ふゆの仁子のレビュー一覧
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ネタバレ銀行に勤める澤純耶は暴力団の跡目である、小早川卯月と恋人関係にある。
純耶の卯月を想う気持ちは、日々強くなるけれど、二人の立場上、外で自由に会うこともままならず、二人の関係については、ひたかくしにしなければならない。
そんな状況に、純耶は立場の違いを感じ、苦悩する。
そんな中、卯月の組内部で揉め事が起き、卯月の考えに反対する人物が出てくる。
そして、卯月の弱みとして純耶が標的になり、攫われてしまう――。
という話でした。
「愛しかいらねぇよ。」の第二段の話。
前作で無事に結ばれて、ハッピーエンドを迎えた二人でしたが、今作では、付き合い始めたらやっぱり問題がいっぱい出てきた……という話でした。
そもそも、銀行員と暴力団が一緒にいるところを見られると、あらぬ疑いを抱かれるので、とても具合が悪いらしい。言われてみれば確かに、という感じで。
結局、最後を話してしまうと、純耶は仕事を辞めて、卯月と一緒にいることを選んでしまうのだけれど、そんな安易に仕事を辞めてもいいものだろうか……? と悩んでしまう。
好きな人と一緒にいたい! という気持ちはわかるんですが、個人的にはそれでハッピーエンドよかったね! とは思えないので、なんというか、微妙……としか言いようがないです。
でもまぁ、このシリーズは続きがもう一冊あるそうなので、それを読んでからかなー……と。
最初に純耶が言っていたように、ただ卯月に囲われるだけじゃなくて、純耶なりに自分のやりたいことを見つけてくれていたらいいのにな、と想います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ里美はある晩、行きつけの店で知り合った行きずりの男と関係を持つ。
今まで女に限らず、何人かとの男とも関係を持った里美だったが、その男とした行為は、今までの誰よりも里美を夢中にさせた。
鍛えた身体をスーツに包み、「痛がる表情も俺を煽るためなんだろ?」と里美を翻弄するその男。
遊びのはずが、快楽に囚われたのは里美の方だった。
いつ意識を失ったかも覚えていないくらい、その彼との行為に溺れた里美が翌日、目を覚ますと彼はもうすでにいなくなってしまっていた。
そのことにショックを受ける里美だったが、それから二週間後、もう二度と会うことがないと考えていた彼から連絡が入る。
そして、今まで知らなかった彼の招待を知ることになる。
彼――安岐は、特捜部の検事で、里美に対して、職場の先輩弁護士と代議士を捕まえるために協力して欲しい、と頼まれたのであった。
里美は、自分が利用されたのだということに憤るが……という話でした。
検事と弁護士の話なので、法廷で対決! とかだったら精神的にしんどいなー……と思ったんですが、そんなことはなく、里美に関してはほぼプライベートな事柄ほとんどを占めるので、胸が痛かったりというのはなくて個人的にはほっとしました。
話としては、自身も弁護士で自殺してしまった父親の死の真相を探りたいと思った里美が、父とも知り合いであった先輩弁護士の事務所に勤めるも、日々の仕事の忙しさに何も出来ずにいたところ、思いがけなく事態が動き始めて、死の真相をも知ることになる、という感じだったんですが。
伏線だと思ったところが、伏線じゃなかったり、どうしてその状況で里美に協力を依頼してくるんだ、こいつらは……と思ってしまうようなところがあったり、と微妙にもったいない感じが。
個人的に、父を死に追いやった男たちに里美が協力するメリットなんて何もないよなー……と思ったので、里美にその協力を求めてきた男たちが愚かに見えてしょうがないです。
もうちょっとその辺り練ってくれたら面白かったようにも思うんですが、練りすぎると話がだらだら長くなってしまうと思うので、これはこれでよかったと思います。
ミステリー的な内容もありますが、基本的には二人の関係がメインの話です。 -
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ネタバレ澤純耶は8年前の恋をいまだに引きずっていた。
純耶の恋の相手は、高校3年生の純耶のクラスに転入してきた暴力団の跡取り息子・小早川卯月。
卯月は、その生い立ちからクラスメイトから遠巻きにされていたが、純耶はそんな卯月と親しくなる。
しだいに二人は惹かれあい、関係を持つようになるが、卯月の教育係、岩槻から住む世界が違うと諭され、最悪の別れ方をしてしまう。
しかし、8年後、思いもよらない偶然から二人は再会する。
再会した二人は再び関係を持つが、純耶は過去の出来事から素直になれずにいるところを、無理やり抱かれてしまう。
それ以後も、その時の写真をネタに脅されるように抱かれるが、純耶は、むしろ「抱かれる理由」が出来たことを歓迎していた。
しかし、組の幹部が殺されたことが原因で、純耶は卯月から別れを告げられてしまう。
というような話です。
最後は、純耶が覚悟を決めて、ハッピーエンド。
でも、現実はそんなに甘くないから、簡単にはいかないと思いますけど、それを言っちゃうと夢も何もなくなっちゃうので、それはそれでよし、かな?
