ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
500万円、1000万円といった大金をこっそり現金で海外に運ぶ人間が増えている。れっきとした医者や弁護士などの専門職、中小企業オーナー、大企業をしかるべきポストで退職したサラリーマンなど、小金を持った層である。違法と知りながら、彼らが日本を見捨てるのはなぜか? 英語ができないOLまでが、虎の子を持って「海外口座開設ツアー」に参加している──「円」の先行きに不安を抱き“資産フライト”する人々の現状を密着レポート!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2011年10月出版なので、ちょうど日本国債の暴落論が新聞紙面を賑わしていた頃。実にタイムリーな話題。 日本の金融界の実情=金融ガラパゴス なぜ10年も英語教育を受けて「英語アレルギーのまま、話せないのか」=愚民化教育 「さよならニッポン」 サラリーマンであれ富裕層(ニューリッチ層)であれ、...続きを読む自分の【資産】を、運用によって【守る】(※「増やす」という意味ではない。)理由がある。 それに気づけない、人たち・・・学びの姿勢を持てない人たちが、国から、情報の非対称性の優位に立つプロから搾取される。 その現実を突きつけている良書。 特に20代、30代は必読。
日本と世界の経済の状態が分かりやすく書かれた一冊。 その中で、資産を国外に飛ばすことの重要性が書かれています。 タックスヘイブン(租税回避)etc・・・ 資産を分散することはリスクを分散することにも直結します。 ぜひ、読んでほしい一冊です!
『資産フライ』という言葉で聞くとなんだか特別のことのように思えますが、外貨預金などを含め、海外に自分の資産の一部を移す人は増えているようです。 海外投資などに興味がある方はぜひ読んでいて損はないと思う一冊です♪
書店で何気なく買った本だが、富裕層に属する人たちが資産を海外に移し、場合によっては非居住者となって海外で暮らす実態のルポとして、なかなか面白かった。 この手の本は、最初だけ面白くて、後半に行くに連れて、紙数を埋めるためだけのようなつまらない話や著者の主観に堕していくことが多いが、本書は、そういうこと...続きを読むが少なく、中間や終盤にも面白い事実のレポートがあり、山場が何回か来るのがよい。 英語教育の必要性や改善の主張など、本書のテーマからは派生的な論点もそれなりにまっとうであるが、日本が悪い方向に向かっているのは何でも官僚のせいだというステレオタイプの主張は、ちょっといただけないように思う。
●内容 ・光文社のジャーナリストによる「資産フライト」の背景レポート。 ・富裕層から小金持ちまでもが資産を海外に移転させている現象の背景を、日本社会の構造に求める。 ●コメント ・軽く言及されている、ポルトガルの没落との比較が面白い。地震をきっかけに経済が破綻し、以後250年間2流国にとどまる、か...続きを読むつての世界帝国。 (引用) “歴史のアナロジーならポルトガル。1755年のリスボン大地震でGDPの3~5割を失った。 災害の後遺症で人心が乱れ、大航海時代の荒々しい国民性が変わってしまった。 今のポルトガル人はおっとりしていて、お金への執着が薄い” ・「資産フライト」の具体論としてHSBC(香港上海銀行)への言及がある。長期に寝かせる資金ならオフショア銀行が圧勝、ということが数字から窺える。 (引用) ”HSBCの総合口座は複数の通貨での預金が可能。すべての通貨の口座を1つの口座番号とステイトメントで管理できる。総合口座は種類「プレミア」「アドバンス」「スマートバンテージ」。スマートなら最低預入10万円” ”香港のようなオフショアでの複数の通貨による預金は、日本でいう「外貨預金」とは大きく異なる。日本国内の外貨預金では、たとえば米ドルで預金をしたい場合、円で米ドルを購入しなければならないが、このとき日本の銀行が課している手数料は1ドルにつき1円というのが相場。HSBCでは手数料は0.25%。1ドルにつき25銭。さらに、日本では単利のうえ源泉徴収、オフショアは複利が主流で源泉徴収がない” ・いかに金持ちが日本政府を支えているかという指摘。 (引用) ”所得1億円超の人は全体の0.1%しかいないが、納税額の13.6%を占める。5000万円超だと0.6%で納税額は27.0%。1000万円超までにすると納税額は79.3%に達する。ちなみに年収300万円以下の層の納税額は全体の3.1%に過ぎない”
