矢口史靖のレビュー一覧
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不幸な事故で娘を喪った佳恵は、骨董市で精巧な娘人形を見つける。娘の代わりのように愛情を注ぐうちに精神状態が回復し新たな子に恵まれたものの、そこから奇怪な出来事が始まった。不可解な怪奇現象、捨てても戻ってくる人形、再び精神状態が悪化する佳恵に危惧を感じた夫の忠彦は人形の由来を調べることにするが……。
「ドールミステリー」とされていますが、バリバリのホラーミステリです。とことん怖い、そして面白い。映画のノベライズだけれど、これ単品でも充分に楽しめそう。動画の観られるQRコードもついていて、この動画にもまたぞくぞくします。
こういう物語は定番でありがちかなと思いますが、それでも充分面白いし。人形の正 -
Posted by ブクログ
極端な状況での脱文明、脱ITの強制執行。ただし、その理由は謎。
デフォルメされた情けない空威張りの父親像が非常によく描けている。
今、戦争になっているウクライナから脱出している国民の状況にも通ずるものがある。ロシア側でも食品を貯蔵していて、自給自足農園を持っている家庭が多い部分にも通じる。
翻って日本はどうか。
都市圏に住む世帯にはそんなバックアップもなければ、非常手段もない。あっという間にパニックになり、飢えてしまうだろう。
3.11を経ても、都市生活のライフラインの脆弱さが身につまされる。
日本の国民も明日は我が身と思って生きた方が良いのだろうか、と考えさせるきっかけになる1冊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画→小説。
映像の中で「?」と思っていた箇所の意味が回収できてよかった。
結衣がライン面倒くさそうに返信しているとこ、教室に入る前に軽く気合いれるとこ。
めんどいグループに入ってしまっていたからね、なるほど。
マンションのおばあさんがなくなったのは、おそらく透析?が出来なくて亡くなったのかなということ。
大阪で光恵が義之にぶちぎれるとこ。まじポンコツなダンナだってわけね。
鈴木家はマイペースでしっかり者の奥さん光恵がいたから回っていたってわけ。というかたいていの日本の家庭は、しょうもないダンナとしっかり者の妻の我慢でなんとかなっている。
映画になかったシーンもいくつか。
広島空