よく考えたら、この前に感想を書いた同じ作者さんの本と、あらすじがよく似ているな、と思ったんですが。
こちらの方が、純耶の性格が明るい分だけ、随分とっつきやすいように思います。
でも、必ずしも明るくなきゃいけないというわけでもないとは思うのでどっちもアリだとは思います。
王道な感じのロミジュリ系話好きな方はどうぞ。 -
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ネタバレアンリが恋人だったリシャールと別れてから10年が経った。
アンリは未だにリシャールを忘れられず、想いを引きずっているもののリシャールからの「会いたい」という連絡を拒み続けていた。
なぜなら、絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血を引いていることを言い出せないためであった。
しかし、そんなアンリの前に、10年の時を経てリシャールが姿を現す。
再会を拒み続けるアンリに対して、交差点で止まっている車の前に飛び出すなど、おおよそリシャールらしからぬ行為に、そして、「アンリが来るまでそこをどかない」と言い張るリシャールにアンリは渋々、連れ去られることを了承するが、リシャールに連れて行かれた先はホテル。
とりくつしまのないアンリにじれたリシャールにアンリは抱かれてしまう。
心はリシャールにあるアンリには、それを拒みようがなくて……
という話。
物語の「今」としては、アンリとリシャールが再会して、アンリが結婚を発表する日までのたった4日間。
ただそこに、上手にアンリとリシャールの出会いから今までを絡めてあるので、とても濃い話になっていました。
それと、この話は「駆け引きはベッドの上で」の番外編のようになっているようで、そちらの登場人物の名前もチラホラ出ています。
ただ、読まなくても十分に面白いので、問題はなかったです。
最後はキレイなハッピーエンドになっていて(ちょっとだけ出来すぎたドラマのようでしたが)、いい終わり方でした。
ただ、前編を通して、慎重派で考え込みやすくリシャールのことに関してはネガティヴなアンリ目線で物語が語られるので、少し、鬱々としていて肩が凝るといえば肩が凝るかもしれません。 -
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ちょっと割のいいバイトという触れ込みで、待ち合わせ場所に向かった大学生の令。ところが、自分を待っていたのは、触れたら火傷しそうな濃厚な艶と、危険な夜の香りのする男だった。ろくに素性も知らぬまま、男の手管で快楽に溺れてしまった令。そしてその男と「婚約」することになった令の運命は…!?書き下ろし表題作他、兄の友人と「結婚」することになった青年の戸惑いを描く『その手のぬくもりを』を収録したロマンスノベル。
「あなたの嘘と恋の真実」ヤバイ雰囲気の社長X貧乏大学生
「その手のぬくもり」実家資産家&広告代理店勤務リーマンX同級生の弟&大学生
「月夜のひとりごと」おまけショート