【感想・ネタバレ】ミセス・ハリス、パリへ行くのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月23日

若山曜子さんのInstagramで紹介されていて、気になって手に取りました。
ロンドンのお掃除おばさん、ミセスハリスがディオールのドレスを求めてパリに出かけるお話。

ハリスさんの人柄が、出会った人を幸せにしていく、とてもハッピーなお話でした。面白かった!
ニューヨークと国会の話も読みたくなりました...続きを読む

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Posted by ブクログ 2023年12月06日

「ジェニィ」や「トマシーナ」で有名な猫作家ポール・ギャリコの作品。映画紹介をきっかけに購入。
ディオールのドレスに一目惚れしたミセス・ハリスが爪に灯を灯して貯めた虎の子でパリに乗り込んで…まさに勇気と奇跡の物語。

2022年公開の映画もアマプラで視聴。
うん、素敵なコメディでディオールのドレスも素...続きを読む晴らしかったけど、マダム・コルベールの扱いがちょっと残念。

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

疲れた時にぜひ読んでみてください。
元気もらえますよ!

自分の好きなものに
ガムシャラにつき進むって、
遠くから見ていても胸が熱くなります。

そんな気持ち、思い出させてくれます。
私の好きなもの、何かな?って。

日々の生活の中で、そんな事考える余裕がない時、
余裕がないな、って気づけるだけでも...続きを読む丸儲け!
好きなもの、って考えられたら、さらに豊かな気持ちになれます!

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Posted by ブクログ 2023年10月24日

懐かしい。子供のころに読んだ本(タイトルは『ミセス・ハリス、~』じゃなくて『ハリスおばさん、~』だったけど)。また読みたいなとずっと思っていたくらい懐かしくて好きな本。やさしさに満ちていて、まったくアナログな世界なんだけど、今の時代にこのやさしさはないだろうなあ・・・しかし映画化までされていたとは知...続きを読むらなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月07日

仕事に矜持を持った英国人の家政婦・ハリスおばさん。仕事先でクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、無謀ともいえるドレス購入計画を立てる。試行錯誤でお金を貯め、とうとうパリの地についたときは、この先どうなるのかと胸躍った。心根のいい人は反省するし誠実な行動が取れる。そうでない人は恩を仇で返す。両者...続きを読むの違いが興味深く、ドレスを買えてよかったというシンプルなハッピーエンドでない点も気に入った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月25日

ラストのエピソードが、とても印象的です。
起こってしまった事を嘆き続けるより、今ある幸せに目を向けて。
でも、2度と同じ失敗をしないために覚えておく。
人生、次へ進む。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

素敵なハリスさん!
ハリスさんに出会う人が、みんな幸せになってゆく。

ドレスを買いたいという夢のために、どうするのかな?と思っていたら、初めは運任せなハリスさん(笑)
その後、真面目にお金を貯める姿は本当に素晴らしい!

最後は少し泣いてしまった。
やっぱり、物より思い出なんだよね。
このフレーズ...続きを読む思いついた人、天才だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

観てから読みました。
映画も好きなタイプでしたが、原作はもっともっと良かったです!

映画より現実的で、時代背景もより悪意なく映し出されていました。例えばミセス・ハリスの外見を見ただけで職業がわかるマダムコルベールや侯爵。特に侯爵は、映画よりもリアルでした。差別というよりそういう現実がある…
今の世...続きを読むの中でも特権階級にいる人から見れば、私の所作やふるまいから労働者階級にいる人間だとわかるんだろうな、と思いました。厳しい現実。
でも、ヒエラルキーの下にいても、何かを目指して叶えるということを自分もしてみようかな、と思わせてくれる、ステキな1冊でした。

やはりバクチで一発当てることは無理(笑)
原作ではドレスを手に入れるために、地道に数年かかってました。安心…

1958年当時の500ポンドって、どのくらいの価値だったのか知りたいです。フランが大暴落してたみたいな時代。でも、優雅に暮らせる人たちがいたのですね。
ステキな本でしたが、フランスのコネ、階級社会の一端をマダムコルベールの夫の状況や侯爵の外務省での肩書などで思い知らされました。日本もそうなのかな…
身分…つらいですね。


