松下祥子のレビュー一覧

  • パディントン発4時50分

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    ミセス・マギリカディは、ロンドン発の列車の窓から、並走する列車の客席で男が女を絞殺する現場を目撃する。
    友人のミス・マープルに相談し警察に相談するも、翌日になっても死体すら見つからない。
    そこでミス・マープルは、有能で知られる家政婦のルーシーを雇い、件の列車の沿線にある邸宅に潜入させ、死体を捜索する。
    ほんの僅かの間並走する列車の中で行われた殺人、見つからない死体、沿線の邸宅に目をつけるミス・マープルの推理力、マープルの手足となって活躍する自立した女性ルーシー、被害者の足跡を辿るためフランスに乗り込むスコットランドヤードのクラドック、そして個性豊かなクラッケンソープの一族。
    「老いを感じる」と

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    2024年03月16日
  • パディントン発4時50分

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    アガサクリスティー五作目。初めてのミスマープルシリーズ。オーディブルで視聴。驚くようなどんでん返しや巧妙なトリックというわけではないのに、とても引き込まれて続きが気になって一気に読んでしまった。おそらくその背景には、人間ドラマが詳細で、その感情の動きの理屈を納得させられるからだと思う。

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    2024年03月10日
  • パディントン発4時50分

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    ミス・マープルの友人マギリカディが列車に乗っている時、すれ違う列車の中でまさにその瞬間殺人を目撃する。日常から一気に非日常へと引きづりこむ、クリスティの名作。ミス・マープルももちろん、スーパー家政婦ルーシ・アイルズバロウの活躍がすごかった!

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    2023年12月27日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    面白かった。23遍の作品全てが洒落とアイロニーに満ちている。
    30年以上も前に亡くなった作家だけど他も読み返したくなった。

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    2021年06月17日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    さすがジャック・リッチー。いろんなテイストの作品が詰まった素敵な短編集でした。さらっといけちゃうけどおもしろーい。

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    2014年05月17日
  • パディントン発4時50分

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    クリスティの本はこれで2冊目です。ポアロ以外に名探偵マープルという方もいるんですね。お上品なおばあ様が繰り広げる推理が心地よかったです。マープルシリーズも色々と読みたくなりました。クリスティの本は色んなところに伏線があり、登場人物のキャラクターも様々なので、また読み直しても面白いと思いました。

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    2025年10月02日
  • パディントン発4時50分

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    ネタバレ

    ミセス・マギリカディは列車の中から、並んで走る別の列車の中で起こっている殺人事件を目撃するが、鉄道当局も警察も本気にしてくれず、列車内でも線路のまわりでも遺体が発見されない。マギリカディをよく知るミス・マープルだけが話を信じ、遺体があるかもしれない場所を推測し、土地の所有者のところへ優秀なフリーランスの家政婦ルーシー・アイルズバロウを送りこむ。

    このルーシーが頭もきれて手際が良く、料理も上手で、どこの家でもずっといてほしいと思われるような人物。そして家に溶け込み、その家に住む人や家族のことなどをよく観察する。

    列車のシーンは最初の目撃の場面だけで、ほぼルーシーの働くクラッケンソープ家での話

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    2025年10月01日
  • パディントン発4時50分

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    犯人を予想しながら読んだが結局当たらず。名物っぽいが、アガサさんの話は登場人物が多い。イメージを分けることがは難しく、読み進めるのに時間がかかる。面白い点は海外の情景が頭に浮かぶこと。

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    2025年09月14日
  • パディントン発4時50分

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    この本の前に読んだクリスティのミステリが、事件発生まで大分時間があったのに対して、今回は初っぱなで事件が起きているので『おーっ』とか思った。
    トリックが解き明かされるのは割と淡々としている印象で、人間関係をそれなりにねちこく展開している感じでした。犯人はコイツかなーと思ったら、案の定ちがっていて私は本当に探偵に向かないとか思ってしまうし、作家にとっては良い読者だよね。などと思った。
    ミスマープルのシリーズは意外と読んでなくて、この本を読んでも半分いってない。ミス・マープルは、若い頃に読んだ時は『実際いたらやなばーさんだろうな』と思っていた。今もそう思っているけれど、なんだか憎めないというか、こ

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    2025年08月28日
  • パディントン発4時50分

