山田順のレビュー一覧

  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    ネタバレ

    富裕層のみならず,普通のサラリーマンやOLまでもが,ごぞって日本国外に資産を移そうとしているお話.
    日本の税制がどのぐらい歪んでいるか,今後の増税は避けられないことを理由に,海外へ資産を持ち出して運用することを勧めている.
    日本の非居住者となるために,PT(終身旅行者)の概念についても少し記述があった.
    全体として結構主観が入っていて,情報の信憑性という点で怪しい箇所もあるのだが,非常に話題になった本ではある.
    では,これを読んだ中で,果たしてどのぐらいの人がそれを実行に移したのだろう?
    ちなみに私自身は早々と実践してみた(笑)
    それによって学んだ教訓は,案ずるより産むが易しということである.

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    2013年04月24日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    『資産フライ』という言葉で聞くとなんだか特別のことのように思えますが、外貨預金などを含め、海外に自分の資産の一部を移す人は増えているようです。

    海外投資などに興味がある方はぜひ読んでいて損はないと思う一冊です♪

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    2013年03月31日
  • 本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)

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    元出版社、マスコミ側の人間からの、ソーシャルメディアのメリット・デメリットを書いた本というべきだろうか。

    内容としては、フェースブックの利用の功罪と、実は社会階層内でで使うものであるということ、グーグルプラスの今後、ソーシャルメディアないでの公式web、電子書籍の功罪、新聞がなくなることの今後の世界、メディア融合、グーグルがビッグブラザーになるかということ。

    どこかの雑誌の連載をまとめた本だとは思うが、技術だけに偏らず、社会的に、マスコミ側から見たソーシャルメディアの今後を論じていて、内容としても難しくないが興味深い。

    やっぱり書き手が上手だと読みやすいと感じた。

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    2012年08月18日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    書店で何気なく買った本だが、富裕層に属する人たちが資産を海外に移し、場合によっては非居住者となって海外で暮らす実態のルポとして、なかなか面白かった。
    この手の本は、最初だけ面白くて、後半に行くに連れて、紙数を埋めるためだけのようなつまらない話や著者の主観に堕していくことが多いが、本書は、そういうことが少なく、中間や終盤にも面白い事実のレポートがあり、山場が何回か来るのがよい。
    英語教育の必要性や改善の主張など、本書のテーマからは派生的な論点もそれなりにまっとうであるが、日本が悪い方向に向かっているのは何でも官僚のせいだというステレオタイプの主張は、ちょっといただけないように思う。

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    2012年06月28日
  • 本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)

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    ソーシャルメディアに対して理想主義に偏っていないところは評価できます。品行慎む一利用者でいるならば、あまりソーシャルメディアを悲観視することもないのではないかと思いました。ただ、生態系の頂点にいる者に搾取され続けていく世界であることは忘れずにいよう。

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    2012年05月28日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    ●内容
    ・光文社のジャーナリストによる「資産フライト」の背景レポート。
    ・富裕層から小金持ちまでもが資産を海外に移転させている現象の背景を、日本社会の構造に求める。

    ●コメント
    ・軽く言及されている、ポルトガルの没落との比較が面白い。地震をきっかけに経済が破綻し、以後250年間2流国にとどまる、かつての世界帝国。

    (引用)
    “歴史のアナロジーならポルトガル。1755年のリスボン大地震でGDPの3~5割を失った。
    災害の後遺症で人心が乱れ、大航海時代の荒々しい国民性が変わってしまった。
    今のポルトガル人はおっとりしていて、お金への執着が薄い”


    ・「資産フライト」の具体論としてHSBC(香

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    2012年04月21日
  • 本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)

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    ネタバレ

    来るべきメディア融合時代。
    テレビもスマホもPCも同じネット接続端末でしかなくなり、違いはその画面の大きさだけでしかなくなる。
    世のトレンドとなっているソーシャルメディアの裏に潜む数々の罠について専門用語を交えながらわかりやすく解説されており、思わず納得してしまう。

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    2012年04月12日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    「資産を(その一部でも)海外に移転したい」というのは、今や団塊以上の元サラリーマンで、多少資産を持っている人の大部分が考えていることだろうし、そのうちの一部の人が実行しているだろう。
    何十億円もの資産を持っている本当の金持ちはとっくにそうしている。
    山田順氏の記述はドキュメンタリータッチで、そういう現実を見せてくれる。

    「海外に資産を逃避させるのは非国民」とか「海外移住したりして働くのは非国民」とか、税務局やマスコミはそういう論調で、大衆をあおる。そういう大衆が日本のことを考えて自己犠牲的に活動していることなどない。著者はそれが一種の嫉妬心の卑屈な発露であるというように論じている。

    資産を

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    2012年04月05日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    数年前から「日本はこの先、本当に駄目になるのではないか?」と思っていて、チャンスがあったら外貨で貯金しようと考えていた。
    この本を読み終わった感想は、自分と同じ考えの人は少なく無いのだな、ということだ。
    この本で取り上げているのは、香港やマレーシアの銀行に口座開設をしている日本人の話で、それが富裕層だけでなく普通のOLなどにも広がってきたこと、海外口座開設が増えてきたことの背景、などが書いてある。
    この本が指摘する通り、日本政府の東電救済策や消費税増税の話、年金改革の話を知れば知るほど、資産を海外に移さないと危なっかしくて仕方が無い、と思わざるを得ない。
    自分も真剣に、海外の銀行に口座開設する

