亀山龍樹のレビュー一覧
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「雪のひとひら」が良かったので、同じ著者の作品で面白そうなものを手に取った。読んでいくうち、子どもの頃に読んだやつか??と。詳細は忘れていたけど、結末同じだった。幸運なめぐり逢い。
お掃除おばさんがディオールに憧れて、、、という話ですが、ちょっぴりおとぎ話風だけど、一つひとつの場面にしっかりリアリティがあり、なんならお店をまとめるマダム・コルベールは、いまのわたしの年齢や状況からしてすごく感情移入しやすく、ちょうど職場で同じようなことがあり、マダムと一緒に自分が赤面してしまった。
昔読んだ時はただ楽しかったのだけど、いまは場面やキャラクターごとの温かみや煌めきが心に染みて、このラストにこれだけ -
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角川文庫で出されたのを読んだのですが
こんなワクワク、ハラハラする物語が
児童文学として出回っていたとは!
「よみもの」から一足飛びにミステリに
走った子供時代の自分に教えたい気分。
ただ、内容的には特に子供向けではないねぇ。
ロンドンで通いの家政婦をしている
ハリスおばさんは、ある日
雇用主のひとりの家でディオールのドレスを見て
その美しさのとりこになる。
自分も手に入れたい一心で
くじの賞金を元手にコツコツ稼ぎ
ついにパリへ旅立つのだが。
海外旅行ははじめてで
フランス語だってたいしてわかるわけでもない。
そんな彼女と出会ったパリの人たちが
最初こそ小馬鹿にしたりするものの
おばさんの -
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ミセス・ハリス シリーズ全4巻
初めて読むのに最後の4巻を読みました。
シリーズの最初の本ミセス・ハリス、パリへ行く
は品切れだったし、帯にどの巻からでも読めると書いてあったのでなんとなくモスクワへ行くを選びました。
富くじを当ててモスクワへ親友のバターフィルドと旅行へ行きます。
ひょんなことからスパイ容疑をかけられてしまいます。
時代はまだソ連の時代ユーモラスに描かれていますが部屋には盗聴器が仕掛けられていたり、いつも監視されていたりけっこう怖いです。
トイレにトイレットペーパーがなかったりするのも時代を感じました。
話はテンポ良く進み読みやすかったです。
こちらの原作は1974年。
1作目 -
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海外文学にうとい。海外文学は人の名前がすぐに分からなくなるという恐怖(?)からずっと避けてきたというのが一番の理由。
でもこの本、表紙がかわいいし(単純)、物語の解説を読むとなんだか勇気がもらえそうだったので、手に取ってみた。
このポール・ギャリゴの小説、1958年に書かれたお話。舞台はロンドン。お金持ちの家を掃除して回る還暦近い家政婦、ミセス・ハリスがあるお宅で見たクリスチャン・ディオールのドレスに一目惚れし、せっせとお金を貯めて、ドレスを買うために一人でパリに向かうのです。そこで訪れた出会いの数々。なぜか、みんなハリスおばさんの勇気と魅力に引き付けられていく。そして、あっという間にみんな -
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ネタバレ毎回、ハリス夫人の人柄に影響された人達によってトントン拍子で都合よく進むかと思いきや、急に現実的な困難に直面して苦しむというのがクセになるシリーズ。
今作では、“あんたもわたしも楽しく生きなきゃ“をスローガンに、選挙活動をする。
ハリス夫人のような人がいたら夢をみて票を入れたくなるかもしれないが、実際はやはり政治知識がないので右往左往する。単に政治家や総理大臣になりたいなどといっても、はったりでもいいから政治的弁論術を持たねばならないという現実的な話である。
終わり方がベイズウォーター氏がハリス夫人を連れ出してくれるのだが、映画のような逃避行の始まり方でわくわくした。
友人に好評だったため -
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大好きなポール・ギャリコの未読の作品を見つけ喜び勇んで手に取り楽しく読みました。全然知りませんでしたが映画化されたそうでそれもあって手に取りやすくなったようです、大変ありがたいです。連作だそうなので全て新装文庫版で出たら嬉しい。英国の掃除婦のハリスさんが一念発起して単身でパリのディオールを訪ね、国も階級も違う人々と出会い温かな交流をするお話。英国での日常と、異国のパリでの夢のような滞在の様子の対比が際立っていました。周囲の状況や関わる人が変わっても地に脚を付けて持ち前の実直さと快活さと少しのいたずら心を忘れないハリスさんにはとても好感を持ちました。パリから戻ってハリスさんはまたそれぞれの顧客の
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ネタバレ映画は未視聴。
ディオールのドレスに一目惚れし、その後は取り憑かれたようにドレスを思い出し、自身が所有することを夢みる、その様子がとてもワクワクして、素敵だった。
それに付き合うバターフィルドおばさんも優しくて面白い。
次々と人々を幸福にしていくハリスおばさんだが、ラストは単純なハッピーエンドではなかった。
ドレスを持って帰ってすぐ、貧乏な女優の卵が着るものがなくて困っていたところにシンデレラの魔法使いよろしく、ドレスを貸してあげた。
ところが、翌日返してもらおうと訪ねてみると、焦げ臭いにおい。ドレスの一部が焼け焦げ、刺繍の黒ビーズも溶けていた。一緒に手紙と1ポンドが置いてあり、"昨