もののけの正体―怪談はこうして生まれた―
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もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

660円 (税込)
462円 (税込) 5月2日まで

2pt

3.5

鬼に襲われた、天狗に出くわした、河童を目撃した……ほんの数十年前まで、多くの日本人が、妖怪や幽霊など「もののけ」の存在を信じ、体験や伝説を語り継いできた。もののけたちはどうやって生まれてきたのか。日本の怪談や奇談の数々から民俗学的な視点で、その起源の謎に迫る。日本古来の妖怪や魔物をはじめ、江戸時代の化物、琉球地方や蝦夷地のアイヌに伝わるもののけも多数紹介! 日本人の恐怖の源泉を解き明かす。

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もののけの正体―怪談はこうして生まれた― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年11月11日

    面白かった。特に琉球と蝦夷の妖怪の解説。ここにはもうちょっと紙幅を割いてくれたらよかったかも。
    文化装置として、社会においてもののけがどういう役割を持っていて、どういうふうに作られたのかという視点で語られてる。妖怪がいるから怖いのではなく、怖いから妖怪が作られる。理解を越えたもの、とりあえずなんか良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月25日

    鬼や天狗はどこから来たのか怪談とはこうして生まれたのだと民俗学に近い本ですが妖怪が沢山出てくるし本自体もそんなに厚くはないので軽く読むのに最適です。

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    Posted by ブクログ 2010年11月24日

    鬼とか天狗とか河童の起源や江戸時代の「妖怪図鑑」など面白かった。

    さらっと現代のアニメネタに言及するあたりにオタク集団と学会の人らしさなど。

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    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    もののけ、妖怪の類をなぜ発生して、どのように日本文化に落とし込まれ、民衆の間で機能していたのかについてを有名な妖怪をメインに扱いながら読みやすい文章で示してくれている。宗教にしろ、精霊にしろ、妖怪にしろ、あらゆる物事にはそれが発生する所以があり、それが長い時を経て文化にさえもなることを教えてくれる。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月23日

    怪談の歴史を紐解きながら、時代背景と怪談の成立順序から、もののけがいかにして生まれたか。日本人に愛されてきたか。を民俗学的視点で、説く一冊。(愛されるというのは、怖がられたり、教育に使われたり、日本人の生活に必要とされて、受け入れられてきたことを指す。)「鬼」「河童」「天狗」など代表的なものから、「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月13日

    鬼・天狗・河童などの定番から、琉球やアイヌのちょっとマイナーな妖怪まで、さまざまな“もののけ”を紹介し、その成立過程を分析した本。

    中にはちょっとこじつけじゃないかと思うような説もあったけど、全体におもしろく読めました。
    女性差別ともののけを結びつけた説はなかなか新鮮でした。

    個人的には化け物の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月04日

    第一章では鬼や河童などの代表的な、第二章では江戸時代の怪談や黄表紙、第三章では絵本百物語、第四章では琉球、第五章では蝦夷。
    この本ではこれらのもののけの成立過程や正体が考察されています。
    絵本百物語などの章は時代背景なども絡めて面白く読めたのですが、鬼など代表的なもののけになるとその成立も諸説あり、...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年02月04日

    日本の「もののけ」(妖怪)の姿やあり方を、江戸期のもののけの様相を中心として考察・解説した本。「鬼」・「天狗」・「河童」などメジャーなものから、「累」・「化け猫」・「豆腐小僧」と言った江戸期の活躍したもの、更には琉球・蝦夷地のものまで幅広く紹介している。
    個人的に参考になったのは、第三章「『百物語』...続きを読む

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