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Posted by ブクログ 2009年10月04日
表題と内容はやや異なる感じがあるが、とても面白い本。著者の主張としては、「自分でものを考えよ。」の一言に尽きると思う。この著者が展開する議論に疑問を持つところも少なくは無いが、とても面白い本。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「あるある」事件後の今まさにタイムリーな本。
この本に書かれているような、「周りに流されずに本質を見抜く」ことをみんな実践できたらどんなにすばらしいことか。
ただ、それを常に続けることは大変だし疲れる。だからワイドショーやみのもんたのように、物事を断定してくれるものが必要とされるのかも。
でも現実に...続きを読むはそのように一面的に捉えられるものってのはほとんどないんだよね。そのことを(難しいけど)常に心に留めておくことが大切。
世の中に流れている情報は、誘導されてウソになっているものもあるが、実は深く紐解いてみると、ウソとは完全に決められないものがあったりもする、だから、自分の見方を鍛えましょう、ということ。
分かりやすさが求められる風潮に一言物申す、という感じが良かった。
Posted by ブクログ 2016年06月24日
色んな騙し方を検証してあって、日常の中でのニュースの読み方とか、参考に出来るってかしなきゃならないことも多い。逆に上手く使いこなせば、自分のプレゼンテーションを高める武器にもなりそうだけど、そういうことではなくて。でもこの方法論が自分のモノになれば、逆に騙されることも少なくなるんじゃないか、と。騙す...続きを読むためじゃなく、騙されないために、騙すことの勉強をするのは、きっと大いにアリなんですよね。そんな感じで、タメになった本でした。
Posted by ブクログ 2014年02月06日
とくに真新しいことは無いような気もするが、時折こうしたものを読んで、議論、統計、報道に関する発信者の意図を推察して考えることの重要さを確認するのは大事かと。
Posted by ブクログ 2013年02月03日
これはかなりくどいですぞ。
読書注意。
ですが、今の時代に求められているのは
こういう情報にふらふらと惑わされない
一つ下がったものの見方なんだと思います。
特にメディアの情報にかじりつきがちになる
私たちにとっての一種の警告と言える本でしょう。
ある本に関しての理論的な批判は
その最たる例。
(...続きを読む現実に私も引っかかった)
必要なのは自分の考えを
きちんともって
与えられた情報をといていく
力なんだと思います。
Posted by ブクログ 2010年11月20日
[ 内容 ]
ベストセラー『大学生のためのレポート・論文術』で論理の組み立て方をわかりやすく解説した著者が「情報に騙されない」方法を平易に懇切に論じる。
[ 目次 ]
第1章 統計のウソ―ある朝の少年非行のニュース評論から(統計の魔力を読み解く 少年非行の実態を読む ほか)
第2章 権威のウソ―『...続きを読むゲーム脳の恐怖』から(「虚偽」論法 科学的よそおいの危なさ―権威に訴える虚偽 ほか)
第3章 時間が作るウソ―携帯電話の悪影響のうつりかわり(電車の中で携帯の電源は切るべきか 携帯電話と医用機器の調査研究―総務省の調査報告の「方針」 ほか)
第4章 ムード先行のウソ―「ゆとり教育」批判から(短絡的な議論 学力は下がったのか ほか)
第5章 ウソとホントの境―少し長い「あとがき」(これまでの議論 「ウソ」と「ホント」の境を越えて ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2014年09月09日
恣意的な統計の利用(新聞記事)、権威を纏った虚偽(ゲーム脳)、状況変化の無視(総務省調査)、ムードに流された感情論(ゆとり教育批判)の4パターンを紹介。結局、簡単に白黒付けたがる自分にこそ要注意。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
少年犯罪の凶悪化,携帯電波の医療機器への影響などを通じて,「なんとなくそうらしい」という風潮になっている主張・社会通念について,検証する視点を提供する本。各論から総論へ流れる話の展開や,オチの付け方など,構成力も素晴らしい。
ただ,検証過程をじっくり読むと疲れる。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
データの読み方と論証の基本をおさらいできた。理系の学生ならきっとこういうウソを用いてレポートを書いたことがあるに違いない!メディアリテラシー入門としても読める。
Posted by ブクログ 2023年05月26日
