ふゆの仁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ絵師さん買い。
「愛されてシリーズ」1作目
弁護士×リーマン
攻め:弁護士・佐伯恭祐
受け:会社員・津久見円
法務部で働く円は事業の契約の件で弁護士佐伯が指導する部署で働きだして1年半、佐伯の仕事の仕方や敏腕さを尊敬していた。ある日つい自分の性癖の話から佐伯にゲイの集まるバーを紹介されつい足を向けてしまう。そこで初めて会った男にいかがわしい薬を盛られて朦朧としたところを助けられたが、それを施したのは佐伯だったらしく、、、。
攻めの受けに対する感情がゆがんでる、、と思う。
そもそも、好きならもっとストレートに相手を追い詰めればいいだろうに。ゲイの集まるバーに誘いながら自分は行かず、別な -
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高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段にティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。
交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアをなんとかしてほしいと頼む。
必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。 -
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ネタバレ建築家・遠藤翔太の人生はたった一人の一言で変わってしまった。
日本で活躍の場に恵まれなかった翔太が海を渡ってようやく漕ぎ着けたビッグプロジェクト。
準備に準備を重ねた上で、ようやく採用へと至ったのにも関わらず、後から出てきたその男の「ノー」のその一言でプロジェクト自体がなくなってしまった。
遠藤はその男・劉に再び会うことを目的に経験を積む。
実は劉は世界でも高名な風水師であり、遠藤はそのなかなか会うことも難しいその男に、必死の伝手を辿り、再会を果たす。
ところが再会した劉は何者かに狙われており、いきなり踏み込んで来た男たちを前に、劉のその長い髪を生かして、情事の最中の男女を演じることになって -
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攻め:ヤクザ・吉野
受け:教授・服部
平均より早くに教授職についている服部は昔、父親殺しでカウンセリングをした吉野と身体の関係が10年続いている。
服部は中学時代に家庭教師だった男と関係を持って以来同性からの秋波には敏感で大学時代には教授からの誘いを上手く利用してその地位を自分のものにしていて…。
エチシーンに次ぐエチシーンでなかなかエロかった。
が、結局自分の気持ちに気付かないまま唯々諾々と如何にも無理やりなように流されて抱かれてきていた受けが攻めの立場と攻めからの言葉によって自分の気持ちを自覚する、そんな話でした。
最後まで攻めの気持ちが明らかにされないので如何にも身体だけっぽ -
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ヤクザ×大学教授
心理学を担当する教授である主人公には、誰にも言えない秘密があった。極道者と身体の関係があること。
関係が始まったのは、彼が父親殺しの容疑者であったことからだった。精神鑑定をするうちに、父親から受けていた暴力の実情に対する同情では説明できない感情が湧きあがり、胸元に残るやけどの跡に口をつけていた…。
それから、主人公はとらわれている…。
オッサンキター!とおもって飛びついたら中身もとびきりな好みドンピシャでした。
苦悩する受けと、翻弄する攻め!しかもヤクザというより「極道者」といっていい攻めがたまりません。
エロもその内容が作品全体とマッチしていて、必然性が感じられる内容で -
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管制塔のラプンツェル 続編。
攻め:田中正勝
受け:松橋佑
二人で暮らして過去を乗り越えたように感じてはいても、ひょんな時に引き戻されそうになる松橋。
そんな時、かつての妻に偶然会ってしまい…。
すごいグズグズでウダウダでイラッとした。そして二人が自分本位に相手の言動を解釈して相手を信じられないのにムカついた。
まあ、小説だからね。
大森や羽田近辺から多摩霊園は実際は遠いのに近い描写がしてあって、わざわざ本当の地名を使う理由が分からなかった。
それと自分がかつて暮らしていたマンションにまた住むことが出来るのが不思議だった。死んだ娘の思い出があるから辛いとは思わなかったのかな。 -
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キスランシリーズ第三弾。
恋人の大澤と休暇で香港を訪れた野城。
大澤から庇護するような愛情をもらい幸せだけれど同等ではないと気後れする野城。
そう思っている中、一緒に住もうと大澤から提案されても素直に頷けず、しかも野城に見合い話が持ち上がり…。
庇護されるだけではイヤ、自分も同じ立場で大澤を愛したいと思っているのに上手く話せなくてうじうじ悩んだ挙げ句爆弾のように大澤を傷つけてしまう野城にちょっとイラッとしました。
元恋人だった松橋からの助言で先を見通せたみたいだけど。自分で分かれば、もっと良かったような。
でもとりあえず幸せになれて良かったです。