柳沼行のレビュー一覧
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まだちょっと荒削りかな。それでも空気感や雰囲気作りはすごく上手いと思う、どこかもの寂しいんだ。
それよりむしろ、相変わらず読み切りの完成度がすごい。裏表紙の経歴に一連の読み切りで人気が出た、みたいに書いてあったけどこれは納得。
今回の読み切りは重すぎる内容だった。小学生の女の子であるがゆえに事態の本当のところの中身みたいなものは理解できていなかったのが、ある意味救いであったかもしれないと思う(もちろんアスミが無神経だったとかそういう話ではない)。もちろんアスミが悪いわけではない、アスミの父親だってもちろんそう。でもかさねと母親の反応も無理からぬことだ。そういうやるせなさや、最後に仲直りでハ -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙飛行士を目指す15才の少女・鴨川あすみ。東京宇宙学校・宇宙飛行士コースで成長していく。ちょっと未来の設定で、2010年に日本初のロケット・獅子号が打ち上げに失敗。2024年から物語は始まる。
あすみは、ちょっと霊感の強い女の子で、昔に日本のロケット事故で死んだ青年の幽霊・ライオンさんが見えたり、独特の世界観のなかで生きている。お父さんは、そのロケットの設計にたずさわった人でもあり、お母さんはロケット事故で怪我をして亡くなっていたり、涙ものの部分も多いが、
宇宙学校があったら、こんなかんじかも!?という厳しい試験や学校生活が面白い。