ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
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ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

1,188円 (税込)

5pt

アラカン(61歳)の家政婦さん。
子どもを救うためにニューヨークへ……密航!?

61歳のハリスおばさんと親友バターフィルドおばさんは夫を亡くしロンドンで家政婦をしている。お隣のヘンリー少年が里親に殴られていると知り、彼を実の父がいる米国へつれていきたいと願うが、貧しい2人には無理だった。ところが得意先の社長夫妻のニューヨーク転勤に同行することになりチャンス到来。無謀にも少年を密航させようとするが…。いくつになっても夢をあきらめない大人たちの物語、第2弾。今度は恋も? 解説・矢崎存美

ハリスおばさんの暴走は、強い信念に基づいている。ギャリコ作品に共通するテーマとも言えるものです。それは、「人を信じる」という力。人々は流れる忙しい日々の中で、「人を信じる」ことを少しずつ忘れていきます。ハリスおばさんのように自分の人生を明るく照らしてくれる人なんて「いるはずがない」と思い込んでしまうこともしばしばあります。でも、人はきっと、彼女のような人が「いる」と信じたい。忘れても、「人を信じる」力すべてがなくなるわけではないから。「人を信じる」力があれば、自分を信じることだってできるから。―矢崎存美(作家)解説より

※本書は、1980年12月に刊行された『ハリスおばさんニューヨークへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:Mrs Harris Goes to New York

【絶賛の声】
「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)

「ギャリコの魔法に屈しないことはほとんど不可能だ」(タイムズ・リテラリー・サプリメント)

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ミセスハリス のシリーズ作品

全4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    完結
    990円 (税込)
    映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』 2022.11.18(金)より映画公開 もうすぐ60歳の家政婦さんがディオールのドレスに恋をした! 1950年代のロンドン。ハリスおばさんはもうすぐ60歳の通いの家政婦。夫を亡くし、質素な生活を送っている。ある日、勤め先の衣装戸棚でふるえるほど美しいクリスチャン・ディオールのドレスに出会う。今まで身なりを気にしてこなかったが、自分もパリでドレスを仕立てようと決意し、必死でお金をためることに。やがて訪れたパリで、新しい出会い、冒険、そして恋? 何歳になっても夢をあきらめない勇気と奇跡の物語。解説・町山智浩 ※本書は、1979年12月に刊行された『ハリスおばさんパリへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:Mrs Harris Goes to Paris この物語は、還暦近い家政婦ハリスさんが、努力と幸運と善意で、パリの高級ドレスを仕立てることになる、シンデレラ・ストーリーです。しかし、その背景には、当時、イギリスやフランスで起こりつつあった社会変動が隠されています。 オート・クチュール(高級仕立て服)はどれも一点ものです。だから、ファッションショーもごくごく限られた大金持ちのお得意様だけに見せるものでした。 ハリスさんはそれでも堂々とショーを見せろと要求します。自分が汗水垂らして稼いだ金を持ってきたのに何を恥じることがあるのか。 ディオールのマダムは、ハリスさんを見て「不思議な風格」を感じます。風格とか気品はその人の生まれ育ちや着ている服ではなく、内面から立ち上がるものだからです。 一生縁がないと思われたドレスを作ることが、ハリスさんなりの反逆であったことはいうまでもありません。――町山智浩
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    完結
    1,188円 (税込)
    アラカン(61歳)の家政婦さん。 子どもを救うためにニューヨークへ……密航!? 61歳のハリスおばさんと親友バターフィルドおばさんは夫を亡くしロンドンで家政婦をしている。お隣のヘンリー少年が里親に殴られていると知り、彼を実の父がいる米国へつれていきたいと願うが、貧しい2人には無理だった。ところが得意先の社長夫妻のニューヨーク転勤に同行することになりチャンス到来。無謀にも少年を密航させようとするが…。いくつになっても夢をあきらめない大人たちの物語、第2弾。今度は恋も? 解説・矢崎存美 ハリスおばさんの暴走は、強い信念に基づいている。ギャリコ作品に共通するテーマとも言えるものです。それは、「人を信じる」という力。人々は流れる忙しい日々の中で、「人を信じる」ことを少しずつ忘れていきます。ハリスおばさんのように自分の人生を明るく照らしてくれる人なんて「いるはずがない」と思い込んでしまうこともしばしばあります。でも、人はきっと、彼女のような人が「いる」と信じたい。忘れても、「人を信じる」力すべてがなくなるわけではないから。「人を信じる」力があれば、自分を信じることだってできるから。―矢崎存美(作家)解説より ※本書は、1980年12月に刊行された『ハリスおばさんニューヨークへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:Mrs Harris Goes to New York 【絶賛の声】 「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ) 「ギャリコの魔法に屈しないことはほとんど不可能だ」(タイムズ・リテラリー・サプリメント)
  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    完結
    1,188円 (税込)
    アラカン(60歳すぎ)の家政婦さん、国会議員に立候補!? 『あんたも私も楽しく生きなきゃ』でホントに当選できるのか?? 何歳になっても夢をあきらめない、奇跡と勇気と愛の物語、第3弾 ロンドンの家政婦ハリスおばさんは、ある晩、運転手のベイズウォーターさんらと討論番組を見て政治について熱く語る。それを思いの外にほめられ気を良くするが、翌日お得意さんで政界の大物ウィルモット卿にもたっぷり演説したら、選挙に出ないかと誘われ、あれよあれよという間に立候補することに。しかし、実は卿にはあるたくらみがあって…。『あんたも私も楽しく生きなきゃ』の標語(スローガン)で本当に当選できるのか??シリーズ第3弾。解説・君塚直隆 ハリスおばさんは、ロンドンの高級住宅街に顧客を多く持つ、通いの家政婦さんである。イギリスは現在でも階級意識が強い。おばさんはそのようなイギリス階級社会でも底辺に近いところにいる、まさに「庶民」「大衆」のひとりであった。そんなハリスおばさんが『あんたも私も楽しく生きなきゃ』という選挙スローガンで国会議員選挙に打って出るという設定は、当時としても破天荒なものだったはずである。その姿は、ともすれば殺伐として他人のことなど思いやれない当時の世相に対する痛烈な皮肉になっていたのかもしれない。――君塚直隆(関東学院大学教授)解説より ※本書は、1981年11月に刊行された『ハリスおばさん国会へ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:MRS HARRIS MP 【絶賛の声】 「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く
    完結
    1,320円 (税込)
    アラカン(60歳すぎ)の家政婦さん、ロシアでスパイ容疑をかけられる!? KGB相手におばさん二人でどう戦う?(@@;) 何歳(ルビ:いくつ)になっても夢をあきらめない、奇跡と勇気の物語! シリーズ完結編!! 米ソ冷戦時代のロンドン。家政婦のハリスおばさんは、モスクワ旅行の富くじを当てる。ロシアなんて危険な国に行くの!? と嫌がる親友バターフィルドを力技で同伴させ、いざ出発! 実は、おばさんには秘密の計画があった。ある手紙をロシア人女性に渡すのだ。それは、国の違いに引きさかれた、若い恋人たちのロマンスのためだった。なのに、なぜかKGBにスパイ容疑をかけられ、とんでもないことに! 涙と笑いの大人気シリーズ完結編! ※本書は、1982年11月に刊行された『ハリスおばさんモスクワへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:MRS HARRIS GOES TO MOSCOW 【絶賛の声】 「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ) 「ギャリコの魔法に屈しないことはほとんど不可能だ」(タイムズ・リテラリー・サプリメント)

