名どころから最近話題の椿井文書まで、日本の偽書を網羅的に紹介している。「ヴァイマールの聖なる政治精神」に引用された架空の神学者カール・レーフラーや、「シオン議定書」のように日本史を対象としない文書も含む。
    「三教指帰」「慶安御触書」が偽書というのは知らなかった。
    とにかく全部入りなので、個々の文書や事件へのツッコミは薄い。

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    2020年12月28日
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史

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    「伝奇もの」は古代から連綿と書かれてきているということ。昔の人が「これホント」と書いてるからといって無邪気に信用してはいけない。現在の架空戦記小説も、遠い将来には史実として教科書に載ったり、多くの信者・研究者を獲得する偽書になり得る。全否定も全肯定もせずに歴史的な位置づけを探る、学者の地道な検証に敬意。
    「江戸しぐさ」もぶち込んでくるあたり、監修者の味。

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    2017年04月02日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    妖怪譚を中心にもののけについて文学的に考える新書です。妖怪好きにはお勧めですし、江戸時代におきた妖怪が引き起こしたとされる事件なども紹介しているので雑学として読むのも良いです。

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    2025年12月21日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

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    ネタバレ

    日本の「もののけ」(妖怪)の姿やあり方を、江戸期のもののけの様相を中心として考察・解説した本。「鬼」・「天狗」・「河童」などメジャーなものから、「累」・「化け猫」・「豆腐小僧」と言った江戸期の活躍したもの、更には琉球・蝦夷地のものまで幅広く紹介している。
    個人的に参考になったのは、第三章「『百物語』のもののけたち」である。この章では『絵本百物語』に登場するよう妖怪(の一部)を解説しており、特に「舞首」の起源に関する説は大変興味深かった。また第四章・第五章で取り上げられた琉球・蝦夷地の妖怪に関する解説も初めて知る事が多かった。
    ただ、いくつかの記述に間違いがあったほか、妖怪の解釈について疑問のあ

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    2013年02月04日