小笠原喜康のレビュー一覧

  • 議論のウソ

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    少年犯罪の凶悪化,携帯電波の医療機器への影響などを通じて,「なんとなくそうらしい」という風潮になっている主張・社会通念について,検証する視点を提供する本。各論から総論へ流れる話の展開や,オチの付け方など,構成力も素晴らしい。
    ただ,検証過程をじっくり読むと疲れる。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    「下流社会」の統計を疑って読めるようになると思います。文春新書の「統計のウソ リサーチリテラシーのすすめ」も同系列でいい本だと思います。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    データの読み方と論証の基本をおさらいできた。理系の学生ならきっとこういうウソを用いてレポートを書いたことがあるに違いない!メディアリテラシー入門としても読める。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    「あなたは情報発信者に騙されている!!」っていう事実を教えてくれる本。情報社会に必要な「疑うことの重要性」を教えてくれる。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    情報の受け取り方、受け取ったうえでの考え方について、具体事例を用いて示されており分かりやすかった。2005年刊であり、本書で考察されている事情のうちいくつかはすでに変わっていることを感じながら読むのがまた感慨深かった。 

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    2023年05月26日
  • 議論のウソ

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    わかるというのはかかわるということ。
    わかるより分からないことを自覚していることが大事。
    これからは私たち一人一人が主役になる社会であるため、誰かに支配してもらうではなく、自分自身で自分を支配する社会でなくてはならない。
    自分で自分の考える正答を作り直していかなくてはならないことを知った

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    2020年04月09日
  • 議論のウソ

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    世の中に流れている情報は、誘導されてウソになっているものもあるが、実は深く紐解いてみると、ウソとは完全に決められないものがあったりもする、だから、自分の見方を鍛えましょう、ということ。

    分かりやすさが求められる風潮に一言物申す、という感じが良かった。ま、若干、まわりくどい感もありましたが。

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    2020年03月21日
  • 議論のウソ

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    民主主義は個人が主役。権力側か「正答」をもらって素直に従っておけば良いという時代ではない。マスコミから流されてくるくる「答」なるものが「ウソ」かもしれないと見抜く自分なりの視点をもつことが必要。
    ウソには4つの様態がある。第1は「統計のウソ」。第2は「受け取る側も加担するウソ」。第3は「時代によって変化するウソ」。最後は「結論を急いでだすウソ」。これを見分けるにはものごとを正かウソかという2分法で結論を急がないことである。

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    2012年06月03日
  • 議論のウソ

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    P70
    一酸化二水素、意図的作為的に書かれた文章である。名前の付け方は命名法に従っているのだろうか?

    携帯の電磁波の影響について、結果は決まっていたので、調査⇒理由付け⇒論文の方向性で悪いという報道を作る。そこで、便乗している人が少なからずいる。公共の交通機関については、使用不可とすることで、利点が多い。使用不可としているのは日本のみではないのか?
    報道記事の結果は、読者が求めているものである。また、そのように編集されている。市場に出して、社会に受けるように。

    目次から
    1統計 少年非行
    2ゲーム機の恐怖 権威への妄黙
    3携帯電話
    4ゆとり教育

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    2012年07月21日
  • 議論のウソ

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    世で問われているいろいろなところには、落とし穴があるぞ、という本です。
    嘘があるから騙されるな、側の視点の本なのですが、世の中には詭弁系の解説本が多数あり、そういう「騙す」力に比べると弱い印象です。

    しかしながら本書は具体例(それも、それなりに社会的に意味のある例)を出した上で、論点のズレを指摘しています。僕は騙す側の本のほうがウィットがあって好きですが、到達点はどちらも同じようなものかもしれません。

    刺激的なタイトルの割には、ひねりは少なく、ちょっと真面目すぎるかな。
    著者は、騙す騙される系の話をしたかったのではなくて、実は例に出した話の批判をしたかったのでしょうか。

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    2011年10月28日
  • 議論のウソ

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    4つの事例をあげて、議論の嘘について論じていく。

    論理展開(って言えないようなものも多いが)の穴をついて、
    飛躍や決め付けが危うい点を丁寧に説明していく。

    ものの見方は一面的ではないのでもっと多面的に見れるように、一度立ち止まって考えなくちゃなと改めて実感させられた。

    もっと抽象的な本だと思っていたのでなんか意外な感じだった。

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    2011年10月27日
  • 議論のウソ

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    要点は以下のとおり。
    統計から何らかの結論を見いだす場合、グラフの前年の動き等、マクロ視点で判断する必要がある。
    アンケート結果の裏にある質問がなんだったのか確認せよ。
    データから判ることのほか、判らないことも押さえよ。
    データから言えることが多くあるのに、一つの結論に無理矢理に持っていないか確認する。
    論者の経歴にだまされるな。
    特定の傾向のみをみて、判断できない。他の可能性もあるからだ。
    データを見るには、統計学必要。分母が大きいデータと分母の小さいデータを直で比べてみてもだめ。

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    2010年02月28日
  • 議論のウソ

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    難しい…!
    面白いとか面白くないとかじゃなくて、やっぱりこういう筋道立てて論理だった考え方が出来なくてはいけないなと思った。

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    2010年01月14日
  • 議論のウソ

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    統計のウソ、権威のウソ、時間のウソ、ムードのウソ、ウソとホントの境界。ちょっと説明が回りくどく、いまいち。また、目新しい観点もあまりない。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    「執筆中に18回引っ越した」と書いてあったのが最も衝撃的だった
    結論は最終章、データは雑学といった感じで割り切ってよいと思う。
    たまに話が脱線していくのが楽しい。

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    2009年10月04日
  • 議論のウソ

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    「議論のウソ」だが、内容は議論についてと言うよりも、もっと一般的な考え方のお話。悪くないですが、決め手に欠ける。

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    2011年07月27日
  • 議論のウソ

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    分類=調査法。電磁波・ゲーム脳関連として登録。05年9月。ゲーム脳への反論本の一。確かに、万人に納得の行く主張をするためには形式面の整備も必要ではあるので、森氏やトンデモ本認定されてしまった著書をお持ちの方は本書をある程度参考にした方がよいと思われます(個人的には、形式に偏るのも好きではありませんが…)。

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    2009年10月04日