ジェイン・マクゴニガルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゲームは、暇つぶしの、人生の浪費や現実逃避ではない。人間の能力を高め、目的に向かって課題を解決し、世界を変革することのできる道具である。
フィクションばかりで、こういった「啓蒙書」?的な本はほとんど読まないのだけれど、上の主張を、「ゲーム好きの言い訳」に終わらせない、説得力のある理論と実践に引っ張られ、最後まで読み通すことができた。
いわゆるネットゲームから縁遠い自分には、想像できていなかった世界。こういう思想が「学問」として成立していることに驚き。実践がネットワーク(ソーシャル、集合知)偏重と感じることもあったが、「むすび」にある、3000年前のリディア人との違いを読んで納得。ゲームによる -
Posted by ブクログ
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ゲームとは、取り組む必要のない障壁に主体的に取り組むこと。
そのプロセスにおいて自らの能力を精一杯に発揮することが
フロー状態を作る。
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ゲームに取り組むことで得られるのは、
より満足のいく仕事、
より高い成功への希望、
より強い社会的なつながり、
より大きな存在の一部になること。
いずれもが根源的な欲求に根ざしている。
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自らの活動を「ゲームとして構成する力」が身に付けば、
ものすごく生産的に自分の行動をコントロールできるように
なるのではないか。
内発的に動機づけられ、
ゴールが明確になっており、
実現のためのプロセスが明確になっている。
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Posted by ブクログ
ざっくりとした自分なりの解釈として
現実にゲームの要素を取り入れれば、もっと世の中が良くなるじゃない?って内容。
ゲーム固有の四つ特徴として
・ゴール
プレイヤーが達成すべき具体的な成果のこと。
プレイヤーの注意を引きつけ、ゲームへの参加を促し続ける。
ゴールとは、プレイヤーに目的意識を与えるもの。
・ルール
プレイヤーのゴールに達するうえでの制約をもたらす。
ゴールに達するために1番わかりやすい方法を奪うか制限を加えることで、プレイヤーはまだ発見できていない方法を模索せざるを得なくなる。
ルールは創造性を解き放ち、戦略的な思考を促す。
・フィードバックシステム
プレイヤー -
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Posted by ブクログ
ネタバレゲームや集合知の力を色々な角度から書いた分厚い本。
ゲームを使うことで日常生活がより幸せになり、大切な人達ととより強いつながりを維持し、がんばったことに対してより大きな見返りを手にし、現実世界を変える新しい方法をゲームは持っているとの事。
下記、本書で上げられた14の項目
1.取り組む必要のない障壁に取り組む
2.感情の活性化
3.より満足のいく仕事
4.よりよい成功への希望
5.より強力な社会的つながり
6.壮大なスケール
7.心から参加すること
8.意味のある報酬を、それがもっとも必要なときに得られるようにする
9.見知らぬ人々ともっと楽しむ
10.幸せハッキングをしよう
11.接続可