西田幾多郎のレビュー一覧

  • 善の研究

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    金沢に越してきたので読んでみた。純粋経験の概念は興味深い。門外漢としては非常に新鮮だった。最終章の愛と知についての話もわりと好きだった。

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    2015年05月11日
  • 善の研究

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    結果はなるべくしてなる。
    そうかーそうだよな。ある程度特定の状況が重なるとその結果を予想することができる。
    それを避けるには準備が必要などなど難しいことはないがあんまり楽しいってわけでもない内容でした。

    それと、でも精神の話は良かった。自然とひとつになって客観的な思考で器を大きくしたら幸せになれるよねとあってそんなことをある物理学者も言ってたなと思い自分もそういう考えを持った人になりたいと思いました。
    自然に淘汰されるとまでは行かないですが川の流れに身をまかせ本質を見極めあるがままを受け容れるのは良いですね。

    他に何というか、何もそんな面倒な言葉(純粋経験とか)使わなくてもいいのではないか

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    2014年01月02日
  • 善の研究

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    ネタバレ

    難しい。
    とにかく難しいです。
    前半の内容が特に理解不能で、純粋経験なるものを解説していますが一知半解…。主観と客観の超越とか言われても今一つピンときません(笑)
    本書後半からがタイトル通り『善の研究』について述べています。こちらの方が分かりやすい。ただ、これといった知識を得られないまま読み終えてしまい(これは僕の理解力不足にある)、また歳を重ねてから読むといいのかなと感じました。
    上記引用を見れば分かる通り、本質の本質を掘り下げようとする姿勢には感服です。『なぜ地球が自転しているのか』『なぜ私が私であるのか』『なぜ殺人を犯してはならないのか』『インセストタブーの普遍性』…例えを挙げれ

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    2011年09月07日
  • 善の研究

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    再読。かなり昔読んだときよりも、格段によく理解できた。
    特に前半(第1編、第2編)がすばらしい。禅的な香りもする「純粋経験」の思想は、たしかに画期的かもしれない。
    ただし後半(第3編、第4編)は倫理学、宗教を扱うが、急に平易になり、哲学入門めいた密度の薄さで、物足りなかった。
    後年の西田幾多郎は、このように「神」を語ったりしない。
    このあとの著作と比較してみても、全体に、この本はとてもわかりやすく書かれている。

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    2011年05月29日
  • 善の研究

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    わが国最初の独創的な哲学書である西田幾多郎の『善の研究』のテクストに、西田研究者の小坂国継氏による注釈を付したもの。テクストは一段落ずつ切られて注釈が挟まれ、各章の終わりには小坂氏の「解説」が置かれている。

    小坂氏はほかにもいくつか西田の論文のコメンタリーの仕事を手がけているが、本書の注釈もそれらに劣らず、手堅くポイントが押さえられている。西田哲学に関する研究書には、解釈者独自の理解が前面に出されたものが少なくない中で、本書の解説は西田自身に語らせるようなものになっている。

    また、『善の研究』では、当時流行していた哲学者の思想が参照されて議論が進められることも多く、今日の読者がその内容を理

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    2011年08月19日
  • 善の研究

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    「純粋経験」「実在」「善」「宗教」の四篇からなる。60年も前に出版されたもので、発想に新しさを求めるのは難しいが、『「いき」の構造 (岩波文庫)/九鬼 周造』に似て、その思索と思想に詠嘆に値する見事な一冊。

    本書は著者が三十歳代の十年間を過ごした高等学校の講義のための草案で、二篇と三篇に他を加えた構成になっているらしい。正直なところ読みにくくて、多分海外の哲学書に慣れたからだろうと思ったが、読み終えてから眺めてみると、かなり重要な箇所に重点が置かれていて、教育に向きだと思った。

    本書を読んで、もしかしたら自分が苦手だと思っている中島義道の本も、相性の問題ではなくて慣れの問題ではないかと思え

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    2010年09月23日
  • 善の研究

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    日本を代表する思想家西田幾太郎のエッセンスが凝縮された伝説的名著


    ……と聞いて読み始めたのだよ
    しかし、これは難解だ
    もちろん哲学書なわけで簡単なはずがないんだけど、頑張って読み切りたい

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    2010年02月01日
  • 善の研究

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    昔から読んでみたかった本。もう少し読み直しが必要。

