ロバート・L・スティーヴンソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
☆☆☆ 2024年2月感想 ☆☆☆
これまで一度も読んだことがなかった名作だが
長男に子供向け簡易版を読み聞かせして、「これは面白い」と思ったので手に取ってみた。大人にとっても面白い本だが、10歳ぐらいで読んだらきっともっとワクワクしただろうと思う。
港にたたずむベンボウ提督亭で働く少年・ジムが主人公。そこを訪れる謎の船長。そこから始まるストーリー。リブジー先生がいつもクールでかっこいいし、郷士のトリローニさんは口が軽いが憎めない存在。
恐ろしい海賊たちや、片足のシルバー。それぞれが魅力的な存在だ。「十と五人が死人の箱に。ヨウホのホウでラム酒一本!」という歌がところどころで歌われ、それも -
Posted by ブクログ
ネタバレ二重人格の物語としてあまりにも有名なので、ミステリー小説という面から見れば、トリックを知ってから読んで楽しみが減ってしまった感じはあるが、怪奇小説、そして、二元論の物語としてはとても面白かった
『ヘンリー・ジキルが語る事件の全容』の章で明らかになることだが、
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薬を飲む→悪の自分が出てくる
また薬を飲む→善の自分に戻る
⚪︎
薬を飲む→普段押さえつけている自分が出てくる(善であろうと悪であろうと)
また薬を飲む→2つの人格が入り混じったいつもの自分に戻る
↑このシステムなのが物語の深みを増してるなと思った
自分がもし薬を飲んだ時にどんな自分が現れてしまうのかちょっと興味ある
善と悪 -
Posted by ブクログ
有名な小説らしいけど本屋でたまたま見かけて手に取ってそれまで全く知らなかった。ジキル博士とエドワードハイド、二人が実は同一人物でジキル博士は二重人格を持っていたことが話を読み進めていく中で明らかとなる。善の心を持つジキル博士は自分のうちなる心に衝動的な悪が存在することに気づき自身で薬品を開発して内なる悪を表に出すことに成功する。それがハイドでジキル博士とは姿形まで異なり一目見ただけで相手を不快にさせ恐怖させる顔つきになる。ジキル博士は薬品を飲み二人の人格を行き来するがそのうちハイドが主となり最後は自殺をして人生を終える。
誰もが悪の心を持っていると思っていてそれを表面化しないようにして生きてい