新井潤美のレビュー一覧

  • 〈英国紳士〉の生態学 ことばから暮らしまで

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    イギリス階級社会の中のロウアーミドルクラスについての本。分不相応を嫌うイギリス社会の中で、必死に成り上がろうとする悲哀を感じる。 何年か前にBBCが今のイギリスは7つの階級があるなんて言ってたが、ロウアーミドルクラスが分化しただけにも思えたし、現代もやはり根強く残っているんだなぁと改めて実感。

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    2020年06月05日
  • 魅惑のヴィクトリア朝 アリスとホームズの英国文化

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    ネタバレ

    島国根性は他人事じゃないなぁと。妙な親近感。
    ヴィクトリア女王、ディケンズ、テニソン、ルイス・キャロル、コナン・ドイルの作品を通して見つめるヴィクトリア朝。
    ルイス・キャロルのゴシップ(笑)は図説不思議の国のアリスよりちょっと詳細に書いてあったかも。

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    2018年01月22日
  • パブリック・スクール イギリス的紳士・淑女のつくられかた

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    日本人だがパブリック・スクールの滞在歴がある著者が、その歴史と変遷を明らかにする。
    パブリック・スクールとは言ってみればイギリスのエリート校。成り立ちの歴史は古く、設立は17世紀に遡る。イギリスの政治家やら法曹界やらパブリックスクール閥のようなものがあるようだ。個人的解釈では優れた素質がある若者を選抜して養成することな根底にあるように感じる。
    翻って現代。周囲の話を聞くと入学時点でその人の人生が決まってしまうようなシステム(パブリックスクールも含む)を出来るだけ変えたいと国は考えているようだ。とはいうものの、より良い学校に入れようと早くから子供のお稽古事や勉学に投資する親もまた多い。
    学閥主義

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    2017年11月18日
  • 魅惑のヴィクトリア朝 アリスとホームズの英国文化

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    ルイス・キャロル(不思議の国のアリス作者)が31才のとき11才(小5、6⁉)のアリス・リデルに求婚し、それが原因でリデル家に出禁になる←ドン引き(゚Д゚;) いや、マジか…この実話が一番衝撃的だった

    帯の「なぜ島国根性から抜け出せないのか」の答えは? 自分で考えろって事なのねw

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    2017年05月30日