    知識が実感に変わる瞬間☆
    純粋経験
    存在

    など。

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    2009年10月07日
  • 善の研究

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    日本で数少ない「哲学者」の名前に値すると評価される著者の代表作。
    元々は学校の講義内容であり、決して予備知識は多量に必要ではないはずなのだが、完全に形而上概念を元にしていることもあり、比較的難解な部類に入る。
    人が「これはこうだ」と知覚する以前の「純粋経験」を、万物の本質だと捉え、主客の区別すらない状態であると定義し(禅の概念に近いかもしれない)、それに基づいて知識や宗教のあり方について――そうした純粋経験そのままにある状態を善であると看做し、その為の手段として――考察した。
    この概念は後年、著者自身に乗り越えられる概念であり、この著作も最早現代的意義は持たないかもしれないが、
    日本の哲学史と

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    聞いた。聞いて理解するには難解過ぎた。雰囲気は分かったかも。仏教やってたら飲み込みやすいかなと思った。

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    2022年12月24日
  • 善の研究

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    真の自己を知るのが善。こう言い切っているが、真の自己とはなんだろう。それはマニュアル的に知ることではないのかもしれない。何度も読み返して理解すべき本なのだろう。

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    2020年02月25日
  • 善の研究

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    「日本人に哲学はできない」とときに言われるが、世界に誇れる純粋な日本人哲学者として格別の存在として挙げられる西田幾多郎。難解と言われるその思想にチャレンジすることにした。

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    2017年07月26日
  • 善の研究

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    中世以降の西洋哲学の始まりがデカルトによる「我思う、故に我あり」だとするなら、文明開化以降の日本哲学は西田幾多郎による「純粋経験ゆえに我あり」から始まるのだろうか。それはデカルト的な主客二元論を否定し、知識(=客観)とその対象(=主観)が合一している状態こそ全ての実在の根底に置かれているとする思想であり、その知性を疑い自己に宇宙を見い出す姿勢は善の思想は禅の思想でもあるのだということを示している。本書によれば、善とは何より自己の実現であり、それは真の自己は宇宙の根本でもあると認識することなのだ。まじですか

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    2012年11月07日
  • 善の研究

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    言っていることがとても難しいので、一語一語の意味をじっくりと考えながら、外国語を読むような感覚で読み進んだ。
    同著は、岩波文庫からも出版されているけれど、岩波版が原文のみを収録しているのに対して、こちらには注釈がついている。用語の解説については、単にそのまま他の言葉で言い換えているだけのようなことが多くて、あまり参考にならなかったのだけれど、各章の終わりにある、その章のまとめには、要点が簡潔に書き加えられていて、原文だけを読むよりはわかりやすかった。

    この本は、「純粋経験」「実在」「善」「宗教」の全四編から成っていて、主題は、第三編の「善」にある。一番読みやすいのも、この第三編であるので、こ

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    2020年07月15日
  • 善の研究

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    「価値判断」というのは、時代背景やおかれた環境によって変化する。昔は「良い」と思われていたことが今の時代では通用しない、とか。あの国では「良い」と判断されることが、他の国ではダメだとか。「善悪の判断」についてもそうだ。それは「価値観」ほど個人的なものではないが、決して絶対的・普遍的なものではない。では、唯一絶対普遍的な「善」は存在しないのか。自分の行動の拠り所とすべき、絶対的な「善」は存在しないのか。
    その探求に果敢に取り組んだのが、日本で始めて哲学体系を構築したといわれる西田幾多郎教授である。ただし超難解なので、内容を十分に消化するのは、初読では不可能に近い。

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    第74回:花の『美しさ』を手折る
     「序」「再販の序」「版を新にするに当って」...(07.11.29)

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    「いかに小さい事業にしても、常に人類一味の愛情より働いている人は、偉大なる人類的人格を実現しつつある人といわねばならぬ」そうですか。がんばります…。

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    西田幾多郎(1870-1945)の主著。1911年刊。「善とは一言に言えば人格の実現である。これを内より見れば、真摯なる要求の満足、即ち意識統一であって、その極は自他相忘れ、主客相没するという所に到らねばならぬ。」と説き、「純粋経験」こそ真の実在であるとする。西洋思想を思弁的統合することにより独創的な思想を展開する。西田哲学の原点となる著である。

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    日本人が日本語で考えているんだから、理解できない訳が無い。素直に読んでみよう。わたしには、一番理解しやすかった哲学書。

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    2009年10月04日
  • 善の研究

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    日本人による最初の哲学書。
    明治時代に書かれ、かつ日本に新しい風を
    吹き込んだという点ではすごみを感じた。

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    2009年10月04日