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Posted by ブクログ 2023年11月29日

大好きなポール・ギャリコの未読の作品を見つけ喜び勇んで手に取り楽しく読みました。全然知りませんでしたが映画化されたそうでそれもあって手に取りやすくなったようです、大変ありがたいです。連作だそうなので全て新装文庫版で出たら嬉しい。英国の掃除婦のハリスさんが一念発起して単身でパリのディオールを訪ね、国も...続きを読む階級も違う人々と出会い温かな交流をするお話。英国での日常と、異国のパリでの夢のような滞在の様子の対比が際立っていました。周囲の状況や関わる人が変わっても地に脚を付けて持ち前の実直さと快活さと少しのいたずら心を忘れないハリスさんにはとても好感を持ちました。パリから戻ってハリスさんはまたそれぞれの顧客の家を掃除する日常に戻るのですが、行く前と変わらない毎日なのだけれど、心の有り様が前とは変わった部分もあり、変わったけれども根っこのところは揺るがずに同じままなのが、とても良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年11月22日

大人のお伽話。
心がほっこりしたい時にはもってこいの一冊。
幸せな気分になれます。

ミセス・ハリス、実はシリーズものなのだそう。
この他に「ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く」「ミセス・ハリス、国会へ行く」「ミセス・ハリス、モスクワに行く」があり、これらの作品にはアイゼンハワー大統領、エリザベス女...続きを読む王近縁の王族などが登場するとか…大変気になります。
映画版も観てみたい。

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Posted by ブクログ 2023年07月02日

質素な生活を送る家政婦のハリスおばさんの新しい出会いと冒険とクリスチャンディオールのドレス。
色々と考えさせられる一冊でした!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月15日

映画は未視聴。
ディオールのドレスに一目惚れし、その後は取り憑かれたようにドレスを思い出し、自身が所有することを夢みる、その様子がとてもワクワクして、素敵だった。
それに付き合うバターフィルドおばさんも優しくて面白い。
次々と人々を幸福にしていくハリスおばさんだが、ラストは単純なハッピーエンドではな...続きを読むかった。
ドレスを持って帰ってすぐ、貧乏な女優の卵が着るものがなくて困っていたところにシンデレラの魔法使いよろしく、ドレスを貸してあげた。
ところが、翌日返してもらおうと訪ねてみると、焦げ臭いにおい。ドレスの一部が焼け焦げ、刺繍の黒ビーズも溶けていた。一緒に手紙と1ポンドが置いてあり、"昨夜のパーティで危うく私まで燃えてしまうところだった。ドレスは燃えたけど一部だけだから、おばさんの入ってる保険で安く直せるし問題ないはず。旅行に行くことになったから、その間も掃除よろしく。その間の掃除代として1ポンド置いておきます。"という旨の内容。
さすがにハリスおばさんも、その娘宅の鍵をポストに入れてその宅の掃除婦をやめ、帰ってから泣いていた。浅はかな娘という描写もあり、当然だ。今まで順調に問題が起こっても解決していったのに、最後の最後で酷すぎる。その時、フランスから、たくさんの花が感謝のメッセージと共に届き、花屋のような状態に。みんなが慰めてくれているような、フランスでの色々な出来事を思い出し、胸がいっぱいになる。
このドレスは修繕することもできるだろうが、それはまた別のドレスになってしまうと思い悩む気持ちもよくわかる。だからあえて、このまま保管し、思い出にすることにして泣きながらドレスを抱きしめるハリスおばさん。
好き。


これは、ハリスおばさんの作り話であって、ハリスおばさんの区分法によると、うそではなかった。作り話では、だれもめいわくを受けはしないが、うそはたくらみであって、自分の身を救うとか、不当な利益をものにするとかの手段なのだ。うそだけはいわないほうがいい。そうしないと、不正直というスタンプがおされてしまう。ハリスおばさんは、だから、うそはいわない。p66

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Posted by ブクログ 2023年05月10日

映画見てから読書。映画のラストが取ってつけたようなハッピーエンドで不思議だったのですが、原作から変わっていたのですね。
仕方なかったのかもしれませんが、やはり原作の方がしっくりくる。
でも映画もよかったので、オススメです。ディオールの全面協力を得て再現されたメゾンやドレス、素敵な俳優さん・女優さんを...続きを読む思い浮かべながら読みました。

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Posted by ブクログ 2023年04月03日

自分の身分や容姿に関係なく欲望のままに素直に行動するハリスおばさんがとっても素敵でした。でも自分のことばかりだけでなく他人のことも考えられる人間性やありえない展開が次々起こるにも関わらず色んな面で勉強になった一冊かなと。