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ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    再読。ハリスおばさんが抱える難題を「私たちの」と言ってくれた運転手さんが印象に残っていました。今読むと侯爵もでした。ハリスおばさんの人としての魅力ですね。今作はハッピーエンド!良かった!「ハリスおばさんは、こぼしたミルクをおしがって泣く人種ではなかった」。梵天丸もかくありたい。

    0
    2024年01月21日

    Posted by ブクログ

    ミセス・ハリスの冒険旅行第2弾
    虐げられたこどもを救うため、ふたたび奇想天外な旅に出るハリスおばさん。
    その行動力に圧倒された。私も同世代。元気にいこうっと。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    養子先で、ある時から母親からの養育費が送られてこなくなり、家族ぐるみで虐められる少年。
    気の毒に思った隣人のハリスおばさんらが、実の父親を探しにアメリカへ密入国させる企て。

    父親の正体が現実的なのが、前作のディオールのドレスの落ちの悲惨さと同様、相変わらず大人向けという感じで良い。
    少年は大人しく

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    ハリスさん、第2弾。

    ハリスさんみたいな、年上(ほぼ母)の友達が私にもいるんですよ。
    つい、その方を思い出しながら読んでしまう。

    今回も衝撃的なこと、ハリスさんの企み、涙、そして優しさが溢れてました。
    どうしてこうも、ハリスさんの周りはみんな幸せになっていくのかな。
    本当に素敵な人なんだろうな…

    0
    2023年06月25日

    Posted by ブクログ

    素敵なハリスおばさんの冒険第2弾。身寄りのない少年のパパを探しに大都会へ。そんなにうまくいくわけない!んだが、時代背景と人の善意(とSNSの欠如)があいまって、心温まる結果にたどりつく大人の童話。んだが、甘いばかりではなくて、自身の考えのなさを猛省したり挫折を味わう描写もちゃんとある。
    「ひたすら骨

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    ハリスおばさんが隣に住む男の子ヘンリーが里親からの暴力から救うために本物の父親探しにニューヨークへ。
    今回は自分のお金ではなく、家政婦の仕事としてニューヨークに行けることに。ハリスおばさんとバターフィルドおばさんも一緒。

    向こう見ずなところはあるけどハリスおばさんの行動力が凄く、ハラハラしつつも楽

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    いやー、シリーズ第1巻はもっと評価高かったんですけどね。やはり、最初の衝撃を過ぎると期待値が高くなるからか、まあまあ、という評価です。
    ちょっとひねりが足りないかなぁ。とっても分かりやすい感じ。気持ち良いひとたちの気持ち良いやりとりはストレスフリーではあるものの、もう少し厳しさや悲哀や根源的な悩まし

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    ㅇこういう突拍子のないおはなし結構すきかも

    ㅇ冒険やスリルがだいすきなハリスおばさんが主人公のおはなし

    ㅇとなりの家でいじめられていた、ヘンリーという男の子の実父を探すため、ハリスおばさんたちがニューヨークに行く物語です⟡.·*.

    ㅇ全然関係ないんだけど、ハリスおばさんのMBTIはENFP(運

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    ハリスおばさんはやっぱりすごいね。
    少年を誘拐して密入国させるとは(笑)

    働き者で倹しい身の丈にあった生活をしているハリスおばさん。仕事のあとは親友バターフィールドおばさんとお茶して1日の報告をするのが楽しみ。
    そんなハリスおばさんは隣に済んでいる少年が家族にいじめられてるのを知り、本当の父親を探

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    主人公(私の中ではミセスハリスではなく、昔ながらのハリスおばさん)がニューヨークに行くこと以外、ストーリーは完全に忘れていた。
    ハリスおばさんの味方をしてくれる人がたくさん現れて、(そうでない人もいるけど)気持ちよくお話は進む。
    モスクワ行きと国会行きも復刊されないかなあ。

    0
    2023年09月24日

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