「資産を(その一部でも)海外に移転したい」というのは、今や団塊以上の元サラリーマンで、多少資産を持っている人の大部分が考えていることだろうし、そのうちの一部の人が実行しているだろう。 何十億円もの資産を持っている本当の金持ちはとっくにそうしている。 山田順氏の記述はドキュメンタリータッチで、そういう...続きを読む現実を見せてくれる。 「海外に資産を逃避させるのは非国民」とか「海外移住したりして働くのは非国民」とか、税務局やマスコミはそういう論調で、大衆をあおる。そういう大衆が日本のことを考えて自己犠牲的に活動していることなどない。著者はそれが一種の嫉妬心の卑屈な発露であるというように論じている。 資産を海外逃避させている金持ちのほうが、よっぽど真剣に日本を愛し、日本の将来のことを考えていると、著者は述べている。私もものを言わない静かな金持ちのほうが、そうでない人たちより、より真剣に日本の将来を考えていることは間違いないと思う。かといって考えていることが価値を生む訳でもない以上、それはそう主張したとしても大衆に理解される訳でもなく何の益も無い。賢い金持ちたちはそういうことが非常によくわかっている。だから非常に静かにしていて、やり玉にあがらないようリスク管理をするだけだ。少しばかり華僑の心境に思いをめぐらせることになる。 「海外口座づくり」、「金融ガラパゴス化」、「海外投資セミナーというたかり行為」、「官僚の嫉妬と傲慢による愚民化教育」、「本当に愛国心か」など普段話題に上らないいくつかの側面から日本の将来を暗示してくれる。もちろん暗澹たる将来像だ。今の日本はこういう本ばかりだ。 日本も日本人も本当はそんなに捨てたものでもないのに、この閉塞感は困ったものだ。「愛国心」など持ち出さずに、気にせずどんどん資金を海外に持っていって活発に活動させればよいのだ。他人のふところからの分け前にあずかることよりも、それを元手に稼げる人にはそれをもっと増やしてもらう方が良い。自分の分は自分で稼げばよい。税金も払えるだけ払い、そして助けられるだけ他人を助ければよい。他人と比べて非公正とか不公平とかいう言葉を使って不満を述べることは、自分を不幸にするだけなのだ。 「人と比べる」ことの度し難さを将来を担う人たちには教えてゆきたい。
数年前から「日本はこの先、本当に駄目になるのではないか?」と思っていて、チャンスがあったら外貨で貯金しようと考えていた。 この本を読み終わった感想は、自分と同じ考えの人は少なく無いのだな、ということだ。 この本で取り上げているのは、香港やマレーシアの銀行に口座開設をしている日本人の話で、それが富裕層...続きを読むだけでなく普通のOLなどにも広がってきたこと、海外口座開設が増えてきたことの背景、などが書いてある。 この本が指摘する通り、日本政府の東電救済策や消費税増税の話、年金改革の話を知れば知るほど、資産を海外に移さないと危なっかしくて仕方が無い、と思わざるを得ない。 自分も真剣に、海外の銀行に口座開設することを考えようと思う。
少し偏った意見ではあるがルポとして生の情報をかいま知るという意味でおもしろい。日本がガラパゴスなのか、日本人が思考停止になる仕組みをつくっているのは事実だと思う。正解不正解は考え方の違いになるのでそれを抜きで事実を知る仕組みは必要だと思う。
資産を海外に避難させておくこと。 英語を勉強しておくこと。 これから日本をまっている波乱の展開に、どちらも必要なことに思えました。 さっそく実践しよ。
資産フライト 内容的には全て理解をしていることですし、 自分自身が言い続けていることなので、 特に印象もないですが、 日本人にとっては資産分散を海外で行う必要性は 当たり前なことでもありますし、 まだ理解度が足りない人は読んでみると面白いと思います。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
資産フライト
新刊情報をお知らせします。
山田順
フォロー機能について
「文春新書」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
永久円安
永久属国論
円安亡国 ドルで見る日本経済の真実
隠れ増税 なぜあなたの手取りは増えないのか
コロナショック
試し読み
コロナ敗戦後の世界
出版・新聞 絶望未来
人口が減り、教育レベルが落ち、仕事がなくなる日本 これから確実に起こる未来の歩き方
「山田順」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲資産フライト 「増税日本」から脱出する方法 ページトップヘ