ますむらひろしのレビュー一覧

  • グスコーブドリの伝記 猫の事務所 どんぐりと山猫

    Posted by ブクログ

    アタゴオル物語のヒデヨシも素晴らしいが,ますむらひろしの作品の中では銀河鉄道よりも,このグスコーブドリの伝記が最高傑作だと思う。

    0
    2023年10月13日
  • 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    登場人物をネコに置き換えた「銀河鉄道の夜」。
    「銀河鉄道の夜」というとノスタルジックではあるけれども、物悲しい気持ちのまま終わるので、少し鬱々とした気分に苛まれるという印象だったのだが、「銀河鉄道の夜 初期形(ブルカニロ博士篇)を読むと、少し希望に満ちた終わり方となっているので好印象を受けた。
    「銀河鉄道の夜」にはいくつかの版があることを初めて知った。

    0
    2023年10月01日
  • イーハトーブ乱入記 ――僕の宮沢賢治体験

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治作品を漫画化している ますむらひろし による宮沢賢治エッセイ。
    ますむらひろしの漫画の舞台である「ヨネザアド大陸」の「アタゴオル物語」という名前は、宮沢賢治が故郷の「岩手」を実在するドリームランドとして「イーハトーブ」と呼んだことから、では自分の自分のドリームランドはなんだろう?として故郷の「米沢」と、暮らしていた「愛宕」をそのようにつけたのだそうだ、ふーーん。

    ますむらひろしが漫画化した宮沢賢治童話では、人間をネコとして描いている。
    漫画化にあたっては、宮沢賢治研究者や、弟の宮沢清六さんにも会って、貴重なお話をいただいたり、自分の解釈に同意してくれたり、ますます困ってしまったり、と

    0
    2022年08月28日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    現在刊行中の「銀河鉄道の夜 四次稿編」を読んでたら、無性に比較したくなって購入。80年代に書かれた四次稿ベースの「最終形」版と、三次稿ベースの「初期形<ブロカニロ博士篇>」版が収録されている。「最終形」版も原作に忠実ではあるが、「四次稿編」版に比べると随分端折ってるなぁという印象。単体で読む分には駆け足という感じではないので、正確にいうならば「四次稿編」がどんだけ丁寧に描いてんだという話ではある。「初期形」版は原作の方を読んでないので原作との違いどうこうは判らないけど、序盤がかなり簡潔なのと、ラストでブロカニロ博士が登場するとこ以外は思ってたほど四次稿と違いはないのだな。

    0
    2021年05月27日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    ますむらひろしの銀河鉄道の夜のアニメ版を幼い頃から何度も見ていた。アニメは最終形を採用しており、細田守さんの音楽と、細かな説明がされていない分芸術性が高いが、この漫画を読んで宮沢賢治がこの物語をどのような位置づけで、どのように書きたかったか、が垣間見れた。ブルカニロ博士篇は、最終形よりもジョバンニの性格が内向きで、その年頃の少年らしくちょっと捻くれていると感じる。また後半に博士が登場し、少し説明が過ぎる印象。そのため、賢治はより童話らしいものに書き変えを試みたのだとわかる。宮沢賢治の才能には、幾つになっても驚かされる。

    0
    2020年09月11日
  • アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-

    Posted by ブクログ

    1976年から現在も書き進められている「アタゴオル」の最初期の単行本です。
    架空の世界アタゴオルを舞台に、立って歩き、お酒が大好きな猫ヒデヨシを中心としたファンタジーです。
    でも、当時の漫画界ではファンタジーがあまり理解されておらず、二本足で歩く猫はギャグ漫画と勘違いされたようです。
    アタゴオルは著者のライフワークとして書き進められ、シリーズ全体で600万部以上を売り上げ、アニメ化もされ、大人気シリーズへ成長してきました。
    どの話も余韻を含んだエンディングで、フワフワ感満載です。

    0
    2014年04月22日
  • アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-

    Posted by ブクログ

    大好きです。アタゴオルで暮らしたい。釣りして笛吹いて酒のんで星みて遺跡の謎をといて季節を感じて生きたいなぁ。

    0
    2013年12月21日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    よいまんが化ですよねこれ。何年前に読んだか…登場人物がみんな猫に置き換えられていて、その違和感で最初なんだかな…だったけど、読み進むと慣れてきて、ちゃんと賢治の世界。そいえば映画版も猫だったじゃないか。あれもすき。これは初期形も読めるので嬉しい。また読もう。

    0
    2013年02月08日
  • ますむら・ひろし 宮沢賢治選集 1 グスコーブドリの伝記

    Posted by ブクログ

    絵を見るまでどういう漫画家さんなのか全く存じ上げていませんでした。ああ、この方だったんですね。
    僕が頭のなかで賢治の作品を読みながら描いていた描写とはまた違ってはいますがどこのコマもシーンも丁寧に原作からひろおうとした思いがあふれていて読んでいてとても楽しかった。カイロ団長の描写の明るさが大好きです。猫の事務所の獅子のたてがみの描き方いいなー。

