鈴木たえ子のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
ヤモメ同士の運命的なロマンス
お互いに伴侶を亡くした者同士が再び恋をします。ヒーローはヒロインに拒絶されながらも、めげずに追っかけます。男らしく絶対的モテ男のヒーローなのに、簡単に進まないこの恋愛に、彼の家族全員が激励叱咤するのは笑えます。
ヒロインも仕事上の義務と生真面目さからヒーローからの求愛をいつも拒絶しますが、態度にヒーローへの好意が素直に出てしまうので頑固ながらも揺れる心が可愛いく微笑ましい。
サスペンスの要素もあって、後半は身近に意外なカップルが生まれたりと、最後は大円団。リズムよく一気に読めました。
-
-
購入済み
©︎2007年
ヒロインもうすぐ25歳
ヒーロー32歳
ヒーロー兎に角良い人。
H Qでは珍しく、悲惨な過去を持つヒロイン。
エピローグがハッピーでホッとします。
ヒロイン父を蹴飛ばしたくなる一冊でした。 -
-
-
ネタバレ 購入済み
お互いに気遣いすぎる新婚夫婦
ヒーローが逃げるヒロインを追っかけて妻にする過程はリズムあり、一気に読めましたが、後半夫婦になってからの誤解や、すれ違いが少々気だるく読むリズムを失速させられた感があります。
ただこのヒロインのキャラクターは個人的には結構好きです。美女で知的ですが、ヒーローへの反抗やギャフンを狙っているのではなく、彼女の結婚契約遂行のための生真面目さや、慎ましさ、ヒーローへの本当の思いやりから、本音を我慢しているので切ないのです。
女たらしのヒーローも、結婚してからは独身時代の強引な彼の姿は消えて、彼の方も契約上の役目を全うするために激しい妻への愛情を隠して遠くから見守るのに徹します。
二人 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「誇り高き愛人」のレビューで勧められていたので読んでみた。非常に重たい部分もありつつもいい話だった。
ヒーローは幼い頃の落馬事故から足をひきずっているのだが、双子の兄が爵位を継ぐために名付け親の叔母はヒーローのために資産家の妻を捜している。ヒロインもヒーロー叔母の名付け子で、婚約者の死後田舎で暮らしていたところが伯父の遺産を継いで社交界に再デビューする。
ヒロイン婚約者の死にまつわる噂の真相などの伏線もあるが、ヒーローがヒロインを受け入れる過程がよかった。「(ヒロインの決意を受け止めるのは)どんな男でも無理だ」といったん腰が引けてから思いなおす、完璧じゃないけど成長していくところがいい。
-
ネタバレ 購入済み
「華麗なる密航」のペリーとエリザベスの成長した長女がヒロイン。独立心旺盛な若いヒロインは、社交界の恋愛ごっこを馬鹿にして冷笑するヒーローを敵視していましたが、ある目的のために二人が協力せざるを得なくなり、彼の真実の姿を知り惹かれていきます。
意固地なヒロインも、ヒーローに恋している事を自覚してからは、すんなり素直に思いを表現しラブラブになります。適度に推したり引いたりと二人の絡みも嫌味なく微笑ましい。
最後に従兄弟もハッピーになってよかった。 -
-
-
-
購入済み
ストーリーは良かったけど
ストーリーも良かったしヒーローもカッコ良かった!でもヒロインが鬱陶しい。イチイチ突っ掛かってきて読んでて、ものスゴくイライラさせられたわ。美人で性格も良いはずなのにヒーローに対して素直じゃなさすぎて、ウンザリだった。ハッピーエンドは良かったけど、結局、最初の別れの原因になったのはヒーローの誤解だったんだよね?!そこんとこ何故キチンと弁解しないのか、なんかモヤモヤするわ~。再読する気にはならないかなぁ…