小笠原喜康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
P70
一酸化二水素、意図的作為的に書かれた文章である。名前の付け方は命名法に従っているのだろうか?
携帯の電磁波の影響について、結果は決まっていたので、調査⇒理由付け⇒論文の方向性で悪いという報道を作る。そこで、便乗している人が少なからずいる。公共の交通機関については、使用不可とすることで、利点が多い。使用不可としているのは日本のみではないのか?
報道記事の結果は、読者が求めているものである。また、そのように編集されている。市場に出して、社会に受けるように。
目次から
1統計 少年非行
2ゲーム機の恐怖 権威への妄黙
3携帯電話
4ゆとり教育 -
Posted by ブクログ
世で問われているいろいろなところには、落とし穴があるぞ、という本です。
嘘があるから騙されるな、側の視点の本なのですが、世の中には詭弁系の解説本が多数あり、そういう「騙す」力に比べると弱い印象です。
しかしながら本書は具体例(それも、それなりに社会的に意味のある例)を出した上で、論点のズレを指摘しています。僕は騙す側の本のほうがウィットがあって好きですが、到達点はどちらも同じようなものかもしれません。
刺激的なタイトルの割には、ひねりは少なく、ちょっと真面目すぎるかな。
著者は、騙す騙される系の話をしたかったのではなくて、実は例に出した話の批判をしたかったのでしょうか。