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    2012年03月18日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    少し偏った意見ではあるがルポとして生の情報をかいま知るという意味でおもしろい。日本がガラパゴスなのか、日本人が思考停止になる仕組みをつくっているのは事実だと思う。正解不正解は考え方の違いになるのでそれを抜きで事実を知る仕組みは必要だと思う。

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    2012年02月29日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    タイトルとは少し異なり、資産を国外にどうやって動かすか、という細かい方法が載っている本ではない。いくつか体験談はあるので、それを元に調べてくれというスタンスなのだろうか。ただし、資産移動の可能性も検討する価値があるかもしれないと感じさせてくれる本だった。

    現在の日本の税制は金持ちからいっぱい金を取るスタンスで、マスコミもそれを是とする傾向が強い。一方、金持ちは外国へ逃げるだけのお金は持っているので、当然逃げるか資産を移す。金持ちがどう考え、どう動こうとしているのが分かる本だった。こういった傾向は、テレビを見ているだけではわからない。自分の視座をいつもと変え、なるほど、と思いながら物事を見つめ

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    2012年01月18日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    殆どの内容は既知であったが、新しい情報を書き留めておく。
    いまだに日本滞在の外国人が日本の銀行に口座を開けない国。制度的にはできるが煩雑な手続きと日本の銀行の英語力のなさで実質的に解説できない。証券投資もできない。帰国すれば口座はクローズ
    中国では旅行者でも口座開設ができる。
    米国では25兆円の寄付が毎年行われている。日本では約1兆円。
    海外に一回に持ち出せるのは現金は100万円未満
    東電の処理は、世界中の投資家を唖然とさせた。このようなルール無視はありえない。
    法律ではなく庶民感情で裁判を行うでたらめ司法。しかし、一部は最高裁でまともな判決がでてよかった。

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    2012年01月09日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    資産を海外に避難させておくこと。
    英語を勉強しておくこと。
    これから日本をまっている波乱の展開に、どちらも必要なことに思えました。
    さっそく実践しよ。

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    2011年12月12日
  • コロナショック

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    コロナ対策について書いた一冊。

    出版日が1年前と古いが、日本政府の海外と比べたコロナ対策の杜撰さはその通りだと感じた。

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    2021年10月18日
  • 米中冷戦 中国必敗の結末 THE FATE OF THE U.S.-CHINA COLD WAR

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    大変分りやすく書かれていてスラスラ読めました。
    果たしてこの予測が現実になるかは自分の浅い知識では判断つきかねます。
    これから色々視野を広げて検証したいと思います。

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    2020年10月29日
  • 東京「近未来」年表

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    今年ほど変化を感じた年はない
    オリンピック後を想定した本書だが、その方向性は変わらずともスピードが加速する気がする

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    2020年08月08日
  • 資産フライト 「増税日本」から脱出する方法

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    資産フライト

    内容的には全て理解をしていることですし、

    自分自身が言い続けていることなので、

    特に印象もないですが、

    日本人にとっては資産分散を海外で行う必要性は

    当たり前なことでもありますし、

    まだ理解度が足りない人は読んでみると面白いと思います。

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    2016年02月02日
  • 人口が減り、教育レベルが落ち、仕事がなくなる日本 これから確実に起こる未来の歩き方

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    あえて悲観的な視点でこれからの日本を考えてみたという本。

    資本主義において、経営者は生産性を追求するため、失業者が増える。すると、モノは安く作れるようになるが買う人がいなくなる。そして、経済が縮小する。
    資本主義が抱えている自己矛盾。

    ・どんなビジネスも人口減には勝てない
    ・2015年から中国、韓国も日本とともに人口減、高齢化に進む
    ・日本人は英語ができない
    ・自治体破綻は「財政力指数」と「実質公債費比率」をチェックしろ
    ・量的緩和の出口戦略があるのか?

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    2015年12月19日
  • 日本人はなぜ世界での存在感を失っているのか

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    「なぜ日本は自滅しようとしているのか?」
    ・英語の公用語化と、移民の受け入れが今後必要になる。
    ・なぜアメリカの量的緩和が良くて、日本の量的緩和がダメかがしっかりと書かれていない。

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    2015年01月04日
  • 人口が減り、教育レベルが落ち、仕事がなくなる日本 これから確実に起こる未来の歩き方

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    シンガポールでは小学校から徹底した英語教育が行われている。国民の英語力は一気に増しグローバル化が始まった90年代になると、それが強みとなり、海外から多くの企業、多額の投資マネーが入ってくるようになった。東京証券取引所は、バブル崩壊以前は世界一の取引量でアジア経済の中心であったが、今やその地位はシンガポールに奪われている。英語を軽視し外国企業にまで日本語表記を義務付けていた。東証から外国企業が激減し、ようやく英語表記を認めるようになったが、時、既に遅し。英語ができなければ話にならないという時代に日本の学校では英語教育に十分な時間が充てられていない。日本人のほとんどが英語を話せない。購買力平価換算

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    2015年01月04日