亀山龍樹のレビュー一覧

  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    ハリスさん、いつも前向きだし、いつだって周りの人のことを考えている。

    そして、今回はさすがに難しそう?と思っているであろう読者を裏切る、叶わないことなんてない!と思っているポジティブな思考と、並々ならぬ運の良さを引き寄せる力!

    バターフィルドさんとの友情も、いつも素敵だなって思う。

    シリーズはこれで終わりだけど、これからも素敵な人生を送っていくだろうし、私もハリスさんみたいなおばさんになりたい。

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    2025年06月04日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    映画を見てからこの本を読んだのである程度ストーリーは知っていたけれど、映画と話の展開が違っていて読むのが楽しかった!

    原作の方が、ディオールで働く人たちがハリスさんに対して友好的で優しい。
    あのマダムコルベールでさえもハリスさんのもつ女性の強さに感銘を受けて協力的にうごく姿に映画とのギャップを感じた。

    自分の今までの人生と照らし合わせながら、ハリスさんの言動にうんうん分かるとうなずきながら読み進めていった。

    ずっと欲しかったドレスを買ったということではなく、そこに行き着くまでの経験や人との出会いが何よりの財産となり、それは生涯失われることのないものとなる、という感覚に気づけたハリスさん。

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    2025年03月12日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    ネタバレ

    ミセスハリス、パリへ行くが面白かったので、続けてミセスハリス、ニューヨークへ行く、も読んでみました。

    今度は、隣家に住む一家から虐待を受けている可哀想な坊やの父親を探しに、ちょうど舞い込んできた家政婦のお仕事に相乗りしてニューヨークまで行ってしまいます。

    ハリスさんの人柄にみんな引き込まれてしまい、みんなが自分ごととして捉えて手助けしたくなる、素敵な夫人の話にワクワクしながら読み進めました。

    パリ版でも出てきたシャシャニュ侯爵が登場し、息子から電信を受け取るところでは大笑いしてしまいました。次は国会です!

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    2024年02月01日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    若山曜子さんのInstagramで紹介されていて、気になって手に取りました。
    ロンドンのお掃除おばさん、ミセスハリスがディオールのドレスを求めてパリに出かけるお話。

    ハリスさんの人柄が、出会った人を幸せにしていく、とてもハッピーなお話でした。面白かった!
    ニューヨークと国会の話も読みたくなりました。

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    2024年01月23日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    再読。ハリスおばさんが抱える難題を「私たちの」と言ってくれた運転手さんが印象に残っていました。今読むと侯爵もでした。ハリスおばさんの人としての魅力ですね。今作はハッピーエンド!良かった!「ハリスおばさんは、こぼしたミルクをおしがって泣く人種ではなかった」。梵天丸もかくありたい。

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    2024年01月21日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    「ジェニィ」や「トマシーナ」で有名な猫作家ポール・ギャリコの作品。映画紹介をきっかけに購入。
    ディオールのドレスに一目惚れしたミセス・ハリスが爪に灯を灯して貯めた虎の子でパリに乗り込んで…まさに勇気と奇跡の物語。

    2022年公開の映画もアマプラで視聴。
    うん、素敵なコメディでディオールのドレスも素晴らしかったけど、マダム・コルベールの扱いがちょっと残念。

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    2023年12月06日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    疲れた時にぜひ読んでみてください。
    元気もらえますよ!

    自分の好きなものに
    ガムシャラにつき進むって、
    遠くから見ていても胸が熱くなります。

    そんな気持ち、思い出させてくれます。
    私の好きなもの、何かな?って。

    日々の生活の中で、そんな事考える余裕がない時、
    余裕がないな、って気づけるだけでも丸儲け!
    好きなもの、って考えられたら、さらに豊かな気持ちになれます!

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    2023年11月13日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    懐かしい。子供のころに読んだ本(タイトルは『ミセス・ハリス、~』じゃなくて『ハリスおばさん、~』だったけど)。また読みたいなとずっと思っていたくらい懐かしくて好きな本。やさしさに満ちていて、まったくアナログな世界なんだけど、今の時代にこのやさしさはないだろうなあ・・・しかし映画化までされていたとは知らなかった。

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    2023年10月24日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    仕事に矜持を持った英国人の家政婦・ハリスおばさん。仕事先でクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、無謀ともいえるドレス購入計画を立てる。試行錯誤でお金を貯め、とうとうパリの地についたときは、この先どうなるのかと胸躍った。心根のいい人は反省するし誠実な行動が取れる。そうでない人は恩を仇で返す。両者の違いが興味深く、ドレスを買えてよかったというシンプルなハッピーエンドでない点も気に入った。

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    2023年07月07日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    ラストのエピソードが、とても印象的です。
    起こってしまった事を嘆き続けるより、今ある幸せに目を向けて。
    でも、2度と同じ失敗をしないために覚えておく。
    人生、次へ進む。

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    2023年04月25日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    素敵なハリスさん!
    ハリスさんに出会う人が、みんな幸せになってゆく。

    ドレスを買いたいという夢のために、どうするのかな?と思っていたら、初めは運任せなハリスさん(笑)
    その後、真面目にお金を貯める姿は本当に素晴らしい!

