町田明広のレビュー一覧

  • 幕末維新史への招待

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    最新の研究に基づく史実を脚色なく、一方で学者チックな難解さが少ない簡潔な内容となっていて、幕末マニア的にはなかなか面白かった。司馬史観や大河ドラマなどに洗脳されてしまっている坂本や長州藩士の盲目的なファンには是非一読してもらいたい。

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    2023年07月10日
  • 新説 坂本龍馬(インターナショナル新書)

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    読む前は、過大評価されている坂本龍馬説への非難かと思った。しかし、実際に読んでみると、過大評価や捏造されてたと思われている点、逆に過小評価や触れられていない出来事など、様々な指摘がしてあり、興味深かった。やっぱり、龍馬は、凄かった!

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    2022年03月13日
  • 新説 坂本龍馬(インターナショナル新書)

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    2018年大河ドラマ「西郷どん」放送の折り、
    Twitterで史実に基づいた解説をしてくださっていた町田先生による
    坂本龍馬本。
    ※町田先生ツイートがなかったら脱落していたほど、
    あれは酷かった……。

    私自身は幕末にくらく、司馬遼太郎作品にも興味がなく、
    三十代の頃に「篤姫」でちょこっと興味を持った程度でしたので
    「司馬史観」なるものを持っていないのですよ、ありがたいことに。

    これまでの史観を覆す、ちゃんと史料から読み解かれた本ですので
    実にありがたい。
    まだ読んでいる途中ですが、忘れない内にレビュー欄を埋めました。

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    2019年11月08日
  • 島津久光=幕末政治の焦点

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    私にとって幕末史理解のバイブル。薩摩がいかに倒幕路線に至ったかを深く理解できた。小説などでは、薩摩が当初から倒幕路線だったかのように描かれることが多いが、久光の行動を通して見ることで、必ずしも倒幕が必然でなかったことがわかる。

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    2018年10月09日
  • 新説の日本史

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    歴史の本を読む時、時にはかなり古い本にも手を出すことがあり、正しい知識を持っていないと誤った歴史を史実として学んでしまうことがある。そんな自分の知識をアップデートしたいと思って手に取った本。自分と年齢の近い、若い研究者の人達がそれぞれの研究分野や時代の新説を解説してくれていて、内容もかなり簡単でわかりやすい。倭の五王の話や、関ヶ原の戦いの原因などは特に面白く読んだ。最後のブックガイドも参考になり、より深く理解するためにここから本を読んでみようと思った。個人的にははじめにに書かれた新説も詳しく知りたくなった

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    2022年05月05日
  • 新説の日本史

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    学校で習った歴史は誰かが教えやすいように作った物語だったのかもしれない。
    もしもコレがこうだったら…と言うものもあっただろうし
    このエビデンスはないんだけどこうしておけ!だったのかも知れない。

    よくよく調べたらこちらが濃厚だとか、見方伝え方によってはこちらが正しい、それが新説の日本史なのではないかと思う。

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    2022年01月04日
  • 新説の日本史

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    一般向けで大変読みやすいです。それぞれの時代で扱うテーマが少なく物足りなさを感じるので、続編希望です。

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    2021年05月02日
  • 新説の日本史

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    ネタバレ

    驚くよ「坂本龍馬は薩摩藩士」「仮想敵国のおかげで予算ゲットしたから開戦」「1609年江戸の人口は15万人」「義輝は御所巻からの勢いで殺害」

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    2021年02月25日
  • 新説の日本史

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  古代(河内春人)
    第2章  中世(亀田俊和)
    第3章  戦国(矢部健太郎)
    第4章  近世(高尾善希)
    第5章  幕末(町田明広)
    第6章  近現代(舟橋正真)

    <内容>
    近年の研究成果をコンパクトにまとめたもの。文章も読みやすく、ざっと確認できる。幕末などはかなり斬新な内容が載っている。

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    2021年02月22日
  • 新説 坂本龍馬(インターナショナル新書)

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    司馬遼太郎「竜馬がゆく」の影響が余りに大きい中、坂本龍馬の実像を探る歴史学者の一冊。

    政治家が、尊敬する人物なんかで定番の坂本龍馬。多くは司馬遼太郎のキャラの影響だろう。では歴史学として、坂本龍馬の実像はどうだったのか、龍馬ファンの歴史学者が近年の解釈からその実像を示す。