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    鉄道を舞台とするミステリーはたくさんありますが、並走する汽車の窓から殺人が見えるという導入が斬新です。
    ミス・マーブルはほとんど動かず、代わりにルーシーが捜査を進めます。まさに安楽椅子探偵といったところです。
    そして、このルーシーがとても魅力的な人物で潜入先の人たちの心をつかんでいき、核心に近づいていきます。

    ミステリー好きなら読んで損はないです。

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    2025年02月02日
  • パディントン発4時50分

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    ミス・マープル・シリーズの代表作。併走する電車の中で一瞬の殺人を目撃した老女は、鉄道会社や警察に殺人を訴えるが相手にされない。しかし、マープルは彼女の言葉を信じ、家政婦ルーシー・アイルズバロウに指示して巧みな推理で死体を発見してみせる。他の探偵諸氏と比較して圧倒的に控え目なマープルだが、それだけに作品の面白さを支えるのは個性的な登場人物たちで、クラッケンソープ家の人々、天才家政婦ルーシー、誰を取っても魅力的だ。

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    2023年12月23日
  • パディントン発4時50分

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    ネタバレ

    ミス・マープルと「スーパー家政婦」ルーシーのタッグは新鮮で面白かった!
    真犯人は検討も付かなかったなあ、全員怪しいから……

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    2023年11月26日
  • パディントン発4時50分

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    犯人が他者に知られてはいけない事は数あれど、殺人の瞬間なんて目撃された日にはその時点でミステリはお終いとなる筈
    けど、犯人は目撃されたと知らないし、目撃者の言葉を信じる者はかのミス・マープルだけ
    本作はそのような導入を持つ作品だね

    そもそも列車に乗っていたら別の列車で行われた殺人の瞬間を目撃してしまうなんてかなりドラマティック
    これで被害者の死体がすぐに発見されれば、非日常に一歩だけ迷い込んでしまった身震いする逸話で終わるのだろうけど、生憎と死体は発見されず
    だから目撃者のミセス・マギリカディは義憤に駆られるし、マープルも死体探しに本気になる

    ただ、マープルは行動力が有るわけではないから実

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    2023年10月03日
  • パディントン発4時50分

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    あ、鉄道そんなに絡まないんだ。
    パディントン発4時50分の列車に乗ったら
    並走する車両で女性が絞殺されるのを見ちゃった!
    という知人のために
    マープルさんが安楽椅子探偵する話。

    車内には死体がなかったことから
    カーブを曲がる地点で遺棄した可能性に思い当たり
    そこの土地にある屋敷へ
    家事代行のルーシーを潜り込ませる。
    おお〜、なんかどっちも
    現代の推理小説でも使ってそうなネタだ。
    このルーシーがまたかっこいい。
    スーパー家政婦です。
    屋敷に遊びに来ていた殺人事件に興味津々の
    少年たちとのやりとりがナイス。

    怪しいと思った人物が
    順に殺されてしまう王道?展開で
    最後までルーシーが毒牙にかかんな

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    2023年06月18日
  • パディントン発4時50分

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    マープルさんが果たしてどう動くのか、この手があったんだ、と納得。ただ、やはり無理っぽい感は否めなかった。犯人は、全く思いもつかない人だったので、そこは脱帽。

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    2022年09月01日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    このミスで始めて存在を知り買ったのですが、どれもこれも良質な短編で面白いです。

    割と星新一のショートショートに近いような味付けで好みだし、特に「味を隠せ」などはラストであっと驚かされて非常にニヤニヤ出来た記憶。作者の他の作品も読みたいなと思いました。

    これまた昔のやつ、当時の先輩がジャックリッチー大嫌いで肩身狭かったけど、割と楽しめた記憶

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    2019年03月20日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    ネタバレ

    短編集。
    さまざまなジャンルに分かれていて、読みやすかった。合間合間に少しずつ読めるのが良いですよね。ちょっと意味不明なものもあったけど、思わず笑ってしまったり、これは凄いって唸ってしまうような物もあって、楽しめました!

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    2017年01月07日
  • ジャック・リッチーのあの手この手

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    ジャック・リッチーの作品は、「クライムマシン」や「カーデュラ探偵局」が面白かったので、今年評価の高かった本作を読んでみる。確かに、同氏らしい作品が多い雰囲気でした。
    ただ、タイトルにもあるように、多彩な作品を集めていたので、今ひとつ面白さがわからない作品も多く、ちょっと評価減。初めて読む人にはやはりクライムマシンがおすすめか。

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    2015年01月20日