木元寛明のレビュー一覧

  • 戦術の名著を読む
    戦術関連の名著を下記の5つの分野に分けて紹介している。
    ・戦術学の基礎
    ・戦術の適用
    ・状況判断
    ・情報と後方支援
    ・戦場心理

    あるべきリーガルオペレーションを考える上でのヒントを、戦術関連の名著を扱う本書から得たいという問題意識で読んだところ、状況判断、情報と後方支援のところが参考になった。
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  • 戦術の名著を読む
    経営戦略や組織論のセオリー等に重要な影響を戦術は与えています。本書は、軍事マニアでなくてもかなり面白い内容です。しかし、戦争に勝つという具体的な目標設定が最もクリエイティビティを発揮している事実は少し悲しい。。
  • 戦術の名著を読む
    クラウゼヴィッツの戦争論は知っておりましたが、ジョミニの戦争概論、日露戦争で活躍した秋山真之について改めて調べようと思いました。
    戦術を学ぶ、知ることになんの意味があるのかと思う方がいらっしゃると思いますが、好きな方にはハマると思います。
  • 戦術の本質 戦いには不変の原理・原則がある
    これを読んで、「よっしゃバチこい敵国!」なんて思わないですがね。昔のアメリカドラマであった朝起きたら、占領されてたからゲリラ活動で祖国解放やとも思わないですけど。

    敵と味方が双方、命を賭けて知謀の限りを尽くすって意味では、人間の歴史って似たようなこと繰り返してるんですよね。武器は、刀や槍から、ドロ...続きを読む
  • 戦術の本質 戦いには不変の原理・原則がある
    ちょうど戦術の知識がほしかったのでよかった。
    戦闘の要素を網羅的に簡潔に収めた一冊。
    見開きで説明とビジュアルが1Pずつさかれていて読みやすい。
    とっつきやすく、ざっくり概観をつかむにはよかった
  • 陸自教範『野外令』が教える戦場の方程式 改訂版
    戦史等を戦いの原則に基づいて解説した読み物。
    分かりやすく学べる内容であるが、野外令そのものに興味があったので、タイトルに期待していた分、物足りなさもあり。
  • 戦術の名著を読む
    ブックガイドであるが、入手困難本や未邦訳(完訳がない)の本が枢要を占めているところに主張が感じられる。
    要するに、ジョミニ『戦争概論』が日本で軽視されてきたことを嘆いている。クラウゼヴィッツ『戦争論』と双璧をなす存在なのに旧日本軍にほぼ無視され、そのまま現在に至っていることが嘆かれている。
    ジョミニ...続きを読む
  • 戦争と指揮
    指揮について、元陸将補が自らの経験や米陸軍、戦史から得られた教訓を書き記す。
    C2で括られる指揮と統制の違い、日本陸軍の行き過ぎた参謀のエリート化、米陸軍のMDMPと呼ばれる状況判断プロセス、上級司令部は計画策定に3分の1の時間で残りは指揮下部隊の持ち時間という3分の1ルール、指揮官の位置、リーダー...続きを読む
  • 戦車の戦う技術 マッハ5の徹甲弾が飛び交う戦場で生き残る
    戦車の歴史と兵器としての特性をわかりやすく解説します。

    一撃必中、先制攻撃しか勝つ手段がない。

    また、装備の差があればその時点で負け。つまり、戦場に出る前に勝負はついている。

    戦車には戦車、という常識を変えた一戦とは?

    興味深く読めました。
  • 気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える
    いずれ小説を書く時のネタにならないかと読み始めた。

    雨や雪、暑さや寒さが兵隊たちの行動を阻害するのは知っていたけれど、これほどまでに影響が出るのかと、しみじみ思った。
    また、「実際に目で見えること」の大切さ、近代化された米軍でも、そこは大事にしているということが、新鮮だった。何より、近代化を進めた...続きを読む
  • 気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える
    気象予報は近年、気象衛星により格段と精度が上がった。「ひまわり」が稼働して40年余、現在の8号は随分高性能となり、加えて様々な地上データや各国の気象機関との連携、最新のアルゴリズム導入で信頼度は高い。かつて天気予報と宝くじは当たらぬモノの代名詞だった。ましてやナポレオンの時代、その後第2次世界大戦時...続きを読む
  • 戦争と指揮
    軍隊における指揮命令やマネジメントについて記した本で、経営などにも応用できそうな内容。
    旅団・師団といった専門用語の知識を持っていないとやや読みづらいが、1/3ルールなど、興味深い内容もある。
  • 戦術の本質 戦いには不変の原理・原則がある
    創作で使おうとしつつ、あわよくば日常生活?にも役立てようと読んだ。
    今後、もっと難しい本を読むときの入門にもなればとも。

    分かりやすくまとまっていて、とっかかりにはとてもよかった。
    こういうことが分かっていると、世界情勢のニュースがちょっと怖くなる。何から目を反らしどういうことをいってほしいのか、...続きを読む
  • 戦術の本質 戦いには不変の原理・原則がある
    左半分がコンパクトな説明、右半分がビジュアルやチャート化して、読者を選ばない最適な入門書。

    翻訳されていない、戦術のサイエンス化、戦車を活用した電撃戦を提唱というイノベーションと断言してもおかしくないイギリス軍事学者フラーの紹介は、学びの、きっかけになった。

    陸上自衛隊出身の著者だけに、陸上戦中...続きを読む
  • 自衛官が教える「戦国・幕末合戦」の正しい見方
    いくつかの戦国合戦と幕末合戦について、元陸自幹部の著者が軍事・軍略の観点から解説する本。ただ、歴史解釈がステレオタイプな通説に基づいており、せっかくの軍事学のプロの観点があまり生きていない気がする。