ロバート・L・スティーヴンソンのレビュー一覧
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海賊の私物箱から宝の地図を手に入れたジム少年が、信頼できそうな大人と共に宝探しに出かける冒険小説。
船員たちそれぞれの思惑に翻弄されつつも、自分の力でなんとかしようとするジムの行動力が見どころ。
船を取り戻すシーンは天晴れだった。
頭の回転は早いけど、それ以外は結構普通の少年で、怯えたり泣いたり。海賊たちに囲まれて、銃撃戦の場にもいて…。想像より大分血生臭い話だった。
真っ当な大人になってくれよと祈るばかり。
あとがきに、子供の頃読むのと、大人になってから読む違いを感じるものいいと書いてあって、子供の頃に読んでいなかったことをちょっと後悔。
それはそうと、スティーブンソンて『ジーキル博士 -
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☆☆☆ 2024年2月感想 ☆☆☆
これまで一度も読んだことがなかった名作だが
長男に子供向け簡易版を読み聞かせして、「これは面白い」と思ったので手に取ってみた。大人にとっても面白い本だが、10歳ぐらいで読んだらきっともっとワクワクしただろうと思う。
港にたたずむベンボウ提督亭で働く少年・ジムが主人公。そこを訪れる謎の船長。そこから始まるストーリー。リブジー先生がいつもクールでかっこいいし、郷士のトリローニさんは口が軽いが憎めない存在。
恐ろしい海賊たちや、片足のシルバー。それぞれが魅力的な存在だ。「十と五人が死人の箱に。ヨウホのホウでラム酒一本!」という歌がところどころで歌われ、それも -
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ネタバレ人間というものは最終的に、それぞれ異なる
多種多様な独立した住人たちの住む純然たる集合体
として理解されるようになるだろう。
抑制が利かず、汚辱にまみれる私も、白日のもと、
知識の蓄積や、人の悲しみや苦悩の救済に勤しむ私も
「どちらも同じ私」だった、と振り返るジキル。
ここの部分を読んで
平野啓一郎さんの分人主義を思い出した。
平野さんは「人間が複数の人格の集合体である」
と捉えることを前向きに捉えていたと思うけど、
逆にジキルはこれが悩みの種になっている。
「相容れない二本の薪がひとつの束に
くくりつけられていることこそ、
人類の呪いなのではないか。
悶え苦しむ意識という子宮の中で、
北 -
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テーマは良いが、思ったより読みにくかった。難しいという読みにくさではなく、個人的に分かりづらい書き方(淡白すぎるのか?)な気がした。解説にもあったが、この本はミステリー要素も感じるし、『オペラ座の怪人』に似た、ゴシック味も感じた。基本的に暗い調子で、話の筋だけなら最後の手紙部分だけで十分だが、友人側と本人側両方から見れる作りになっているのは凝っている。だが読んでいる時は、特に友人パートが分かりにくさを感じがちだったので、最後の手紙による告白が良かったと思った。なかなか建物の様子とか街並み、時代背景を理解できていないと、情景のイメージが付きにくかった。次第に薬を飲まずともハイドになってしまい、