情報の受け取り方、受け取ったうえでの考え方について、具体事例を用いて示されており分かりやすかった。2005年刊であり、本書で考察されている事情のうちいくつかはすでに変わっていることを感じながら読むのがまた感慨深かった。
Posted by ブクログ 2020年04月09日
わかるというのはかかわるということ。
わかるより分からないことを自覚していることが大事。
これからは私たち一人一人が主役になる社会であるため、誰かに支配してもらうではなく、自分自身で自分を支配する社会でなくてはならない。
自分で自分の考える正答を作り直していかなくてはならないことを知った
Posted by ブクログ 2020年03月21日
世の中に流れている情報は、誘導されてウソになっているものもあるが、実は深く紐解いてみると、ウソとは完全に決められないものがあったりもする、だから、自分の見方を鍛えましょう、ということ。
分かりやすさが求められる風潮に一言物申す、という感じが良かった。ま、若干、まわりくどい感もありましたが。
Posted by ブクログ 2012年06月03日
民主主義は個人が主役。権力側か「正答」をもらって素直に従っておけば良いという時代ではない。マスコミから流されてくるくる「答」なるものが「ウソ」かもしれないと見抜く自分なりの視点をもつことが必要。
ウソには4つの様態がある。第1は「統計のウソ」。第2は「受け取る側も加担するウソ」。第3は「時代によって...続きを読む変化するウソ」。最後は「結論を急いでだすウソ」。これを見分けるにはものごとを正かウソかという2分法で結論を急がないことである。
Posted by ブクログ 2012年07月21日
P70
一酸化二水素、意図的作為的に書かれた文章である。名前の付け方は命名法に従っているのだろうか?
携帯の電磁波の影響について、結果は決まっていたので、調査⇒理由付け⇒論文の方向性で悪いという報道を作る。そこで、便乗している人が少なからずいる。公共の交通機関については、使用不可とすることで、利点...続きを読むが多い。使用不可としているのは日本のみではないのか?
報道記事の結果は、読者が求めているものである。また、そのように編集されている。市場に出して、社会に受けるように。
目次から
1統計 少年非行
2ゲーム機の恐怖 権威への妄黙
3携帯電話
4ゆとり教育
Posted by ブクログ 2011年10月28日
世で問われているいろいろなところには、落とし穴があるぞ、という本です。
嘘があるから騙されるな、側の視点の本なのですが、世の中には詭弁系の解説本が多数あり、そういう「騙す」力に比べると弱い印象です。
しかしながら本書は具体例(それも、それなりに社会的に意味のある例)を出した上で、論点のズレを指摘し...続きを読むています。僕は騙す側の本のほうがウィットがあって好きですが、到達点はどちらも同じようなものかもしれません。
刺激的なタイトルの割には、ひねりは少なく、ちょっと真面目すぎるかな。
著者は、騙す騙される系の話をしたかったのではなくて、実は例に出した話の批判をしたかったのでしょうか。
Posted by ブクログ 2011年10月27日
4つの事例をあげて、議論の嘘について論じていく。
論理展開(って言えないようなものも多いが)の穴をついて、
飛躍や決め付けが危うい点を丁寧に説明していく。
ものの見方は一面的ではないのでもっと多面的に見れるように、一度立ち止まって考えなくちゃなと改めて実感させられた。
もっと抽象的な本だと思っ...続きを読むていたのでなんか意外な感じだった。
Posted by ブクログ 2010年02月28日
要点は以下のとおり。
統計から何らかの結論を見いだす場合、グラフの前年の動き等、マクロ視点で判断する必要がある。
アンケート結果の裏にある質問がなんだったのか確認せよ。
データから判ることのほか、判らないことも押さえよ。
データから言えることが多くあるのに、一つの結論に無理矢理に持っていないか確認す...続きを読むる。
論者の経歴にだまされるな。
特定の傾向のみをみて、判断できない。他の可能性もあるからだ。
データを見るには、統計学必要。分母が大きいデータと分母の小さいデータを直で比べてみてもだめ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「執筆中に18回引っ越した」と書いてあったのが最も衝撃的だった
結論は最終章、データは雑学といった感じで割り切ってよいと思う。
たまに話が脱線していくのが楽しい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
分類=調査法。電磁波・ゲーム脳関連として登録。05年9月。ゲーム脳への反論本の一。確かに、万人に納得の行く主張をするためには形式面の整備も必要ではあるので、森氏やトンデモ本認定されてしまった著書をお持ちの方は本書をある程度参考にした方がよいと思われます(個人的には、形式に偏るのも好きではありませんが...続きを読む…)。