亀山龍樹のレビュー一覧

  • ミセス・ハリス、国会へ行く

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    ネタバレ

    これまでパリ、ニューヨークとシリーズを2作読んで、私はすっかりハリスおばさんのファンになっている。
    今回のハリスおばさんの行き先は国会だった。読み始めたときは理解しづらいところもあったが、後半になるにつれてどんどん物語に惹き込まれていった。

    私は、ハリスおばさんならどこでもどんなことでもやってのけるのだと思っていた。しかし、この物語では、人それぞれ自分に合う仕事があり、それでいいのだと感じ、安心感を得た。また、ハリスおばさんも一人のどこにでもいるおばさんなのだと分かった。人間関係の複雑さや、社会で暮らすことの難しさは、昔も今も、どこの国でも変わらず普遍的なことだと理解できた。

    責任感のあるハリスおばさんにとって、議員を辞めることは心苦しいことだったと思う。しかし、そのまま議員を続けることの難しさを理解し、自分の力量や不得手を認めて辞めるという、辛く勇気のいる決断をしたことに、ハリスおばさんの人間性を感じた。

    また、ベイズウォーターさんとハリスおばさんの関係がこじれて、今までジョンと親しく呼んでいた名前が「ベイズウォーターさん」と呼ばれた時には、悲しくて印象的な場面だった。
    二人の関係はこれで終わるのかなと思ったが、そうではなかった。
    ベイズウォーターさんはこれまでの自分の人生をどう振り返ったのだろう、どんな人生を送ってきたのだろうと気になった。
    一人で傷心の旅に出るのかと思いきや、親友であるアダを救うために二人で出発することになった。
    この二人が今後どう過ごし、どうなるのか、続きの物語がとても気になるラストだった。

    ハリスおばさんの強さと弱さの両方に触れられて、人は完璧でなくても大丈夫と、とても印象に残った物語だ。

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    2026年09月14日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    ハリスさん、いつも前向きだし、いつだって周りの人のことを考えている。

    そして、今回はさすがに難しそう?と思っているであろう読者を裏切る、叶わないことなんてない!と思っているポジティブな思考と、並々ならぬ運の良さを引き寄せる力!

    バターフィルドさんとの友情も、いつも素敵だなって思う。

    シリーズはこれで終わりだけど、これからも素敵な人生を送っていくだろうし、私もハリスさんみたいなおばさんになりたい。

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    2025年06月04日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    映画を見てからこの本を読んだのである程度ストーリーは知っていたけれど、映画と話の展開が違っていて読むのが楽しかった!

    原作の方が、ディオールで働く人たちがハリスさんに対して友好的で優しい。
    あのマダムコルベールでさえもハリスさんのもつ女性の強さに感銘を受けて協力的にうごく姿に映画とのギャップを感じた。

    自分の今までの人生と照らし合わせながら、ハリスさんの言動にうんうん分かるとうなずきながら読み進めていった。

    ずっと欲しかったドレスを買ったということではなく、そこに行き着くまでの経験や人との出会いが何よりの財産となり、それは生涯失われることのないものとなる、という感覚に気づけたハリスさん。この経験をした人でないと得られない感覚だなと思う。

    ひとつひとつの描写が頭の中でイメージしやすかった。
    最後の部屋にお花が運ばれてきて思い出の場所、人、匂い、情景が思い起こされてくる様子が、私もハリスさんみたいに一緒になって想起していけたのは、この作者の描写力によるものなのだろうな。

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    2025年03月12日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    落ち着いたあったかいロンドンの風景を思い出す 良かった!展開もどんどん変わったし、ハリスおばさんが窮地にたったりと少しハラハラしながら読めた。しかもやっぱり、ロンドンの建物の雰囲気とかお茶の文化とか、そうゆうのはいいなぁ、と思うと同時にフレンドリーなロンドンの人々だったりもあったかいイメージが呼び起こされて非常に良かった。最後に、家に帰る、ってもんはいいもんだねぇ。という一言があるが、実はまさにそうなのであるよね。

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    2026年03月14日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    ミセスハリス、パリへ行くが面白かったので、続けてミセスハリス、ニューヨークへ行く、も読んでみました。

    今度は、隣家に住む一家から虐待を受けている可哀想な坊やの父親を探しに、ちょうど舞い込んできた家政婦のお仕事に相乗りしてニューヨークまで行ってしまいます。

    ハリスさんの人柄にみんな引き込まれてしまい、みんなが自分ごととして捉えて手助けしたくなる、素敵な夫人の話にワクワクしながら読み進めました。

    パリ版でも出てきたシャシャニュ侯爵が登場し、息子から電信を受け取るところでは大笑いしてしまいました。次は国会です!

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    2024年02月01日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    若山曜子さんのInstagramで紹介されていて、気になって手に取りました。
    ロンドンのお掃除おばさん、ミセスハリスがディオールのドレスを求めてパリに出かけるお話。

    ハリスさんの人柄が、出会った人を幸せにしていく、とてもハッピーなお話でした。面白かった!
    ニューヨークと国会の話も読みたくなりました。

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    2024年01月23日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    再読。ハリスおばさんが抱える難題を「私たちの」と言ってくれた運転手さんが印象に残っていました。今読むと侯爵もでした。ハリスおばさんの人としての魅力ですね。今作はハッピーエンド!良かった!「ハリスおばさんは、こぼしたミルクをおしがって泣く人種ではなかった」。梵天丸もかくありたい。

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    2024年01月21日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    「ジェニィ」や「トマシーナ」で有名な猫作家ポール・ギャリコの作品。映画紹介をきっかけに購入。
    ディオールのドレスに一目惚れしたミセス・ハリスが爪に灯を灯して貯めた虎の子でパリに乗り込んで…まさに勇気と奇跡の物語。

    2022年公開の映画もアマプラで視聴。
    うん、素敵なコメディでディオールのドレスも素晴らしかったけど、マダム・コルベールの扱いがちょっと残念。

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    2023年12月06日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    疲れた時にぜひ読んでみてください。
    元気もらえますよ!

