塚谷裕一のレビュー一覧

  • 漱石の白百合、三島の松 近代文学植物誌

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    タイトルにある夏目漱石とか、志賀直哉の著作を知っている人ならば、ものすごく楽しめるのだろうけれど、生憎そうではなかったので想像していたよりは楽しめなかった。
    文学作品に出ている植物について、植物学者の視点で紡がれたエッセイだけれど、同じテーマであちこちに書いたものをまとめているせいか、書かれた年月日と発行日の差がすごい。また単行本が文庫本化された本ということもあり、ちょこちょこ加筆され追加情報が入っているのが意外と面白い。
    日本の文学作品は、花鳥風月に則して書かれていても、植物そのものを正確には書いていないということで、なんかちょっとがっかりしている。割と誠実に書いているのが志賀直哉だそうで、

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    2024年06月16日
  • カラー版 ドリアン 果物の王

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     ドリアンがとても食べたくなります。
     バナナが庶民にも食べられる果物になり、また高級品となるなど、戦前戦後の果物の価値の変遷が興味深い。

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    2020年04月05日
  • カラー版 スキマの植物図鑑

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    <目次>





    <内容>
    私は後発の『スキマの植物の世界』を先に読んだのですが、こちらも読みたくなり手に取りました。著者の”植物愛”が楽しめます。と言っても人間界の都合もちゃんと織り込まれています。
    意外と園芸系の観賞植物が自力で「スキマ化」しているんですね。周りの雑草(?)を気にする機会が増えてきました。

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    2015年06月20日
  • カラー版 スキマの植物の世界

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    ど根性の集まり(笑)。
    都会には実はスキマが限りなくあるのだと再確認。
    まぁ、練馬区は区自体がスキマのようなものだが。

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    2015年05月31日
  • カラー版 スキマの植物の世界

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    <目次>
    第1章  スキマの風景
    第2章  逃げ出してきたスキマの植物
    第3章  帰化してきたスキマの植物
    第4章  古くからの人里スキマの植物
    第5章  海辺のスキマの植物
    第6章  高山のスキマの植物

    <内容>
    植物の遺伝子研究者が、趣味の”スキマ“植物の紹介本第2弾(でも第1弾はまだ読んでいない)。本職も趣味も
    あまり変わらない気はするが、読んでいるとスキマ植物(つまり雑草)への“愛”を感じる。カラー版だが、図鑑ではないので花や葉の特徴は写真からはよく伝わってこない。

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    2015年04月23日
  • 植物の〈見かけ〉はどう決まる

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    このような本ができることは楽しい。
    時代は、やはりマルチ人間を作り出している。
    自分のカラに閉じこもり、研究者の枠の中で窒息したりしないようにしている
    研究者から見れば、どれだけすがすがしいか。
    自信に満ちたり、自分のポリシーをもって、
    仕事をすることの大切さを痛感している。
    「なまいき」であることが、大切である。

    科学者は、すべて理づめにかんがえるとはかぎらない。
    �発見だけが生き甲斐。
    �発見から完全なツメまでおこなう。
    �発見したことの仮説をつくること
    �発見者が見落としているところをきちんとつめて体系を完成させる。

    (1)花芽が形成されると、節間が著しく伸張する。
    →種子の散布のた

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    2018年03月10日
  • カラー版 ドリアン 果物の王

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    何故、今ドリアンか――そんなことは突っ込まないで下さい。
    食べてみたいんですよ一回くらいは。
    そんな訳で新書です。
    わざわざ新書でほぼフルカラードリアン尽くし。
    とりあえず東名アジアに行きたくなる。

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    2011年05月25日