    0
    2013年02月03日
  • アタゴオル 外伝II ヨネザアド物語

    Posted by ブクログ

    アタゴオル物語以前に描かれたシリーズ。

    ヒデヨシ、テンプラ、ギルバルス、パンツなど後にアタゴオル物語に出てくるおなじみのキャラも登場するが、その役回りや見た目はかなり異なっている。

    ヒデヨシはアタゴオル物語より、かなりまともな性格、テンプラはヒゲをはやした老け顔(映画「明日に向かって撃て」でロバート・レッドフォード演じるサンダンス・キッドがモデルらしい)
    パンツは、ほとんど「その他大勢」の一人(いや一匹)、ギルバルスは、かなり悪人顔になっている(名前も違っている)

    後のアタゴオル物語に通じるようなエピソードもあるが、全体としてシュールでブラックな話が多い。
    また登場するキャラも、どこか水

    0
    2012年12月23日
  • アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-

    Posted by ブクログ

    専門学校生の頃に、ぐうぜん本屋さんで発見してファンになりました。

    あの頃、ヒデヨシが何かのCMに出ていましたね。

    0
    2012年09月30日
  • アタゴオルは猫の森 18

    Posted by ブクログ

    ああ、これで終わりなのかと思うと切ない。アタゴオルには私を励ます言葉が一杯あったから。ぜひ続きを描いて欲しいんだけどなぁ〜。ヒデヨシが大好きなんだよ!最高の猫漫画なんだよ!(笑)

    0
    2012年03月11日
  • アタゴオルは猫の森 1

    Posted by ブクログ

    まだまだ続くアタゴオルシリーズ。思い入れがあるのでアタゴオルが1番好きだけど、猫の森も変わらぬ世界観で素敵。それにしてもギルバルスは愛されているなあ…

    0
    2011年08月18日
  • アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-

    Posted by ブクログ

    この世界観大好き!食い意地の塊でどうしようもないけど憎めないやつ(猫)、ヒデヨシを中心とした不思議物語。脇役たちもいい味出してる。私はパンツが好きです。いや、変な意味で無く。(※パンツ=帽子がキュートなインテリ猫のことですよ、念のため)

    0
    2011年04月14日
  • アタゴオルは猫の森 11

    Posted by ブクログ

    ますむらひろしは、1952年10月23日山形県米沢市生まれのマンガ家。

    該当本は、単に視覚的に目立つ赤っぽい色を使っているというだけでチョイスしました。

    ますむらひろしといえば、宮澤賢治の生まれ変わりか、それとも乗り移ったのかと間違われそうな一見すると宮澤賢治もどきのようですが、それがただの猿真似じゃない宮澤賢治のエッセンスを200%噴出した、つまりただ単にセンス・オブ・ワンダーを持つマンガ家というだけでなく、本人以上にパワーアップした宮澤賢治×2としてこの世に出現してきたのです。

    彼が描いた朝日ソノラマ版の宮澤賢治童話集・全6巻(1983年刊行)は、それ以前に本物の宮澤賢治を読んだ後で

    0
    2011年09月15日
  • アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇-

    Posted by ブクログ

    行ってみたい場所ナンバーワンのアタゴオル。ヒデヨシは漫画史上、特筆すべきキャラクターだ。人から嫌われる要素の寄せ集めのような猫なのに、読者は絶対に憎めないのだから、スゴイ。

    0
    2009年11月15日
  • アタゴオルは猫の森 14

    Posted by ブクログ

    無条件でますむらひろしは好きなので…。

    ますむらひろしと同じ雑誌で漫画を描きたいと思って漫画を描いてみた事がある(笑)
    途中であまりの面倒くささにくじけたが…。
    賞を獲った暁には「ますむら先生と同じ雑誌で描きたいと思ったんです!!」
    という台詞まで用意していたけれど(笑)

    テンプラとパンツの夢のお話が好きです。
    絵の具を探す話と、キリがない読書街道。

    0
    2009年10月04日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    とにかく猫好き必読の書です。宮沢賢治のストーリーが素晴らしいのだけど、それを人でなく猫が演じる事で、更におもしろみや悲しみ、はかなさをあおるんじゃないかなあ。

    0
    2009年10月04日
  • アタゴオルは猫の森 1

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治風の不思議なゆめのくに。心の中にたくさんのおくりものを届けてくれる本。やんちゃなヒデヨシがカワイィ。

    0
    2009年10月04日
  • アタゴオル 10 -アタゴオル篇-

    Posted by ブクログ

    全10巻1〜4巻“アタゴオル物語篇”5〜8巻“アタゴオル玉手箱篇”9・10巻“アタゴオル篇”

    0
    2009年10月04日