小笠原喜康のレビュー一覧
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レポートと論文作成のための、書式・フォーマット、いわゆる定跡集です。
考えをいれる箱を用意していて、そこに入れていくイメージです。
論旨とはあまり関係のない形式を決めてもらうのは、かえって、迷いがなくていい。
■用紙
・A4,縦置き、横書き
・1頁、40字×30行
・フォント 日本語 MS明朝、標準 英語 Century 10.5 ポ
※ Wordのオートコレクトは、全部切ってしまうのがいい
■書き方
文体 すべて 「である」体
段落 1頁に5~6、 頭1字下げ
英数字 すべて半角
■基本ルール
・自分の文章と他人の文章はきちんと区別する
・あまり長い引用・注釈はこのましくない
・引用し -
Posted by ブクログ
自分の文章と他人の文章ときちんと区別する意識を持つ。
現状に合わせてインターネットの検索の方法などを載せている。
また参考のサイトも載っている。
題名の通り、大学生の卒業論文に向けた事例が書いてある。
書いて考える、資料は線を引きながら読む、章立てを先に考える、スケジュールを立てる。など実践に即した記載がある。
文章を分かりやすくするためには一文を短くする。
自分の言葉で語る。先人を少しでも乗り越える努力をする。読む人を説得する努力をする。
自分で考え、自分の言葉で語り、自分の思想を作る。それが大学に学ぶ意味。それが大学に学ぶ責任。著者の最後の言葉が刺さる。 -
購入済み
議論のウソ
世の中に流れている情報は、誘導されてウソになっているものもあるが、実は深く紐解いてみると、ウソとは完全に決められないものがあったりもする、だから、自分の見方を鍛えましょう、ということ。
分かりやすさが求められる風潮に一言物申す、という感じが良かった。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ベストセラー『大学生のためのレポート・論文術』で論理の組み立て方をわかりやすく解説した著者が「情報に騙されない」方法を平易に懇切に論じる。
[ 目次 ]
第1章 統計のウソ―ある朝の少年非行のニュース評論から(統計の魔力を読み解く 少年非行の実態を読む ほか)
第2章 権威のウソ―『ゲーム脳の恐怖』から(「虚偽」論法 科学的よそおいの危なさ―権威に訴える虚偽 ほか)
第3章 時間が作るウソ―携帯電話の悪影響のうつりかわり(電車の中で携帯の電源は切るべきか 携帯電話と医用機器の調査研究―総務省の調査報告の「方針」 ほか)
第4章 ムード先行のウソ―「ゆとり教育」批判から(短絡的な