    自分の好きなものに
    ガムシャラにつき進むって、
    遠くから見ていても胸が熱くなります。

    そんな気持ち、思い出させてくれます。
    私の好きなもの、何かな?って。

    日々の生活の中で、そんな事考える余裕がない時、
    余裕がないな、って気づけるだけでも丸儲け!
    好きなもの、って考えられたら、さらに豊かな気持ちになれます!

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    2023年11月13日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    懐かしい。子供のころに読んだ本(タイトルは『ミセス・ハリス、~』じゃなくて『ハリスおばさん、~』だったけど)。また読みたいなとずっと思っていたくらい懐かしくて好きな本。やさしさに満ちていて、まったくアナログな世界なんだけど、今の時代にこのやさしさはないだろうなあ・・・しかし映画化までされていたとは知らなかった。

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    2023年10月24日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    仕事に矜持を持った英国人の家政婦・ハリスおばさん。仕事先でクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、無謀ともいえるドレス購入計画を立てる。試行錯誤でお金を貯め、とうとうパリの地についたときは、この先どうなるのかと胸躍った。心根のいい人は反省するし誠実な行動が取れる。そうでない人は恩を仇で返す。両者の違いが興味深く、ドレスを買えてよかったというシンプルなハッピーエンドでない点も気に入った。

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    2023年07月07日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    観てから読みました。
    映画も好きなタイプでしたが、原作はもっともっと良かったです!

    映画より現実的で、時代背景もより悪意なく映し出されていました。例えばミセス・ハリスの外見を見ただけで職業がわかるマダムコルベールや侯爵。特に侯爵は、映画よりもリアルでした。差別というよりそういう現実がある…
    今の世の中でも特権階級にいる人から見れば、私の所作やふるまいから労働者階級にいる人間だとわかるんだろうな、と思いました。厳しい現実。
    でも、ヒエラルキーの下にいても、何かを目指して叶えるということを自分もしてみようかな、と思わせてくれる、ステキな1冊でした。

    やはりバクチで一発当てることは無理(笑)
    原作ではドレスを手に入れるために、地道に数年かかってました。安心…

    1958年当時の500ポンドって、どのくらいの価値だったのか知りたいです。フランが大暴落してたみたいな時代。でも、優雅に暮らせる人たちがいたのですね。
    ステキな本でしたが、フランスのコネ、階級社会の一端をマダムコルベールの夫の状況や侯爵の外務省での肩書などで思い知らされました。日本もそうなのかな…
    身分…つらいですね。


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    2023年02月02日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    シリーズ2作目。ミス・マープルといい、英国のご婦人が活躍する小説や映画に、なぜか惹かれちゃう( ◠‿◠ )

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    2026年09月06日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    普段海外の作家さんの本をあまり読まないのもあってか、翻訳家の語彙力が凄い、って思いました。
    イギリスやフランスの昔の生活を学べそうと思って読み始めましたが、現代では聞かないような日本語の言い回しが沢山出てきて、むしろ日本語の勉強になりました。笑

    ハリスさんは貧しくても心が豊かだから(ちょっとずるくて頑固なところもあるけど)、本音を隠した交流が多くて素直になれないパリの人たちに必要とされたのかなとおもいました?
    ドレスの関税はちょっとずるいが過ぎるけど。笑

    エイダ・アリスには失望しました…。
    私も応援してたのに、謝罪もしないで逃げるなんて非常識。
    だけど、この一件で人生の無常を悟って、ハリスさんの心がより豊かになった気がして、必要な事件だったんだろうなと思いました。

    あとがきを読んで、作者が男性でびっくりしました。
    今考えてみればバターフィールドさんとの関係とか、ちょっと男同士の友達みたいな雰囲気があったなと。

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    2026年08月31日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    軽快でおもしろおかしいかわいいハリスおばさん 人情あふれるイギリス版女性寅さん。人気になるのがわかるステキな人柄。

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    2026年03月14日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    ハリスおばさん、とうとうモスクワへ。
    今回は流石のハリスおばさんも解決が難しいと思われたけど、持ち前のポジティブシンキングと運の良さで何とか解決してしまうのは流石。
    ソ連時代のロシアを懐かしく感じた。オイルショックの日本が話題に出るのも楽しい。

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    2026年02月02日
  • ミセス・ハリス、国会へ行く

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    なかなか面白かった 国会というハリスおばさんとは全くつながりのない場所だったけれど、短いなりに後半は面白かった。身近な親友と身分相応というか、適材適所はあるよな、と。幸せを感じるのは身近な毎日からだね。

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    2026年03月14日
  • ミセス・ハリス、国会へ行く

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    いつも奇想天外な行動に驚かされるハリスおばさんが、とうとう国会議員に!?
    周りに持ち上げられ、あれよあれよという間に国会議員になったが、今回ばかりは現実の厳しさも突き付けられる
    『あんたも私も楽しく生きなきゃ』私も人生のスローガンにしたい

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    2025年12月23日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    ミセス・ハリスの冒険旅行第2弾
    虐げられたこどもを救うため、ふたたび奇想天外な旅に出るハリスおばさん。
    その行動力に圧倒された。私も同世代。元気にいこうっと。

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    2025年12月01日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    前半は翻訳ならでは?の周りくどさがありましたが、どんどんストーリーが進んでいってわくわくしながら読めました。
    シャサニュとハリスさんがもしや恋?と思ったらそれは無かったです。
    巻末の時代背景をふまえた解説もよかったです。

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    2025年11月13日