【感想・ネタバレ】戦争と指揮のレビュー

あらすじ

新型コロナウイルスによるパンデミックのなか、日本のリーダーたちの右往左往する姿が連日伝えられている。
迷走を続けるリーダーたちの姿は、まるで日本を焦土に導いた太平洋戦争のリーダーにも重なる。
アメリカでは軍事マネジメントと経営マネジメントは、不離一体のものとして相互に影響を及ぼしながら発展してきた。今、迷走を続ける日本のリーダーたちの姿は、軍事に目を背け続けてきたツケなのかもしれない。
本書は、元陸将補で軍事史研究家の著者が古今東西の戦例や米軍の教範「フィールドマニュアル」を参考に、指揮官のあるべき姿を模索したもの。
現場指揮官の目線で、豊富な事例と米軍の研究成果を交えながら「指揮の本質」を明らかにする。
作戦術、意思決定のプログラム化、リーダーの義務(ノブリス・オブリージュ)、人材マネジメントなど、軍事のみならずビジネスシーンでも応用可能な内容になっている。

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Posted by ブクログ

指揮について、元陸将補が自らの経験や米陸軍、戦史から得られた教訓を書き記す。
C2で括られる指揮と統制の違い、日本陸軍の行き過ぎた参謀のエリート化、米陸軍のMDMPと呼ばれる状況判断プロセス、上級司令部は計画策定に3分の1の時間で残りは指揮下部隊の持ち時間という3分の1ルール、指揮官の位置、リーダーの資質、通信システムの発展など。

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2021年06月19日

Posted by ブクログ

軍隊における指揮命令やマネジメントについて記した本で、経営などにも応用できそうな内容。
旅団・師団といった専門用語の知識を持っていないとやや読みづらいが、1/3ルールなど、興味深い内容もある。

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2021年02月28日

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