    最後は少し泣いてしまった。
    やっぱり、物より思い出なんだよね。
    このフレーズ思いついた人、天才だと思う。

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    2023年02月11日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    観てから読みました。
    映画も好きなタイプでしたが、原作はもっともっと良かったです!

    映画より現実的で、時代背景もより悪意なく映し出されていました。例えばミセス・ハリスの外見を見ただけで職業がわかるマダムコルベールや侯爵。特に侯爵は、映画よりもリアルでした。差別というよりそういう現実がある…
    今の世の中でも特権階級にいる人から見れば、私の所作やふるまいから労働者階級にいる人間だとわかるんだろうな、と思いました。厳しい現実。
    でも、ヒエラルキーの下にいても、何かを目指して叶えるということを自分もしてみようかな、と思わせてくれる、ステキな1冊でした。

    やはりバクチで一発当てることは無理(笑)

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    2023年02月02日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

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    ミセス・ハリスの冒険旅行第2弾
    虐げられたこどもを救うため、ふたたび奇想天外な旅に出るハリスおばさん。
    その行動力に圧倒された。私も同世代。元気にいこうっと。

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    2025年12月01日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    ネタバレ

    前半は翻訳ならでは?の周りくどさがありましたが、どんどんストーリーが進んでいってわくわくしながら読めました。
    シャサニュとハリスさんがもしや恋?と思ったらそれは無かったです。
    巻末の時代背景をふまえた解説もよかったです。

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    2025年11月13日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    「雪のひとひら」が良かったので、同じ著者の作品で面白そうなものを手に取った。読んでいくうち、子どもの頃に読んだやつか??と。詳細は忘れていたけど、結末同じだった。幸運なめぐり逢い。
    お掃除おばさんがディオールに憧れて、、、という話ですが、ちょっぴりおとぎ話風だけど、一つひとつの場面にしっかりリアリティがあり、なんならお店をまとめるマダム・コルベールは、いまのわたしの年齢や状況からしてすごく感情移入しやすく、ちょうど職場で同じようなことがあり、マダムと一緒に自分が赤面してしまった。
    昔読んだ時はただ楽しかったのだけど、いまは場面やキャラクターごとの温かみや煌めきが心に染みて、このラストにこれだけ

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    2025年08月23日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    角川文庫で出されたのを読んだのですが
    こんなワクワク、ハラハラする物語が
    児童文学として出回っていたとは!
    「よみもの」から一足飛びにミステリに
    走った子供時代の自分に教えたい気分。
    ただ、内容的には特に子供向けではないねぇ。

    ロンドンで通いの家政婦をしている
    ハリスおばさんは、ある日
    雇用主のひとりの家でディオールのドレスを見て
    その美しさのとりこになる。
    自分も手に入れたい一心で
    くじの賞金を元手にコツコツ稼ぎ
    ついにパリへ旅立つのだが。

    海外旅行ははじめてで
    フランス語だってたいしてわかるわけでもない。
    そんな彼女と出会ったパリの人たちが
    最初こそ小馬鹿にしたりするものの
    おばさんの

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    2025年08月03日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    ネタバレ

    シリーズ最終巻
    いままでとはすこし違って、ハリスおばさんの堂に入った振る舞いになんだか安定感があるドタバタ加減
    痛烈批判的ソ連描写は時代背景がよくわかるし、おかしみのさじ加減はさすがのギャリコ
    新しいテレビでバイオレットとお茶しながらくつろぐ時間を思い浮かべて、うれしい気持ちになる

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    2025年03月18日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

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    家政婦のハリスおばさんはディオールのドレスに出会い、どうしても欲しくなり節約に節約を重ねてパリに行きます。
    ディオールで出会う人たちは最初ハリスおばさんを下に見ますがハリスおばさんの言動に心を開き好きになって行きます。
    彼らはハリスおばさんから幸せをもらいます。
    ハリスおばさんも出会った人たちからドレス以上の
    幸せをもらいます。
    年齢など関係なく冒険するハリスおばさんが好きです。
    映画にもなっているようなのでそちらも見たいです。

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    2025年02月11日
  • ミセス・ハリス、国会へ行く

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    シリーズもの。ほかは読んでないけど、面白かった。翻訳ものでいまではあまり見かけない下町言葉(?)の会話文だなー、と思ったら、もとは1981年に刊行したもの。勢いがよく、楽しめました。

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    2025年02月10日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

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    ミセス・ハリス シリーズ全4巻
    初めて読むのに最後の4巻を読みました。
    シリーズの最初の本ミセス・ハリス、パリへ行く
    は品切れだったし、帯にどの巻からでも読めると書いてあったのでなんとなくモスクワへ行くを選びました。
    富くじを当ててモスクワへ親友のバターフィルドと旅行へ行きます。
    ひょんなことからスパイ容疑をかけられてしまいます。
    時代はまだソ連の時代ユーモラスに描かれていますが部屋には盗聴器が仕掛けられていたり、いつも監視されていたりけっこう怖いです。
    トイレにトイレットペーパーがなかったりするのも時代を感じました。
    話はテンポ良く進み読みやすかったです。
    こちらの原作は1974年。
    1作目

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    2025年01月25日