山田順のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の財政への不安、日本の金融サービスの悪さ等の理由から、海外の金融機関へ資産を移す人がここ数年、数億円資産を保有する富裕層から、数千万円保有の中間階級まで増えているという。その点に関しては、今更驚く話ではなく、著書の中でも真新しいことは書かれていない。
著者は、けして資産を海外へ移すことを奨励しているわけではない。武富士の裁判を例に、日本は資産を多く持つ人に対して、なぜか黒いイメージが付き、その資産から税金を多く取るのは正義であるような感覚が官僚、マスコミ、国民にはある。改めなければならない」というのが著者のメッセージだろう。
(武富士裁判:武富士の長男で遺産相続当時すでに日本に居住していなかったのにも関わらず、納税義務を怠ったとして提訴された。しかし、法令上全く違法な点はなく結果、国は敗訴)
才能があり、日本に富をもたらす人を引っ張ってはいけない。
ところで、HSBCの日本でのサービスが今年8月で休止とのこと。良いサービスで満足していたのに残念だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資仲間から新しく借りた本がこれ、資産フライト。
やはり日本の財政破綻は確実に起こってしまうのかと思ってしまう本ですね。超富裕層と呼ばれる人たちが2006年にすでに資産を海外に移し終えていたという驚愕の事実。僕なんてやっとその重要性に気付いたから遅すぎるといえば遅すぎるんだが、でもこのタイミングで気付いたということをプラスに考えるようにする。
今の政治は富裕層に増税して庶民の苛立ちを分散させようとしていますが、そもそも税収のほとんどは彼ら富裕層が払っているので、こんなことするのは間違っていますね。僕もこの本読むまでは富裕層増税賛成でしたが、富裕層が日本に残るようなシステムを作らないと彼らがいなくなってしまったら日本は潰れてしまいます。
富裕層は日本を愛しているけれども、政府や今のシステムが完全に彼らを締め出そうとしているので、やむなく海外に資産を移しているという印象を受けた。
印象に残ったところの一つで、ジム・ロジャースが震災後に新聞のインタビューで「赤字を増やさない復興」を主張したそうだが、正にそうだと思う。今の支出は異常だ。なぜ収入の倍以上も支出をし続けることができるのだ?日本が立ち直るためにやらなければいけないことは明白なのにそれが出来ない今の日本は本当に機能不全だ。だから新しい風をこの国に吹かせなければそれこそ本当に日本が破綻してしまう。
そうなったときに一番負担を強いられるのは結局何もしていない庶民なのに。官僚たちは自分たちの資産は防衛しているだろう。こんな不条理な世の中はおかしい。でもそれを放置せざるを得ない状況も悔しい。僕が小さなできることを始めることがいつかは大きなパワーになるのではないか。影響の輪に集中する。
また著者は英語教育の重要性を強く主張している。これは本当にその通りだと思う。僕はアメリカ人に生まれる必要はないと思う。ちゃんと母国語を持っているほうが、英語しかしゃべれない人間よりずっとましだと思う。でもグローバル化が進んでいる今、日本語しか話せないのは社会システムにアクセスできない赤ん坊のようである。幸いにも僕は英語の重要性を早くから認識していたので今英語をしゃべることが出来るわけだが、でも英語だけ出来ても差別化できないので、そこが僕の課題だ。英語+αのαの部分を強化する。
今の中高等教育の英語は社会に役立つ英語とはとても言いがたい。こんな時間があれば別のことをしたほうがよほどましだと思う。僕は日本人が英語をしゃべるために何をしたらいいかは分からないが、少なくともこの教育だと全く役に立たないことは分かる。だから若い間に半年でもいいので海外留学することを勧める。まして日本人がいない場所で。自分以外誰も頼れないところで生活すると自分という人間を大きく成長させることができるからだ。
そして一日でも早くお金を貯めて、海外で運用することが必要ですね。