    亀山社中や薩長同盟の存在を疑問視したり、小松帯刀と近藤長次郎の役割を高く評価したり、龍馬暗殺の犯人も明確に示すなど、司馬遼太郎ファンには驚きの内容。

    ただし歴史学者の著作なので、文体は単調。歴史学は歴史学、小説は小説と割り切った方が良い。

    過去の学問である歴史が時代を経て解釈が進んでいくというのがなんとも面白い。全国

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    2020年10月19日
  • 新説 坂本龍馬(インターナショナル新書)

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    著者の幕末史研究の真髄が一般書向けにわかりやすくまてめられている。秀逸な本。わかりづらい幕末の政治史が、龍馬の動きとともに、よくわかる。龍馬の活躍は小説の世界だけではなかった。もし明治の世まで生きていたら、何をしていただろう。小松帯刀総理のもとで、外務大臣?

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    2019年10月22日
  • 島津久光=幕末政治の焦点

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    西郷・大久保の雄飛、慶喜の将軍就任、長州の変転……
    幕末史の筋書きを決定づけた男

    時は、幕末がいまだ「政治の季節」であった文久期。幕府の権威が根底から揺らぎ、過激志士らの暴発に朝廷がおびえる中、その動向をもっとも注目された男こそ、島津久光であった。久光の指揮の下、小松帯刀、大久保一蔵、中山中左衛門、堀次郎ら、実力ある藩士たちが、京都の中央政局を舞台にして、幕末の行方を決定づける政争をくりひろげてゆく。史料を丹念に読みこみ、幕末政治史にあらたな光をあてる意欲作!(2009年刊)

    第1章 久光体制の確立と上京政略
    第2章 錯綜するイデオロギー
    第3章 率兵上京と中央政局
    第4章 寺

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    2013年09月22日
  • 人物から読む幕末史の最前線(インターナショナル新書)

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    <目次>
    第1章  井伊直弼~植民地化から救った英雄か?
    第2章  吉田松陰~長州藩の帰趨を左右した対外思想
    第3章  マシュー・ペリー~日本開国というレガシーを求めて
    第4章  徳川慶喜~真の姿が見えにくい「強情公」
    第5章  平岡円四郎~慶喜の政治活動を支えた周旋家
    第6章  島津久光~政治の舞台を京都に移した剛腕政治家
    第7章  渋沢栄一~農民から幕臣、そしてパリへ
    第8章  松平容保~京都守護職の苦悩と元治期の政局
    第9章  佐久間象山~暗殺の真相と元治元年夏の流言
    第10章  坂本龍馬~活躍の裏には”薩摩藩士”としての身分があった!?
    第11章  五代友厚~幕府を出し抜いたパリ万博へ

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    2023年12月31日
  • 新説の日本史

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    日本史についてこれまでの通説と違った新設を扱った一冊。

    オムニバス形式なので、内容にばらつきがあるもの、読み物としては面白かった。

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    2022年09月26日
  • 攘夷の幕末史

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     著者の言いたいことは、幕末の政争を“尊王攘夷"vs.”公武合体“と捉えるのでは見誤ることになる、主たる対立軸は、「攘夷」に関する時期や方法についての違いであり、言い換えれば「未来攘夷」か「即時攘夷」かの対立である、とする。

     本書前半では、そもそもなぜ攘夷なのか、経世家や為政者の対外認識、理論的、思想的背景としての「日本型華夷帝国」思想が論じられ、また18世紀後半からのロシアの脅威が直接の引き金となって、国防・海防意識が醸成されていった経緯などが説明される。

     後半では、主として文久年間に焦点を当て、攘夷がどのように、どの程度実行されたのか、どのような影響を政局にもたらしたのか

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    2022年04月29日
  • 新説の日本史

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    どちらかというと、この分野に馴染みのない人向けといった感じの語り口で、さくっと読めた。内容としては各説の概要といった印象なので、入口的な位置付けの本かなぁ。

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    2021年02月16日
  • 島津久光=幕末政治の焦点

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    文久年間の薩摩の状況がわかる本。
    幕府に参与しようとする久光と久光四天王の動き、朝廷、公家への働きかけが丁寧に描かれています。

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    2010年07月11日