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Posted by ブクログ 2023年01月30日

イギリスの掃除婦のおばさんハリス。ディオールのドレスに魅せられて一念発起。450ポンドをひたすら貯める。そしてパリへ行っての冒険と呼んでもいい人々との出会い。誠実でユーモアがあり洞察力のある人柄がみんなを魅了し、幸せになる。最後のドレスを貸した結果は残念な事になったけれどでも全てハッピー。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

50年代のロンドン&パリが舞台の大人のおとぎ話。ディオールのドレスに猛烈な憧れをもった掃除婦が、努力と幸運でそれを手に入れるも…。
出てくる人がみんな優しくて、“クラス”に区分けされた社会だけどその中で幸せに生きていて、書かれた当時でもありえないおとぎ話だったろうけど、こんなことがあるかもし...続きを読むれないじゃないって信じてみたくなる。
年末年始を二都で過ごしたので、ちょっと胸に迫りました。

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Posted by ブクログ 2023年01月03日

2022年ラストに大好きなポール・ギャリコ
ささくれにオロナイン塗ったみたい
ゆっくり癒される
なんといっても初めましてのハリスおばさん
会えてうれしい
続いて新版出ないかな

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Posted by ブクログ 2022年12月17日

またこのおばさんに逢えた!昔に読んだ『ハリスおばさんパリへ行く』が新しくなり再読。
通い家政婦のハリスおばさんが、お得意様の家のクローゼットの中のディオールのドレスに出会い、ひと目惚れしてしまう。
自分の年収以上すると聞いてもめげずに真っ直ぐ前を向き、夢に向かって突き進み、いつのまにか周りも幸せにし...続きを読むてしまう、一見平凡なおばさん。
人として大切な事に気づかせてくれる。
ハリスおばさんと一緒に泣いたり笑ったり、忙しくしてる間に読み終わってしまった。全部復刊してほしい!
よろしくお願いします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月05日

ハリスおばさんと一緒にどきどきはらはらしながら読み進める。ご都合主義だっていわれても、こんな幸福な話があってもいいじゃない? したいのあたりはちょっぴりしんみり。だけどそうなった顛末に自らの傲慢さもあったのでは?というおばさんにさらに悲しくなる。映像作品ともなればさらに華やかなオートクチュールの世界...続きを読むが楽しめるのかしら。おばさんのような愚直な情熱に心を傾けたことが果たしてあったのか、これからあるのか、少し考えてしまった。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

悪い人は出て来ない、大人のおとぎ話。
1957年の作品、日本はまだまだ庶民が海外に行くのは難しかっただろうけど、英国だって一家政婦が海外に渡航することに自体夢のまた夢だったのだろう。

上手く行き過ぎるように話が展開していき最後のオチもよかった。

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Posted by ブクログ 2023年10月24日

ロンドンの家政婦のハリス夫人は、レディ・ダントのワードローブを整理している時、今まで見た中で最も美しいディオールのドレスに出会う。ディオールのドレスを自分のものにするという考えに取り憑かれた夫人は、その目的を達成するためにすべてを捧げるようになる。そのドレスを手に入れるまで出会った様々な人の人生を、...続きを読む無邪気で善良な心を持つ夫人はバラ色に変えていく。50年代の女性らしさへの懐古的な物語ですが、夕食後の軽いデザートのように楽しく味わえました。

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Posted by ブクログ 2023年07月22日

むかーし好きだった小説が映画化され、仕事を休んでまで観に行った。笑って、泣いて、十分に楽しんだけど、細かいところは覚えていなかったため何十年ぶりかの再読。けっこうなおばあちゃんの話かと思っていたら、今の私とさほど違わない年齢のヒロインにびっくり。こんな行動力、私にはないなー。

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Posted by ブクログ 2023年01月03日

映画も見たが、原作ものあるあるで、原作の方が何倍も良かった!何故、映画化・ドラマ化されるとほとんどいつも脚本が改悪されてしまうのだろう…?内容も結末も原作の方が良かったし、特に最後、「パリに行ってドレスを買う」という目標に向かって努力して実際に叶えたこと、パリに行ったことで出会った人達からの親切・友...続きを読む情や絆、パリに行ったからこそ出来た体験を、ドレスそのものよりもより貴重なものと考えるに至るミセス・ハリスの姿にジーンときた。
どこかのカードのCMのようだけれど…
自分が勇気を出して行動したことで、新しい世界が拓かれるって、すごく素敵だと感じた。

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